2009年から約10年間、嫁号として大活躍したルポとつい先日お別れして来ました。
夫婦共々、この車に溺愛をしてまだまだ乗ろうと思っていましたが
何度も危険な目に遭いそろそろ自分はおろか、他人も危険に巻き込むリスクを
はらんで来たので泣く泣く降りる事にしました。
この車は、スペックでは決して語れない素晴らしさがありました。
また、自分の車に対してのデザイン感を変えてくれた奥深い車でもあります。
当初、可愛いだけの車だと思っていましたが
いざ乗って見るとこのサイズ間では計れない古き良きドイツ車のドッシリ感を味わうことができます。
その反面コンフォートパッケージのルポはどこかメタボな乗り味があり
外見の愛らしいデザインと相まって機械とは思えない、動物のような生き物独特の哀愁を感じ取ることができる車でした。
不満はたくさんありました。
・もう少しパワーがあれば(GTIなら・・・)
・もう少しブレーキが効いてほしい(GTIなら・・・)
・夏は暑い(断熱弱い)
・エアコンかけると更におそい
・イスがふわふわして腰がツラくなる
言い出したらたくさん出て来ます。
しかし、付き合えば付き合うほどにその不満も
その子らしさ、ルポらしさだと思えてしまい許してしまいます。
そうです許せてしまうんです。
この車に乗ってみて思うことは
まるでペットを飼っているかのように、日々愛らしく思えて来て
時間が長くなるほど好きになっていく不思議なクルマでした。
若い頃はイケてるカッコいい車に乗りたいと強く思っていた自分が
いつしかカッコ良さには飽き飽きしている事にハッと気づかされます。
これがVWのデザイン力なのだと肌で感じることができました。
現在AUDIを乗って思う事は
メルセデス、BMW、AUDIなどは安い車でも車種によってはどうしても
金持ち感が出てしまい、嫌味に思われないかと
なんとなく世間体的に引け目を感じてしまう瞬間がありますが
VW というブランドはどんなに高い車種でも
不思議と嫌味を感じさせづらい力があります。
カジュアルで気兼ねなく普通に乗れます。
高い車種でもフツーに魅せてくれます。
これは紛れもなくVWのデザイン力であり
どこかしら、自然界の動物に近いような愛らしさを注入し
機械なのに生き物として魅せる力があるのだと気づかされました。
色々と偉そうにウンチクを垂れてしまいましたが
また乗りたいそう思わせてくれる特別なクルマでした。
ルポ君今までお疲れ様でした!
ありがとう!
Posted at 2019/07/03 00:30:48 | |
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