2014年09月20日
・・・とまぁ、そんなことを言われる日が、いつか来るのでしょうか。
50年後ぐらいとか?^^
本日で日産のEV・リーフのモニター期間が終了し、日産Dに返却してきました。
約2週間ぶりの208。すっかりリーフに慣れきっていたので、すさまじい違和感が・・・
またこれから、徐々に感覚を取り戻さないと^^;
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そういうわけで、せっかくなので感想など書いてみようかと。
まずは、いいところ。
1つ挙げるならば、走りです。特に加速。これは病みつきになるほど楽しかったです。
コーナーでも、意外としっかり踏ん張ってくれたので、安心して走れました。
2ペダルである分、MTのような操る楽しさはあまりないですが、それを補って余りある
魅力がありました。
そして、イマイチなところ。
これは2つあって、1つはやはり航続距離。これは言及せざるをえません。
80%充電ぐらいで大体150km程度走れることになっていますが、当然ながら
走行状況によって変動します。
どれぐらい走れるか、は前述した加速の楽しさとも若干トレードオフなところもある
ので、この点はまだまだガソリン車並とはいかないなと実感しました。
もう1つは、デザイン・・・厳密に言えばエクステリアデザイン。これはずっと前から
気になっていて、HBというボディスタイルはいいとしても、完全に自分の好みからは
外れていました。
特に、あのでっかく盛り上がったヘッドライト。使ってみると、かなり明るくて実用面
では良いのですが、こと見た目・デザインという意味ではイマイチでした。
自分の場合、実用面よりもまずは「見てどう感じるか」が最初の判断基準なので、
エクステリアデザインは重要です。
更に考えを広げると、リーフ単体のみならず日産デザイン・日本車デザインにも
行き着いてしまうのであまり書きませんがw、更に頑張ってもらいたいところです。
ここからは、良い悪い関係なくいろいろなことを・・・
まずは、改めて航続距離。充電スタンドもかなり増えてきたので、あらかじめ
スタンドの位置を日産ホームページで確認し計画すれば、ちゃんと走りきる
ことはできます。
それはいいのですが、逆に言えばそれぐらい手間をかけないと安心して
走れない、という懸念はやはりあります。
特に、休日のドライブが主の自分は、ルート選択も重要ですが、スタンドの
位置や走行ルートの状態(勾配など)によって、結果的に走行ルートが制限
されてしまうので、これはつらいことです。
例えば、先日伊豆を一周しましたが、東伊豆を走りながら「下田からの帰りに、
伊豆スカイラインに登って箱根経由で帰ってくるのは厳しそうだな」と感じました。
実際に走ってないのでただの想像ですが、上りきる時点で力尽きそうで、かなり
心配^^;
もしかしたら何とかなるかもしれませんが、とても賭ける気にはなれません。
また西伊豆でも、周辺に急速充電がないので西伊豆スカイラインなどには
心配で上りづらく、「ルートを選んで走りを楽しむ」にはまだまだ足りないと
感じました。
せめて、航続距離は現状の倍は欲しいところです。自分のニーズなら、
後部座席をまるまる削ってバッテリー載せればいいんじゃね?とか乱暴な
ことを考えましたがw、載せた分の重量があるので、果たしてどれほど
距離が伸びるか、疑問が残るなと思ってそれ以上は考えませんでした^^;
続いては、充電について。急速充電で30分・約80%までの充電ですが、
どうしてもガソリン車と比べてしまうと時間がかかりすぎと感じます。それを
如実に感じたのは、日産Dでのリーフ同士のバッティングしたとき。
三島でそうなったときは、たまたま1台だけで済みましたが、場合によっては
2台・3台となる可能性も0ではないわけで、そんな状況になったら非常に
悩むと思います。
現状では圧倒的に台数が少ないのでまだいいですが、もしも今後、
日産の目論見どおり販売台数が順調に伸びたとして、充電ニーズに対応
しきれるのか、ちょっと心配。
あと、日産Dだけをアテにしていた自分の意見としては、どういうわけか
急速充電がなく普通充電しかないDが多いようで、これは早急に何とか
すべきと思いました。
Dが、まだまだ(ガソリン車で言うところの)スタンドの役目を果たさなければ
ならない現状で、充電に何時間もかかる普通充電しかないというのは、
個人的には信じられないと思っています。
設備設置の費用など、大人の事情もあるでしょうが・・・
そして、これは未来の予想ですが・・・もしも今後、EVがどんどん売れて
世の中に広まったとして、果たしてどうなるだろうか、という想像です。
単純に考えて車「だけ」を見れば、排気ガスを出さず大気汚染や地球温暖化の
原因にもならないEVは、ガソリン車よりも未来的でいいとこ尽くめな存在に
見えます。距離の話は別にして。
が、実際にリーフに乗って考えると、事はそう単純ではないなと。
道路を走るEVが増えれば増えるほど、使われる電力が増えることになります。
で、増える需要を何とかして満たさなければなりません。では、どうやるか。
EV自体の進化(より少ない電力で走れる)の可能性を含めても、今より
発電所が必要になるかもしれません。
そうなると、仕方ないとはいえ自然を切り開いて作るしかないと思います。
ガソリン車が走るのとは別の形で、自然に影響を及ぼしてしまうのは避けられません。
世界ではどうか分かりませんが、少なくとも日本では原子力発電の行方が
とっても不透明です。
水力発電であまりニュースは聞きませんが、火力発電は老朽化したところが
多く、原子力が稼動停止しているために綱渡りの稼動を強いられていると
聞きます。
「発電」という言葉で検索すると、実に様々な方法があることに驚きました。
こういった技術に関わる方々には、ぜひ頑張って頂きたいですね。
なんか、随分と話を広げてしまいました(しかも書き方がいい加減)が、
とにかくそんなことを考えながら走った2週間でした、ということで^^;
少なくとも実用面では、街中のチョイ乗りなら全く問題ないと思います。
自分の使い方が休日のロングドライブ主体なのでこういう感想になりましたが、
2台目が持てるのなら、たとえ自宅に充電スタンドが設置できなくても、
ちゃんと使っていけるのではと感じました。
量産ハイブリッドを世に出したトヨタも凄いと思いましたが、内燃機関ですらない
EVを出すと決断した日産は、本当によくやってくれたと思います。
まさに、社運を賭けた決断だったのではないでしょうか。
そういう意味で、リーフやEVそのもの、日産やEVに関わるその他のメーカー
には、是非これからも頑張ってほしいと思いました。
いつか、自分もEVをファーストカーとして乗る日が来るかもしれない。
そんなことを思いました^^
おしまい。
Posted at 2014/09/20 14:55:45 | |
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