インサイト ECU からの車速信号の取り出し その1
目的 |
チューニング・カスタム |
作業 |
DIY |
難易度 |
中級 |
作業時間 |
30分以内 |
1
《平成21年式 インサイト G に施工》
電子部品取付のため、この車から車速信号を取り出すには、いくら調べても、下のページのように、カーナビ裏のワイヤーハーネスから分岐させる方法ばかりのようです。
http://eclipse-spd.net/m/HD
しかし! 一度実際に作業したことがある方なら同意していただけるかと思いますが、この車のカーナビ取り外しは、かなり手間がかかります。はっきり言って、何度もしたくない!
★そこで、ぼくは、ECU (コンピュータ)から車速信号を取り出すことにしました。
どのカプラーのどのケーブルが車速信号線であるかさえ分かれば、作業は簡単なはず!
2
しかし、ECU は当然室内(多くは助手席足元など)にあると思っていたのですが、今回初めて知ったことに、この車の ECU は、何と!エンジンルームにある!
エンジンの熱の影響を受けるだろうに、ちょっと驚きました。
それに、分岐させた車速信号線を室内に引き込む作業が追加となります…。
★この写真は、エンジンルームの助手席前方の位置になります。
写真中央、バッテリーの隣に縦置きされている黒いパーツが ECU です。
まず、カバーを外しますが、2箇所の黄色矢印部を手で押さえながら上に引き上げると、簡単に外れます。
3
カバーを外すと、こんな感じになります。
写真中央の、箱形というより、厚めの板状のものが ECU (コンピュータ)です。
この写真では殆ど隠れてますが、ECU の向こう側に3つのカプラーがささっています。
それら多数の配線の中から、車速信号線を見つけ出して分岐させればよいだけです。
あとは、分岐させた信号線を車内に引き込む…。
しかし、簡単そうに思えますが、これ、場合によってかなりの手間となることがあります (>_<)
ちなみに、青い矢印が付いたパーツは、ノーマルにはないものです。(セキュリティー用ホーンや、エアホーン用リレー等)
※実は、この写真は作業当時のものではありません。
この作業の時には、セキュリティー用ホーンは付いていませんでした。
4
これら3つのカプラーのうち、向かって右のカプラー(黄色の矢印)の中に、目指す車速信号線があります。
カプラーを外すのは大変簡単で、力も要りません。
ツメを押さえながらレバーを起こせば(写真の状態)、カプラーは ECU から外れます。
5
これは、カプラーを外したところ。
この状態で、1枚目の写真(ケーブル位置の図)を見てください!
(見比べてください)
■ここが最も重要ですが、車速信号線は、下から2段目の、この状態で向かって左から3本目(赤の矢印)です!
★1枚目の写真では、黄色くしている箇所です。
6
カプラーの根元には、カバーが付いています。
それを外すと、写真のようにケーブルがむき出しになるので、市販の分岐コネクタで車速信号線を取り出します。
ケーブルはかなり細いので、分岐コネクタやケーブルは、エーモン工業の「細線」シリーズを使いました。(そうでないと、接触不良を起こすかも知れません)
車速信号線の「色」は、忘れてしまいました…(記録してません)
とにかく、カプラーの両方の面を見比べて確認し、とれが車速信号線かを見極めます。
7
ピンぼけで申し訳ありませんが、これが分岐完了の写真です。
車速信号線の色が何となく分かっていただけるかも知れません。
ここまで完了したら、カプラーのカバー、カプラー、ECU のカバーを元に戻します。
ここまでの作業は、非常に手際よくすれば、10分程度でも可能です。
しかし、まだ、ケーブルを車内に引き込む作業が残っています!
8
この写真は、ECU のカバーを元に戻す前の状態です。
右端のカプラーの根元から、1本の細い黒色ケーブルが出ていますが、これが分岐させた車速信号線です。
あとは、このケーブルを車内に引き込むだけなのですが、現実には、その作業にはかなりの時間がかかってしまいました!
《「その2」に続く》
[PR]Yahoo!ショッピング
入札多数の人気商品!
[PR]Yahoo!オークション
タグ
関連コンテンツ( ECU の関連コンテンツ )
関連整備ピックアップ
関連リンク