②デントリペアDIY

一見キレイに見える黒号ですが、田舎で乗っていると平気でドアパンチを食らってしまうので、4枚のドアとも小さな凹みがあります。

前述のネジ式タイプのプーリングで引き出そうと試みましたが、グルーがうまく引っ付かずに断念した経緯があります。
今回はツイストツール（捻って凹みを裏から押す工具）で直してみます。

工具は一番上の青いハンドルのヤツです。
T字の黒いハンドルの物はプッシュツールと言って、主にボンネットなんかの裏からS字フックなんかに引っ掛けて押し出すツールで、下側は黒いリング状のハンドルのツールがハンドツールと言って狭い部分にアクセスして凹みを押し上げるツールで力加減が最も難しいツールです。

使用したライトもデントリペア専用品で、屋外使用を見据えてマキタのバッテリー式のを購入しました。デントライトも色々な種類があるのですが、スクールで使い易そうだったのがコレだったのでちょっと高かったですけど奮発しました。
（夏のセールでちょっとだけ割引価格でした♪）
購入した物の写真を撮り忘れたので画像は借り物です。マキタの純正バッテリーは高いので互換品を買いました。
（問題無く使えます）

グルーガンもバッテリータイプを入手しましたのでいずれ紹介します。

デントリペアは裏から凹みを押す事と表から叩く事（ノックダウン）も重要で、凹みを裏から押すと凹みの外周部分（クラウンと呼ばれる）が膨らむ（アウティ）を叩いて落とすという作業が必要になります。
画像の様に先端の形状（チップと言う）の違うものを数種類揃えて状態に合った施行をする必要があるのですが、理論的にどの先端形状が最適なのか分からないので、ここはスクールでみっちり勉強したいです。

時間が無かったので作業風景は撮ってませんが、このレベルまでは直せました。
（スクールではこれくらいの補修だと8割程度の仕上がりですね～と言われました・汗）

BMWはジーノと違ってパネル厚があるのでなかなか押し出せませんでした。YouTubeなんかで見るのとやってみるのとでは全然違いますね。コレを完璧に直せる様になったらいいなぁ～と思ってます。

ドアのガラスの隙間からロッドを差し込んで凹みを押すのですが、これは中華製ですけど、こういうエアクッションを差し込んで膨らませてスペースを作ります。
ポンプ部分ですが、エアを逃がすボタンが金属製の物もあるのですが、入学するスクールの講師の方から「金属製はうっかりボディにキズを入れる可能性があるから樹脂製がいいですよ」とドバイスされたのでそれに倣いました。こういった小さなノウハウの積み重ねがプロの仕上がりに繋がるんだなぁと感心しました。

通常は黄色い〇で囲った下敷き状の板とオレンジのクサビを差し込んでスペースを作ります。
古いベンツなんかのドアガラスだと2枚合わせのガラスで簡単に割れてしまうそうで、ガラス保護の面からもこういったツールが必要です。

因みに講師の方は独立した一発目でベンツのガラス割ってしまったそーです（汗）
失敗談こそ貴重な情報ですね(^-^；)

今一番売れているらしいプーリング用のグルー。これ1本で300円以上します。
プロの方はこれ1本で凹みを5ヶ所くらい直せるそうなので、1円玉サイズ×５か所で５万円の売り上げだそうです（凄！）

デントリペアスクールの話は色々と面白い話が沢山あるのですが、入校（12月頃を予定）した時にちょっとづつ紹介したいなぁと思います。