2日目のミッションはトロッコ列車と保津川下りの遊覧船に乗って渓谷美を楽しむこと🏞️
どちらも長年の夢であったが、やっとその夢が叶った‼️
まず最初はトロッコ列車に乗車しますが……
嵯峨野トロッコ列車は保津川沿いに敷かれた旧山陰本線の一部を観光用に活用する形で、平成3年に運行が開始されていた🚞
路線は『トロッコ嵯峨駅』から『トロッコ亀岡駅』まで片道約7kmを25分かけて保津峡に沿って運行されている🚞
苦労したのはプラチナチケット化している乗車券🎫
1ヶ月前で殆どの日が既に始発から最終まで満席だった🆖
人気の列車で1時間に一本と本数が少ないのでやもえない部分もある。
まめにHPの予約状況を確認していたらキャンセルが出たようで、9時の始発便のチケットがGETできた🎟️
料金は片道880円と観光列車にしてはリーズナブル🆗
現地に到着したのが8時半🕣既に始発便の車両がホームに到着していた🚞
ここで京都あるあるの一つが『時雨』秋晴れの空から突然の雨は、この季節の京都では何度か経験がある☔️
サーッと降ってすぐに止むのが京都の時雨の特徴で虹がかかっていた🌈
ここがJR嵯峨嵐山駅に隣接している『トロッコ嵯峨駅🚉』
既に多くの客が乗車していたが……
聞こえてきたのは『∂Å∞〆§♪⌘@△□¥?』殆どの客が外国人だった。
駅員さんや駅長さん達に見送られ出発進行‼️
最初のトンネルを抜けると左側に保津川が見え始める。
車窓からは保津峡の美しい自然を満喫できる。
線路沿いに広がるモミジの並木は列車開業時に植樹された物であることがテレビで紹介されていた🍁
保津峡は地理的にも一番紅葉が早いと思っていたが、まだ色付き始めたばかりで青葉が多かった🍃
このあたりは深い森が連なっているが、まさか熊はいないはず🐻
すぐにトンネルの中に入ってしまい車内は真っ暗になってしまった🌑
トンネルをくぐり抜ける際は探検隊のような気分に浸れた。
途中小さな駅に停車したがこの駅は『トロッコ保津峡駅🚉』
すぐにトンネルに入ってしまい車内は真っ暗🌚
トンネルの数は8つと意外と多く体感的には半分位がトンネルの中を走っているように感じた🚂
トンネルを抜けると今度は右側に保津川が見えてきた。
座席は指定席で進行方向の左側の席に座っていたので、良い景色はあまり撮れなかった。
JR山陰本線の列車が鉄橋を通過して行った🚃
あっという間の25分間で間も無くトロッコ亀岡駅に到着🚉
トロッコ亀岡駅からはバスで保津川着船場で移動します🚌
ゴトゴトとのんびり走る列車に揺られながら、保津峡の美しい自然をたっぷり眺める時間はとても贅沢でした🆗
着船場は京都サンガスタジアムのすぐ裏側にあった🏟️
既に多くの観光客が行列を作っていたがここも殆どが外国人だった。
400年以上もの長い歴史を持つ保津川下り。
亀岡から嵐山の観光名所・渡月橋までの約16kmの渓流を約2時間かけて下っていきます。
本日の所要時間は約1時間50分。2日前に降った雨の影響で川の水量が増えて、舟の速度が上がることが要因だそうです。
今年3月に水難事故が起きて、船頭の方が亡くなるという痛ましい事故が起きていたので……
直前まで乗船するか迷っていたが7月に事故対策も示されて、国土交通省のお墨付きも得て運行が再開されていたので決行することにした。
透き通るような空と澄んだ清らかな川の流れ。
待ちに待った保津川下りがスタートします🚣♂️
舟は江戸時代から受け継がれる手漕ぎ船で、席は前から二番目の一番左側と景色が良く見える場所だった。
船頭は3人で先頭の方は物干し竿のような竹の棒で器用に舟を操っていました。
船頭さんの案内では前半の30分は流れも穏やかでゆっくりと舟は進むので少し退屈カモ🦆
正面にトロッコ列車の姿が見えていたが、乗船時にはなかなか遭遇できないようなので運が良かった🆗
乗船から30分後。
小さな岩がいくつも川面に現れて……
水飛沫が上がり明らかに流れが速くなってきた。
山々の紅葉は平年より1週間程遅く色付き始めたばかりだそうです🍁
所々に姿を見せる奇岩や巨石🪨🪨
その一つ一つに表情があり名前が付けてあるようだ。
この岩は『烏帽子岩』確かに湘南の烏帽子岩に形が似ている。
この岩はスヌーピー岩だったかなぁ🐶🪨
徐々に流れが急になりスピードも上がってきた。
時折大きな水飛沫が上がりスプラッシュマウンテンのような世界💦
濡れないようにビニールシートを被っていたが、足元のカバンと靴はびしょ濡れになってしまった💦
約2メートルの落差のある急流ポイントが『小鮎の滝』
船頭さんの華麗な竿さばき‼️
一瞬宙に浮かんだような感覚はスリル満点💯
少し流れが緩やかな場所を舟はゆっくりと進んで行くが…
険峻な岩壁のあるところが『鵜飼が浜』
このあたりは流れも穏やかで多くの川鵜の姿を確認できた🐦⬛
そして待ちに待った美しい紅葉の世界🍁
所々に姿を見せるモミジに思わずカメラを向けた📸
