NAエンジンの開発に本腰を入れ始めたスバルが、1998年9月にNAインプレッサのトップグレードとしてプロデュースした車です。エンジンスペックは2リットルDOHC(4カム16バルブ)で、可変バルブタイミングと可変吸気システムを採用。最高出力155ps、最大トルクは20kg-mです。
足回りは四輪独立懸架のストラット(シングルウィッシュボーン)で、フロント、リア共にスタビライザーが標準装備されています。
外装は、大径フォグランプ、アルミホイール、リアウイング、また内装は、モモ製ステアリング、本革シフトノブ、タコメーターを中央に配したホワイトパネル、セミバケットシートなどが装備され、スポーティーさを演出したモデルに仕上げられています。
◆アフターパーツの紹介◆
「エクステリア系」
●WRカーバンパー&グリル
STI製のWRカーバンパーに換装し、リップスポイラーを装着。グリルはWRカー風の格子グリルにし、そこにチェリーレッドの六連星オーナメントを付けています。
さらに、スモールライト、フロントウインカー、サイドウインカーのカバーをクリアタイプに交換してあります。
●シムス排気システム
スバルの本拠地、群馬県太田市にあって、スバル車専門にチューニングパーツを作っているメーカー、シムス製のSRX専用エキマニ、センターパイプ、マフラーを付けています。
これにより、全域でトルクがアップし、吹け上がりが軽快になりました。排気音は程よい大きさで低く厚みがあって、ちょっとターボ車に似た感じになりました。
●RAYS TE37 ホイール
軽量ホイールの代名詞、レイズTE37/16インチに、ブリヂストンのGⅢ(50/205)をはめています。レイズは5.5kgという超軽量ホイール。ばね下重量の軽量化は効果覿面で、ハンドリングや加減速など車の動きが軽やかになりました。なお、センターキャップにはSTIデザインのものを流用しています。
「インテリア系」
●涙目インプレッサ STIバージョン専用シート
純正シートが古くなったので、デザインがよく、ホールド性抜群の新しいシートに換装しました。
●追加メーター
大森製のバキューム計と水温計をダッシュボード上に取り付けています。バキューム計はアクセル開度に機敏に反応するので楽しいアイテムです。
●STIペダルセット
これもお気に入りのアイテムです。デザインがとても洗練されていて、使い勝手も最高。運転席の足元をキリッと引き締めてくれます。
「メカニカル系」
●タワーバー&スタビライザー
ボディ剛性を上げるため、フロントとリアにシムス製のタワーバーを装着。さらにリアは、ロールを抑えるため、純正スタビライザー(13φ)をWRX用(18φ)に交換し、太くしてあります。
●HTSダンパー
純正ダンパーがへたってきたので、トキコ製ダンパーに換装しました。乗り心地は良く、走る状況に応じて硬さを変えられるのが嬉しいです。フロントはボンネットを開ければ、リアは後部座席から簡単に減衰圧を調整できます。
なお、HTSダンパーはターボ車用なので、SRX純正スプリングをそのまま使用すると車高(特に前)が上がってしまいます。その解決策として、フロントにRA(エアコンレス車用)、リアにWRX(セダン用)のスプリングを流用し、車高のバランスを取っています。