ステムベアリング取り付け

ステムベアリングのアウターレースを冷凍庫で冷やしてから圧入すれば簡単に入るだろうと安易に考えていましたが、写真の方法だとレースが真っ直ぐ入らず途中で引っ掛かってしまいました。

行けると思ったんですが、ダメでしたね。
フレームネックに対してボルトの
垂直の精度が悪いんだろうね。

結局ハンマーでコツコツ叩いて入れる方法にしたのですが、直に叩くと新しいレースにキズが付くかもしれないので、古いレースを加工して緩衝材にしました。

レースに切れ目を入れる事で新しいレースと共に打ち込まれても古いレースだけ取れます。（レースの切断面は面取りしています。）

赤丸のところを交互に叩いて徐々に入れて行くとキレイに入りました。

下側も同じ方法で挿入。

ステム側のレースも同様に新しい物の上に古いレースを乗せています。

ステム側はフォークスプリングコンプレッサーとして使った治具を使って圧入しました。

こっちは割りと垂直を出せたのでジャッキである程度圧力をかけて木の部分を軽く衝撃を与えると入りました。

グリスはてんこ盛りです。
溢れ出すくらい塗布。ベアリングの玉は見えません。
実際、ダストシールとナットを締めたら少し溢れ出ました。

アジャストナットは、サービスマニュアルは無視です。👍️
ある程度きつく締めた後、ステムを左右に数回動かし、一度緩め手締めの後フックレンチで1/6回転程度締めました。

これで様子みます。ガタが出たらもう少し締めます。

トップブリッジを仮締めして完成。