3台目の車です。GRMNのiQというとスーチャー付きの方を思い浮かべる人が殆どですが、実は過給機無しのモデルもありこちらも100台限定です。
FDがブローしてしまい、次の車に悩んでいる時に意外性と"100台限定"という言葉にやられてこの車を選びました。
iQとしては割と初期のモデルで、国内は1リッターのCVTしかなかった時に、欧州から1.3リッターのMTを逆輸入し、GRMNとしてチューニングして売り出していた車(だったと思います)。
当時はまだGRというブランドが一般化していなかった事やベース車がiQということもあって、100台限定の割には、中古で込み込み100万円くらいで買えました。
実物を見ると分かるのですが、iQという車は変な形の車です。全長は短いのですが、全幅は5ナンバーいっぱいまであるので、小回りは効くのですが狭い道で余裕かと言われるとそうでもありません。また長さに対してはタイヤが大きいので横から見ると完全にチョロQです。
そんなディメンションなのでコマのような動きをしていた印象です。ただ、幅が広いのでスピンしたり横転しそうになったりとかそういう不安はありませんでした。
またGRMNの足がとても良かったです。ホイールベースが短いのでそれなりの動きはしますが、必要以上にはロールせず、突き上げも少なくそれでいてコーナーではきちんと踏ん張ってくれます。
メーカーチューンドってすごいんだな・・と思わせてくれた車でした。
iQ自体がレアな上、更に100台限定ということもあって絶対周りと被りません。人と被ることが嫌な自分にとっては最高の車でした。
しかし、唯一許せないポイントが1つありました。
電子スロットル(電スロ)です。
ちょうどスロットルがワイヤーから電スロに変わった頃の車なので、とにかくレスポンスが悪く、イメージ的には踏んでから1秒経ってようやくスロットルが開くような感じでした。
CVTやATならそこまで気にならないのでしょうが、MTとレスポンスの悪い電スロは最悪の組み合わせです。
もちろんスロコンも入れましたが、スロットル開度自体をごまかすだけで反応速度は変わりませんでした。
結果、電スロだけがどうしても許せずに3か月足らずで売却することになりました。
(その期間でも1万キロは乗りました笑)
ただ、今思い返すと後悔していることもあります。
一度でいいからサーキットで走らせればよかったと思っています。ハイグリを履かせるだけで意外といいタイムが出せたと思いますし、iQでサーキットはかなりレアなので。。
すぐ手放しておきながら、もう一度所有したい車です(ワガママ)
ちなみにこの車、地元の車屋に売却したのですが、いつも帰省した際に泊まるホテルのオーナーが購入されてました。なので帰省した時はいつでも見ることが出来ます笑