目的 |
修理・故障・メンテナンス |
作業 |
DIY |
難易度 |
中級 |
作業時間 |
12時間以上 |
1
【おことわり】以下は、あくまで覚書程度のものです。詳細な作業手順ではありませんので、悪しからず。
【おことわり そのに】また、この作業では可動部に近い個所に、メーカーが意図していないパーツを取り付けることになります。万が一にも走る・曲がる・停まるを阻害することがないよう、気を付けたいと思います。…気を付けました。一応。
2
〔準備するもの(材料)〕
・光らせるモノ(LEDテープ等)
…アンダーイルミ用に購入して取っておいたセットのうちの一部を使用。取り付け位置や方法によって前後するものの、恐らく600-800mm程度で足りるのではないかと。(キャリパー部分を避けた場合、うちの子は700mm弱で充分でした)
・ハーネス
…単色なら電源を普通の電線で引っ張った方が早いかもしれません。今回はLEDテープのセットに付属していたハーネスを使用しました。
・PVCテープ(所謂ビニールテープ)
…絶縁用。
・アルミテープ
…メッシュ状の繊維が編み込まれているタイプを使いました。本当はワイヤーハーネス固定用のプラスターでも使えればいいのでしょうが、何分高いので…。
・結束バンド(タイラップでもインシュロックでもその他コピー品でも)
…お約束。最近近所の100均に行ったら、黒のバンドが消えていてちょっと残念でした。白系だと、特にハーネス(外装上)に共抱く場合などに目立ってしまいがちなので。
・両面テープ
…こちらも結束バンド同様、LEDテープの仮止め程度に使っています。…と、そのつもりが案外重要な役割を果たすことに――。
・根気
…かなり。
〔準備するもの(工具類)〕
・ドリル
…後述の、スプラッシュシールド(ガード?)への穴あけに使用します。結束バンドの幅程度あればOK。
・丸棒やすり/シャーシリーマ
…ドリルで開けた穴のバリ取りに。
・ニッパー
…結束バンドの端末処理等に。
・パーツクリーナー/シリコンオフ
…ヒャッハー! 汚物は消毒だ~!!
〔作業手順〕
1.コントローラー(或いは、スイッチ等)の位置とそこに至るまでのハーネスの取り回しのアタリをつけ、線長の確認をします。実際に配線を通すラインに沿って、ハーネスをあらかじめ這わせておきます。(諸事情により、まだ固定はしない事をお薦めしておきます)
足りなければ延長すればよいので簡単ですが、余ってしまいそうな場合は余長を収めるスペースを探すか、カットして短くしてしまうかを先に決めておいた方がいいかもしれません。
2.ウマをかけてタイヤを外しておきます。
(この時センタージャッキアップで両輪同時に作業を進めると、取り回し等を揃えやすいかと)
3.スプラッシュガードの端部に、等間隔で穴を開けます。今回はキャリパー部を除いて8か所開けました。
穴が開いたら、バリ取りを忘れずに!(LEDテープに引っかかって悲しいことになります…)
4.スプラッシュガードの汚れを取り、脱脂します。特に脱脂はシリコンオフ等を使って念入りに。
5.LEDが外周向きになるように、スプラッシュガード端部の溝に沿わせてLEDテープを仮留めします。(元々LEDテープについていた両面テープを使用しました) ※1
6.“3”で開けた穴を塞がないように注意しながら、アルミテープでLEDテープをスプラッシュガードに固定します。
7.続いて結束バンドで、LEDテープをスプラッシュガードに固定します。 ※2
8.ハーネスを配索し、固定します。結束バンドとビニテを併用し、程好く仕上げます(意訳:勘)。ここまでハーネスを固定してこなかったのは、繋いだ時に出る余長を補正しやすくする為です。
この時、特に可動部との干渉には注意が必要です。
私は、前輪はブレーキホース、後輪はハーネスに沿わせて車体側からタイヤ側に渡るようにしました。(設計上、ブレーキホース等は搖動が加わっても周辺部品に干渉しないように設計されている…ハズの為) ※3
9.適当にコントローラー(或いは電源)に接続して、点灯を確かめます。無事点けば完成!
※1:ここで、両面テープがズレていた私。LEDテープの裏面にはところどころ通電している部分(写真参照)がありますが、どうやらその一部がスプラッシュガードに短絡していたようで…試しに通電してみたら、点灯しないばかりか(ヒューズが切れないギリギリくらいの)電流が短絡部に流れてしまったようで、あやうくコントローラーの電源コードを融かすところでした。猛省。結局はより幅の広い両面テープを裏面に貼り付けて事なきを得ましたが、両面テープよりもビニテ等の方が安心かもしれません。
※2:キュッと締め付けてしまうのではなく、LEDテープの防水(シリコンでしょうか?)を変形させない程度に。力が加わっていると、劣化が進んだ時にそこから割れて来ることが多いようなので。あくまでテープ固定の補助扱い、としています。
※3:メーカー側が屈曲への耐久試験を行ったモノに余計なものをくっつけたら、その分曲がり方が変わってしまったりするので、耐久性は落ちていると思います。万が一にもブレーキホースに穴が開いた、とか、そういうことのないような配索、固定方法等を考えながら固定するしかないかと…。
上記5-8番の作業の際は、毎回段階を踏むごとに点灯を確認した方があとあと二度手間になることを防げるかと思います。途中で確認を怠った為、結束バンドで固定が終わってから短絡に気付き、バンドを10本近く無駄にしてしまったという…。
さて、冒頭でも触れましたが、今回のお遊びは駆動部に非常に近いところを弄ることになります。正直、「インホイールイルミ」というパーツの取り付けについていえば、今回の施工の内容がベストだとは到底言い難いと思っています。より安全性を考慮するのであれば、もっと振動や熱や被水等に強い方法で固定をすべきだと思いますし、友人に施工してくれ、と頼まれてもアドバイスをするに留めさせてほしい、と言うと思います。どんなDIYにも言えることですが、あくまで、結果は自己責任で! ですね。
…万が一にもハーネスや光源が外れて、走行や減速・停止、操舵を阻害するような事があったら命に関わりかねませんので…固定は念入りに!
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スプラッシュガード周辺(後輪)の様子。いつの間にかキャリパーに色がついている気がするけれど、きっと気のせいです。
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スプラッシュガードの裏側。銀色に写っているのがアルミテープです。画面中央にべったり貼り付けてあるのは、LEDテープとハーネスの接続コネクタ部です。
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搖動吸収部。ちょっと見づらいですが、元々通っていた黒いハーネスに沿って白いハーネス(LED用)を通しています。車体側、タイヤ側のそれぞれの固定点近くから、ハーフラップでビニテを巻いています。
後輪は転舵を考えなくていいので比較的楽ですが、前輪は転舵時のサスペンションの伸び縮みまで考慮した余長が必要になりますね。
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その先。ハーネスにある程度の間隔で固定しています。
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リアシート座面を外した状態で、室内側から。ハーネス用グロメットに無理矢理通しています。収容率にはまだ余裕がありそうなので、一度室外側(貫通した先)のビニルテープを少しだけ剥がして、グロメットを伸ばしながら押し込めば通ることは通ります。
時折グロメット部を貫通させるのに、グロメットに穴を開けて…とか切り込みを入れて…といった説明を見かけることがありますが、勿論防水性保てなくなってしまいますので、あまり…。
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アンダーイルミと併せて、こんな感じに。
欲を言えば、リアの光源が角度によっては見えてしまうのが残念ですね。(ローター径の問題でしょうか?)
……ガンバリマス。
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