Super MEGASTAR - 2
投稿日 : 2008年08月13日
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ドームの回廊に、今までの歩みが並んでいました。
これらはみんな大平さんの手作りです。
小四の頃に作ったという、初めてのプラネタリウム。
黒い紙に穴を空けて、中に置いた電球の光で投影する。
だがすぐに物足りなくなり、本格的な物へと改良を始めたという。どんな少年だよ、一体。
ちなみに、この程度では恒星球と呼ばれます。
頑張れば誰でも作れます。
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で、改良型がこれ。
ちゃんと2球式になってます。
南半球の星座もバッチリです。
手作り感溢れていますが、ピンホール式投影機としては立派です。
ちなみに高校生の頃の作品。
ここまで頑張った人は、まずいないだろうなぁ。
でも、為せば成る、…ここまではね。
3
大学生活を通じ、成し遂げたのがこのアストロライナー。
ついに、自作不可能とまで言われたレンズ式投影機です。
いまでも大平さんだけの功績です。
これは昔、プラネタリウムに行くと鎮座していた投影機と
基本的に同じ物です。
ピンホール式は原理的に星像がぼやけてしまうが、レンズ式はクッキリと映し出すことが出来る。
その光学設計や製作技術が肝なのだが、素人がとうてい出来る物ではない、と言われていた。
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アストロライナー2として取り組んできたのが、このメガスター。
発想の飛躍があり、今まで見たこともない形になっています。初めて見た誰もが(プラネタリウム関係者さえ)、これが投影機だとは信じて貰えなかったとか。
名前の通り、100万個の星空を目指して開発が進められました。そして、170万個のもの星空を映し出せる物が作られました。
今はこれの発展系が各地で活躍しています。なのでZEROと呼ばれています。
これのあとはドームの中のSuper MEGASTAR - 2 なのだが、それはブログの扉絵にしました。(^^ゞ
http://minkara.carview.co.jp/userid/196316/blog/9890926/
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これに合わせて館内では、宇宙への夢と題し国際宇宙ステーションで組み立て中の日本実験棟「きぼう」関連の展示がされていました。
きぼうの模型です。
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実際の宇宙服と船内着。
随分と身軽になった物だ。
昔の宇宙服を見たことあるけど、もっとごつい印象でしたよ。
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土井さんがシャトル船内で実際に飛ばしたブーメラン。
それと同じ形の物です。レプリカという訳じゃない。
無重力では手元に帰らずに、上に行ってしまうのではないか?との予想を覆し、これは弧を描いて戻ってきました。
たまたま近くにいた職員にこれの模型を売っていないのか聞いたところ、売っていないとの答え。
売ってたらいいお土産になったのになぁ。
8
おまけ
大平さんがメガスターを作るまでを書いた本です。
夢を持ち続け、ついには叶えた人の物語。(まだ夢の続きだけどね)
そして物作りとはどういう事か、分かる本です。
ドラマ化もされました。(あれは駄作だと思うけどねー)
プラネタリウムを作りました
大平貴之
(株)エクスナレッジ
2003年6月出版
\1800+tax
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