保津川は川幅が狭く蛇のように蛇行している場所が何ヶ所かある🐍
そこを抜けるとまた穏やかな流れと変化に富んだコースは、乗船していてわくわく感がある。
JR山陰本線の鉄橋をくぐると一番の絶景スポットが待っていた。
⬇️
あと1週間もするともっと真っ赤に色付き更に美しい光景が広がるに違いない。
刻一刻と景色は変化して行くので飽きることがない。
この森林は京都の銘木『北山杉』
数年前の台風の被害で多くの木が流れてしまったという説明があった。
水の色が異なるがこのあたりが水深15メートルと一番深い『曲り渕』
再度急流に差し掛かり船頭さんは匠の技を披露してくれた。
岩に穴が空いているが『プッシングポイント』
船頭さんは16キロの川下りの岩を熟知し、竿つぼ(差す場所)を体得しているそうです。
400年余りの長い年月の間、同じ個所に竿を突く事により窪みが出来た竿の跡だそうです。
我ながら上手くシャッターを押せたと思います。『拍手👏』
川の中央に大きな岩🪨『危ないぶつかる💥』
何事もなかったように船頭さんは通り抜けて行きます
更に圧倒的な大自然が目の前に現れて、ダイナミックな絶景に思わずため息をついてしまった。
このあたりの渓谷美は一際美しい。
山の上の綿菓子のような雲が美味しそうに見える⛰️☁️
正面に吊り橋が見えてきたがトロッコ列車の保津峡駅に架かる『鵜飼橋』だそうです。
そしてオットセイ岩を通り過ぎると保津川下りの航路は残すところあと僅か。
左手にトロッコ列車のモミジ並木が見えてきた🍁
ここでトロッコ列車が通過してくれたのはブログ的にも出来過ぎ🆗
あっという間の2時間。舟はゆっくりと川岸に到着した。
着船場に着くと真っ赤なモミジがお出迎え。
時刻は12時🕛渡月橋の方を散策してみます。
やはり桂川に渡月橋そして嵐山の3点セットの光景は外せない。
嵐山の紅葉も本番はこれから🍁
まずはソフトクリームをGET🍦
着物姿の尾根遺産もGET👘
大堰川沿いにひっそりとたたずむのが『嵐山祐斎亭』
2年前に嵐山公園を散策途中に偶然見つけた人も殆ど歩いてない穴場的な場所だった。
ここで京都の七不思議のネタを一つ?
今下ってきたのは保津川だが、場所によって名前が変わるのをご存知ですか?
亀岡から保津峡辺りが『保津川』渡月橋を境にして上流が『大堰川』その下流が『桂川』と称されているのが一般的だが……
保津川下りのHPでは保津川の正式名称は『桂川』と記載されていてややこしすぎてワケ解らん💢
話しを戻すと嵐山祐斎亭はお寺でも神社でもなく、染色作家・奥田祐斎氏が築150年の旅館をリノベーションした染色アートギャラリーで、2021年にオープンしたばかり。
ここはJR東日本の『そうだ京都へ行こう』で今年新たに紹介された場所である。
嵐山公園亀山地区の小高い丘の上にある。
このあたりは2年前に時間をかけて歩き回ったが、自然豊かな場所のモミジが一番綺麗だった🍁
敷地内のモミジも程良く色付き、その隙間から見える大堰川とのコントラストが美しい。
しっとりと落ち着いた雰囲気で、ここは予約制なのでそれ程混雑していないのが良い。
亭内には奥田祐斎氏の作品の直売所があった。
光によって染め色が変化する独自の染色技法『夢こうろ染』を誕生させた方のようです。
最初は文豪・川端康成が滞在して執筆したと言われてる部屋。
窓の外には小さな庭園があり奥のモミジが程良く色付いていた🍁
ここまではどこにでもある光景だが……
磨き上げられた黒いテーブルに紅葉が映り込み幻想的な世界。
群馬県の宝徳寺の床もみじも似たような世界だが、ここはテーブルの上のリフレクション。
次の部屋は和室に十二単の衣装👘
障子の窓から見える世界もなかなか絵になる。
次は丸窓の部屋◯◯
連結したユニークな丸窓と2つの丸窓が並ぶデザインは、奥田祐斎氏が考案して設計を依頼したオリジナルだそうです。
磨き上げられた黒いテーブルに丸窓と紅葉が映リ込む世界は、どれも幻想的で素晴らしい。
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最後は庭園に設置された大きな水盤の『水鏡』
嵐山の紅葉が映り込み、風でゆらゆら揺らいだりする光景は見飽きることのない美しさ。
時刻は間も無く2時半🕝何とここでまた雨が降り始めた。
『女心と秋の空』本当に京都の天気はころころと変わって気まぐれ☔️
屋根のある展望エリアで干し柿を見ながら時間を潰します。
雨が止んだので嵐山公園の紅葉を見ながら移動します👣
ここは自然豊かでそれ程混雑していなくて静かな場所🍁
竹林の入り口に到着したがやはり人気スポットなので物凄い混雑。
今日は最初から最後まで外国人だらけで異国情緒を満喫できた?
嵯峨嵐山駅に到着したのでJR山陰本線に乗って移動します🚃
時刻は5時🕔少し早いがここで夕食🥩
明日の栄養分補給のため大盛りを注文した🥩🥩
次回は洛北エリア比叡山の麓の小さなお寺を散策します。