〇総評
・ピュアなドライビングプレジャーを心の底から味わうことのできる、
近未来的な走行感覚、怒涛の加速力、昔ながらの乗り味を合わせ持った、
稀有なレーシングカーです。
・ただし、セカンドカーもしくはサードカーとして所有することを勧めます。
Tommykaira ZZの1台だけでカーライフの全てをカバーすることは極めて難しいです。
〇運転までの経緯
・スーパーオートバックス東雲でTommykaira ZZを同乗し、
現在市販されているクルマとは一線を画す走行性能や乗り味に魅かれ、
ぜひとも自身でステアリングを握ってみたい! そう思っていたところ、
タイムズ(有楽町イトシア限定ですが)でレンタル開始されたため、
実家へ帰るタイミングを見計らっていました。
・ところが、なかなか時間が取れず、結局は夏季休暇になってしまいましたが、
1日レンタルを申し込み、ようやくドライブできることになりました。
〇タイムズ有楽町イトシア~首都高~大宮~熊谷
・充電率100%の状態でいざ出発・・・、と思いきや、
ステアリングがめちゃくちゃ重いです。
ある程度車速が出ていればそこそこ軽くなりますが、
それでもパワステ付車両と比較すると、
相当力を込めてステアリングを操作する必要があります。
・そして次にブレーキ、こちらも脚に相当の力を込めて
奥まで踏んであげないと停車しません。
車間距離はいつもの3倍くらいは確保しておいたほうが良いです。
・これだけでも乗り手はかなり限定されますので、
運転される方はそれなりの覚悟を持って運転に臨んでください。
太陽光を遮る物が車両側には何もないので(サンバイザーすらありません)、
一旦、大宮ソニックシティの地下駐車場へ避暑。
最低地上高が120mm(カタログ値)しかないため、
立体駐車場などのスロープでは確実に下回りを擦ります。
i-MiEVの充電ケーブルの使用可否を試そうと、
実家の車庫へ入れようとしましたが、段差のあるところで、
下回りから「ガッ!」と干渉音がしたため、これ以上進むのは止めておきました。
ナンバープレートの右側にあるボタンを押すと、
リヤのフードが開き、急速&普通充電ができます。
車体は小ぶりながらもカッコいいです。
でもスパルタンです、虚飾は一切ありません。
今のクルマとは逆に、引き算して作られたクルマでしょう。
リヤのフードを開けると・・・、
i-MiEVでお馴染みのDC-DCコンバータ(ニチコン)が顔を出します。
DC-DCコンバータを除き、上から覗いても、
どのサプライヤの部品なのか特定はできませんでした。
〇急速充電
・熊谷までドライブ、引き返して東松山市役所へ急速充電に・・・。
なお、ここまでは一度も充電していません。
・後退で駐車スペースに車両を駐車しましたが、
このときが一番ステアリングが重く、駐車するだけでも一苦労。
小回りも意外と効きません。
リヤのフードを開けて急速充電です。
充電ケーブルがトランクリッドに干渉する点が気になります・・・。
充電中は駆動用バッテリーが冷却されます(写真の冷却液がボコボコと音を出します)。
走行中も後方から「ゴー」音がはっきりと聞こえることから、
走行中も駆動用バッテリーの温度上昇を抑えるために冷却しているものと思われます。
この写真を見て「あれ?」と思われるでしょう・・・。
充電率が0%表示となっています。
実際、車両側は電欠しておらず、ある程度の残量はあります。
充電の推移を観察したところ、
まず、電流値がi-MiEVのように瞬時に最大電流値まで到達せず、
1秒に1Aずつ上昇していきます。
そして、充電率は1%ずつ上昇して表示されるのではなく、
飛び飛びの数値が表示されます(例:0%⇒30%⇒50%)。
車両側にも駆動用バッテリーの残量は横バーで表示されますが、
走行時は、目測で一気に1/5か1/6ずつ横バーが消える仕組みになっており、
正確な残量が掴めません。
残り僅かになると、白い横バーが赤色に変わり、
リングの色も赤と白が交互に表示されました。
東松山市役所で10分弱充電しましたが、
上記の現象に出くわしてしまったので、急遽、さいたま市桜区役所へ充電のためピットイン!
下回りをちょっとした段差でも擦ってしまうこと、
駆動用バッテリーの残量がはっきりと把握できないこと、
こんな欠点があることから、まだまだお客様目線が不足していますが、
クルマの持つコンセプトとしては個人的には直球ストライクです。
ドライビングプレジャーを存分に味わえる、
そんなEVがこれからもどんどん登場することを期待します。
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Posted at
2016/08/21 21:33:11