「一番売れている軽」はダテではない - N-BOXカスタム

マイカー

「一番売れている軽」はダテではない

るふ
ホンダ / N-BOXカスタム
L・ターボ_4WD(CVT_0.66) (2023年)
- レビュー日：2023年9月28日
- 乗車人数：２人
- 使用目的：レジャー

おすすめ度： 5

デザイン：5
走行性能：4
乗り心地：4
積載性：5
燃費：4
価格：5

満足している点: 視点の高さ、視界の広さ、Aピラーの見切りの良さ
内装の質感とアウトホイールメーターの視認性
エンジン性能
フロントデザイン（特にヘッドライト周り）
リクライニングモードで車中泊ができる
不満な点: このクラスにおいては、これ以上を望んではいけないと思う
総評: ファーストカーとしても申し分なく、すべてにおいて満足が得られる一台。
「普通車にあるべき加飾や装備を、軽自動車に全部ぶっこみました」といっても過言ではない。装備・機能のパッケージングといい、エンジン性能といい、コンパクトカーを食ってしまうのもよくわかる。どうりでフィットが売れないわけだ。
新型が登場しているけれども、買えるうちにJF3/4を購入するというのは十分アリな選択だと思う。

デザイン: 5; 9灯式フルLEDのヘッドライトから、グリルにかけての意匠がドストライク。
契約当時はちょうど新型N-BOXが発表されていたけれども、迷うことなく2代目を選んだくらい気にいっている。
シーケンシャルウインカーも遊び心があっていい。
ただし、目つきの鋭いオラオラ系デザインでもあるので、好みは分かれるところ。
走行性能: 4; とにかくS07Bエンジンがすごい。
低速から効くターボも相まって、1トン近い車体をスムースに加速させてくれるし、速度に乗ってしまえばあとは非常に楽。
スーパーハイトワゴンのわりに横風の影響はさほど感じられない（というかフィットシャトルが想像以上に横風に弱かったのもあってか、たいして気にならない）。
フロントガラスからAピラーにかけての見切りもよく、ホイールベースのわりに取り回しもいい。
乗り心地: 4; 脚はやや硬めか。細かい振動を拾いがちで、段差の突き上げもなくはない。
けれども、角が取れているので、乗っていて不快感はないし、疲労感を増加させるようなものではない。シートもいいんだろう。コーナリング時のロールもあるけれど、やはりフィットシャトルに比べればだいぶ抑え込まれている。
積載性: 5; これ、本当に軽自動車なの？
燃費: 4; 街乗りで13～15km/L、遠出して18～23km/Lくらい。AWD＋ターボってことを考えると十分な水準にある。
ただし燃料タンクの容量が25Lしかないので、ガソリンスタンドとお友達になれる。そんなに悪くない燃費なのに、燃料計がみるみる減っていくのはあまり精神衛生的によくないw
価格: 5; 正直、軽自動車の価格ではない。
が、内外装の質感や装備が十分に見合っており、所有することによる満足感も高いことを考えれば、むしろお得としかいえない。
軽自動車のランニングコストの低さも合わせて考えれば、「これでいい」ではなく「これがいい」になるはず。
故障経験: いまのところなし