くだらない私のブログを読んでくださるあなたにおくる、雑誌や他のページにはない燃費向上方法を、このブログであなただけに教えます。その12.ある燃費向上商品の話(続)燃費向上商品は今でもいろいろあります。よくあるのは、磁力によって燃料の性質を変化させ活性化させる、というもの。まず、燃料を活性化させる、というところがよくわからない。活性化させることにより燃費が●●%向上する、と書かれています。また、分子を分解し活性化する添加剤、というのもあります。ガソリンの構成分子を添加剤で活性化させることは可能です。永久磁石の磁力で活性化できるか?これも「特定の条件下なら」可能です。燃料パイプに小さい磁石を巻きつける程度の磁力では、分子を活性化する効力はほぼないと言っていいでしょう。ただし、添加剤にしろ磁石にしろ、こうした商品による燃費改善よりも、車の使い方ひとつで燃費はどうにでも悪くもなれば良くもなるのです。ガソリン10リットルが持つ熱エネルギーを、車という機械の中で運動エネルギーに変換することを想定してみてください。距離にして5km走行してエンジンを切る。これを繰り返して10L分燃料を消費すると、距離にしてどのくらい走れるか。またべつの場合、一度走り始めたら10Lなくなるまで一定速度で走りきる。これで距離にしてどのくらい走れるか。これをもし比較できれば、燃費がずいぶん変わることがわかるはず。いわゆる「ちょいのり」だと、ガソリンが燃える熱エネルギーは、車を走らせる運動エネルギー以外に、エンジンを暖めたり補機を駆動したりする部分に大きくエネルギーを消費してしまいます。また、運動エネルギーになってもブレーキを踏むことで熱エネルギーに変換されてしまいます。一度走り始めたら10Lなくなるまで一定速度で走りきるなら、比較的無駄がすくないことがわかるでしょう。燃費改善商品が無料で試せるなら、使ってみて実感できるか試してみたいんですけどね。