2014年05月24日
富士スピードウェイ
とあるツーリングで富士スピードウェイへ。なんでもハーレーのイベントとかで、前売り券も購入できたし何はともあれいってみようということで。
毎度おなじみ横浜町田渋滞をくぐりぬけたらそこそこスムーズに御殿場まで到着。しばし一般道を走って到着した、生まれて初めての大きなサーキット。レースブームが去って久しいが、富士は過去にメディアで見たままの姿でたたずんでいた。
とりあえず会場を一回り。ハーレー関連のアパレルや各種グッズ販売テントが立ち並び、ステージではコンパニオンとハーレー社の偉い人のトークショー(もちろんハーレーの人は英語でコンパニオンが日本語)。広場を区切った特設ステージでは、ハーレーを使ったスタントアクションや、ハーレーに乗って規定タイムちょうどでコースを回った人にプレゼントを進呈するゲームなどをやっていた。
取り立てて面白いというほどでもないが、それなりに見て聞いて楽しむことができて良かった。ハーレー試乗コースも設定されていたので、人生初のハーレー運転も体験。乗った車両はXL883スーパーローだったのだが、クラッチもブレーキも遠い上に重い。ニュートラルが出ない(知り合いいわく「あれは吹かさないと入らないよ、とのこと)。速度が低下してくると予想以上にフラつく。試乗車をこかすわけにはいかないので、そこそこ緊張しながらコースを一周した。
883ccのVツインだからそこそこトルクがあるだろうと思ったが、低回転のトルクは想像以上に細かった。エンジンも上が回らず、低回転から少し開けたあたりから中回転あたりを使って走るものらしい。思ったよりかなり乗りにくいバイクだったので、走り終わった直後はポルナレフがありのままに語る状態だった。
バイク乗りの高齢化が叫ばれて久しいが、ご多分に漏れず高齢の人が多く、夫婦や家族連れで来ている人たちが目立った。意外だったのは女性率がそこそこ高かったこと。単についてきたというだけでなく装備をそろえてバイクに乗ってきているとおぼしき人もちらほらいた。ペット同伴がかなり多く、犬を散歩させながら会場を回っている人が結構いて、ハーレーそっちのけで犬ばかり見ていた(笑)。中には両肩に大小2羽のフクロウ(!)をチェーンでつないで歩いているご婦人までいた。こんなところにフクロウ連れてこなくてもいいのに。
それにしても、だ。以前から思っていたのだがハーレー乗りという集団はなぜああも傍若無人なのだろう。というより、自分しか見えていない人種が集まっているように感じる。周囲がどうあれ、かまわず自分たちの世界を持ち込んでそれが当然だと思っているようなふしがある。肩で風切って脇見しながら歩くのは序の口で、喫煙所で灰皿を囲んで我が物顔で雑談を続けたり、階段をおりている最中に歩きスマホとか、果てはテントが並び立つエリア(もちろん禁煙)でタバコ吹かしながら歩くとか。
自分の世界に陶酔するのは結構だが、最低限まわりに迷惑をかけないことぐらいは意識してほしい。高速道路のSA/PAでもハーレー集団は爆音マフラーや停車場所の迷惑を考えないなど、とにかく印象が悪い。集団心理で強気になっているのかもしれないが、乗っている人々だけでなくハーレーというバイクまで評価を落とすことになりはしないか。ハーレーが大好きなら、ハーレーの評価を落とさないために努力することはないか考えてほしい。
ちなみに帰り道、東名御殿場インター手前で大渋滞が発生していた。ノロノロと進んでいくと警察が車線誘導している。さらに進むと、ワンボックスカーのリアパネルがべっこりへこんでいて、その後ろに大量のハーレー軍団。ワンボックスが急ブレーキを踏んでハーレーが追突したように見える。事故の成り行きを見たわけではないのでこれ以上は控えるが、大規模なマスツーリングでは事故を起こさないことに細心の注意を払うべきだろう。一人事故るとチーム全体に迷惑が及ぶということを、今一度よく考えてみてほしい。
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Posted at
2014/05/24 21:05:22
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