17年目の車検をディーラーで断られて一悶着・・・
目的 |
修理・故障・メンテナンス |
作業 |
ショップ作業 |
難易度 |
初級 |
作業時間 |
12時間以上 |
1
B4の17年目の車検でいつもの新車購入したSUBARUディーラーに持って行ったら、なんと断られました!
理由は、ハブに装着しているワイドトレッドスペーサー(WTS)です。(写真で左のハブと右のホイールの間のやつ)
これを外すのであれば、車検を引き受けるとのこと。
2
私がWTSを装着したのはもう10年以上前で、ずっとこのディーラーで車検を通してきました。
「どうして急にダメになったのか?」と担当に聞くと、
担当:「ハブは重要なパーツで、強度が必要で・・・」
私:「そんなことは知っている。私のWTSはきちんとボルトが突き出したもの。2年前は問題なかったのに、何で今回は引き受けないのか?法令でも変わったのか?」
担当「いやあ~、、社内でいろいろありまして・・・」
私:「いろいろって何が?そんな曖昧な返事でいきなり断られても困る。」
担当」「・・・・・・」
その日は休日だったので、翌日に本社に確認するということで、一旦車を置いて帰りました。
ちなみに、私のWTSは写真にある「東パーツ」さんの10mmの奴で、センターハブ一体式の強度が高いものです。
3
翌日に担当から電話がありましたが、「確認しましたが、やっぱり駄目でした」とのこと。
私が理由を尋ねると、
担当:「ハブは重要なパーツで、社外のものはちょっと・・・」という返事。
私:「だったら、タイヤだってブレーキパッドだって重要でしょ?なんでいきなり今回からWTSだけ社外がダメになったの?」
担当:「いろいろありまして・・・」
私:「いろいろって何が?」
担当:「・・・・・・」
私:「あなたに言っても仕方ないから、本社の人と私が直接話しますよ。電話を代わってください。」
担当:「折り返しします。」
2時間後、上司という方から電話が。
上司:「やっぱりできません。ハブは重要な部品で、、」
私:「その点ではなく、どうして急に引き受けられなくなったのか、理由を知りたい。法令でも変わったのですか?」
上司:「いいえ、法令は変わっておらず、その点ではお客様の車は全く問題ありません。」
私:「ではどうして?」
上司:「検査員が不安に感じるもので・・・」
私:「何がどう不安なのですか?」
上司:「そこいらへんは、曖昧なもので・・・」
私:「これまでずっとそちらで車検を受けて来て、そんな曖昧な理由で断るのはお客が困ります。」
上司:「ですよね。ちょっと本社に確認します。ちなみに、お使いのWTSはどちらのものですか}?」
私:「東パーツさんのものです。」
更に2時間後。
上司:「本社に確認したところ、お客様のようなボルトがついているWTSは、今後大丈夫ということになりました!ですのでお引き受けできます!」
私:「そうですか。じゃあ、進めてください。」
とまあ、紆余曲折を経て車検を通せることになりました。
今回の一件を通じて感じたのは、ディーラー側が「安全」というキーワードを盾にして、責任を何とか回避したいという姿勢。
整備する側の理屈として、責任範囲を狭くしたいのはわかる。
しかし、彼らはお客の安全なんて考えていないことがわかる。
なぜなら、彼らは私がWTSを装着して走っていることを知っているのだ。
もし車検のために外しても、そのあとに再び装着することを知っているのだ。
だったら、車検の際にWTSのボルトが緩んだり、亀裂がないか確認するのが、お客の安全を考えた行動だろう。
もちろん、「WTSを外すことをお勧めする」のはアリだが、法律等に問題ないのに曖昧な理屈で断るというのは、安全というよりも単なる責任回避にしか聞こえなかった。
この車検でかかった費用は\49,000。
法定費用が\63,840だから、合計で\112,840だ。
なんだか、後味が今一つの車検であった。。。
<追記>
走行距離は、41,888Kmであった。ほとんど文鎮化している(笑)。
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