マイナーチェンジをした新型ゴルフヴァリアントに試乗してきたので、またインプレを書きたいと思います。マイナーチェンジしたバージョンは7.5と表現されているようですね。今年は結構試乗しているかも(^_^;)いろいろなクルマに乗る楽しみに目覚めてしまったかもしれません。
今日は私一人で子ども二人を連れていき、試乗車にも子ども二人同乗してもらったので実際と同じような乗車人数で試すことができたと思います。
試乗車:ゴルフヴァリアント ハイライン
1.4リッターターボエンジンを積んだ、高い方のグレードです。車両価格は339万でした。車幅は1800ありますが全長が4575に抑えられており、最小回転半径も5.2mなので取り回しはとてもしやすい感覚でした。トランクはかなり広めに確保されており荷物はたくさん積めそうでしたが、その分後席のスペースは少なくなっていました。5人座るには厳しそうで、特にベビーシートを後ろに2つつけると真ん中の席に座るのは難しいだろうと思いました。
さて、試乗した印象ですが、完成度がとても高く、フォルクスワーゲンはやはり凄いな...と唸らされることになりました。上質でしっかりとした走りの質感はCクラスに似ているのですが、街乗りがしやすいように操舵感やアクセルレスポンスをチューニングしているようなイメージです。街乗りにはこれがベストでは、と思える出来で、正直なところ遠乗り以外であれば私のアウトバックよりも断然こっちが良いな、と思ってしまいました。
○加速感
1.4リッターターボですが1.4リッターであることが信じられないくらいの加速力、そしてレスポンスです。試乗コースに上り坂で幹線道路に合流するコースがあったのですが、びっくりするほどのレスポンスの良さと加速感で、2.5リッターのBSアウトバックよりも加速感は上回っているんじゃないか、と思ってしまいました。試乗コースの最初がこの幹線道路への合流でしたが、この最初の数百メートルで、「これはとんでもなく出来が良いな!」と思いました。
○操舵感
ステアリングはレガシィよりも一回り小さく、低速時では良く切れて回しやすく、とても扱いやすいように感じました。ハンドルを切ったときのレスポンスもクイックすぎるわけではなく適切で、素直にスッと向きを変えるイメージです。スピードを出すと重くなって安定感が増します。この感覚はCクラスの操舵感に近いですが、低速ではより扱いやすくなっており、街乗りではこっちのほうが良いなと感じ、心地よいハンドリングでした。
○運転のしやすさ
スバル車にひけをとらないくらい視界がよく、とても運転しやすい感覚でした。車体も大きすぎず曲がりやすいので、街乗りは本当に運転しやすいです。
○乗り心地·静粛性
乗り心地は短めの試乗コースだったのであまり印象に残らず...ただ不快な揺れや振動はありませんでした。
静粛性はこの前乗ったインプレッサでも随分良いと感じましたが同じくらいに良いと感じました。
○総括
街乗りでは欠点がまるで見当たらないくらいの渾身の出来です。正直なところ欲しくなりました(^_^;)あとはフル乗車での中央道登りのワインディングでも不満のない加速感・安定感で走れれば完璧ですね。これを試すには1日試乗をしないとダメだろうなあ。
ただ問題なのは後部座席の狭さで、うちは稀にばあばを乗せて五人乗車するので、子ども二人を乗せつつ後部座席真ん中に座れないと困る...この一点だけが不満点です。
この前乗ったインプレッサG4もすごく良く出来ていましたが、ゴルフヴァリアントに負けているところがあるとすればエンジンとトランスミッションです。この1.4リッターターボと7速DSGは良すぎるだろうと思います。C180よりも良いかもしれない、という印象です。うーむフォルクスワーゲングループの強さを見せつけられた感じがします。スバルはターボ比率を八割にする、と言っているがこのフォルクスワーゲンの出来に迫れるか!?期待したいと思います。
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試乗記 | クルマ
Posted at
2017/06/04 23:43:47