いよいよ香深港に到着、時刻は8:15です。 いやいや12年ぶりの礼文島、フェリーターミナル周辺はほとんど変わってませんでしたが、そこがとても懐かしかったです。 レンタカーの予約は9時からだったので、ターミナル前の売店など見ていると、すぐに礼文観光レンタカーのお店に到着、少し早いけど聞いてみると、すぐにクルマを貸してくれました。 レンタル開始時間はサービスしてくれた様です。
本当は軽自動車で十分なのですが、予約した時点でコンパクトカークラスしか空いておらず、日産マーチ(現行)を貸して頂きました、とてもきれいなクルマでした。
簡単な地図を頂き、ナビもあるのでとても安心、まずは北のスコトン岬まで行きます。 礼文島は南北に20キロ程の島で、島中が高山植物に覆われており、高い山がないのでボコボコとした丘が連なっているようです。
スコトン岬、いよいよ日本本土の最北限(普通に行ける所の)にやって参りました。 天気は快晴、岬の展望台からは昆布業と思われる小さな船が目の前を行きかっています。 とても静かな海、気温も恐らく27度くらいで爽やかな風に吹かれている岬は、とても快適でした。 12年ぶりのスコトン岬は、青い空にウミネコの鳴き声が頭上で行きかう、とても穏やかで素晴らしい場所でした。
スコトン岬の売店で、「昆布ソフト」なるソフトクリームを食べましたが、これは微妙・・・微熱のある娘に「命の恩人の水(本人が命名)」であるポカリスエットを与え、様子を見ながら次のスカイ岬へ行きました。駐車場から急な先道を登るのですが、ここで妻と微熱の娘は断念し、「写真撮って来て♪」とクルマの中でしばらく娘を寝かせる事に。
パパは急な坂道を10分程登り、小高い丘に出ました、そしてその下を見下ろすと・・・
スカイ(澄海)岬が見えます、透明度が高く、ちょっと入り江になっているこの岬はとてもきれいです。 澄んだ水はエメラルドグリーンに輝いて見え、とても日本とは思えない絶景でした。
時刻は10時半、レンタカーは4時間ほどしか予約して無かったので、本日の目玉である
「ウニ剥き体験」
へ行きました。 こちらも知らないと通り過ぎてしまう小さな看板で、本日最も楽しみにしていた所でした。
とりあえず3人で1つウニをお願いし、800円を支払うと、隣の加工場のような所に案内されます。 そこには海水の入ったシンクがあり、道具も揃っています。
私はビデオ係となり、妻と娘でウニを剥きます。 ラッキーな事に用意して頂いたウニはとても大きく、元気にとげを揺らしています。
「まず、ウニの真上にシャベルの先の様なペンチ(プライヤー)を刺して下さい」
妻がおっかなビックリ真上に当て、トントンと叩くと少しずつ刺さって行きます。
「次にこのペンチの様な道具を握ると、ウニが2つに割れます」
刺して部分を両側に広げるような形で、ペンチ(?)が開き、黄金色のウニの卵巣が見えてきます。
「次に完全に2つに割って、スプーンで殻から卵巣を丁寧に剥がして下さい」
まだとげが動き生きているウニの身を、そっとお皿にだして行きます。 娘はキャーキャー言っています(笑)
そしてそのシンクに浸しながらスジや卵巣以外のものをピンセットを使って取り除きます。 そして最後に水を切って出来あがり! なるほど、食べられるようにするには結構手間がかかるのですね。
そして大ぶりの卵巣(一般にウニとして食べているもの)をパクリ! 海水のほのかな塩味の次に甘くて全く生臭みのない新鮮なウニ本来の味が楽しめました。 東京や埼玉で食べたウニとは大違いです。
この日のサービスなのか毎日そうなのか分かりませんが、メスのウニを割った我々家族にはオスのウニも剥いたものを出して頂きました。 メスとオスって若干違うのですね、とても贅沢な食べ比べを800円でさせて頂きました、それもウニ2個もです!
興味をお持ちの方は「うにむき体験センター礼文島船舶漁業協同組合」のHPを参照して下さい。
http://funadomari.jp/hpgen/HPB/entries/2.html
娘は「乗っていいよ」と言われたトド(アザラシ?)に乗って、大はしゃぎでした。 礼文島に来たら必ず寄りたいスポットですね。
Posted at 2017/10/02 12:42:07 | |
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キャンピングカーでおでかけ | 日記