ブレーキキャリパーオーバーホール(前編)
1
まずは、キャリパーからピストンを抜き取ります。マンパワーではとても無理なので、チャリの空気入れを使用して外します。オイルラインから空気を入れてピストンを出しますが、ピストンがツインの場合、片方が先に出てもう片方が出ないと言う展開になるのでブレーキピストンツールを使用して両方をそろえて出します。
※制動装置です。やる人は自己責任で。
2
こんな感じで出ます。本来は先にピストンブーツを外すみたいですが、この方が手っ取り早いです。
ウエスなどでピストンにあてをして、空気は少しずつ入れましょう。殺人的な勢いでピストンが飛んでくることがあります。空気入れで圧力をかけている時は絶対にピストンのところに手を入れないこと。痛いじゃすみません。
リアの右側のキャリパーは動きが非常にしぶく、ピストンを何度も出し入れしてグリスをかけながらようやく外せました。10年ものはひどいですね~。
3
外したピストンです。錆を#600の耐水ペーパーで落とします。ピストンの手前が錆びてるだけなら良いですが、奥まで錆びてたり、#600くらいで落ちないほど腐食しているなら新品にした方が無難かと思います。
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このまま組んでも平気ですが、一応ピストンをバフがけします。研磨剤はピカールを使いました。
最後はパーツクリーナーで洗浄。
あと、ピストンの表面にキズがないかよく確認しましょう。
5
ピストンブーツを外します。
ピストンブーツはセットリングによって固定されています。シリンダーの溝の中にはまっているので精密ドラーバーを使って外します。ピストンがなければ楽に外せます。
ちなみにブレーキオイルは有害なんで注意。肌についたら早めに水で洗いましょう。目に入ったらお医者さんへGO。
6
ピストンシールも外します。
セットリングがはまっている溝のさらに奥の溝にはまってます。コレも精密ドライバーで。ただし、シリンダー内にキズをつけないように注意します。
全部外し終わったら、パーツクリーナーで洗浄し、乾燥させます。
7
フロントのブレーキ組みつけ前です。
(キャリパーはSXE10用ですが、メンテナンスキットはJZX90用です。勘違いして私はコレで組んでしまいましたが、対応するキットを使用したほうが無難です。)
8
リアのブレーキ組みつけ前です。
(こっちはJZX90用キャリパーにJZX90用のメンテナンスキットです。)
続きはブレーキキャリパーオーバーホール(後編)へ・・・
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