ようやく忙しかった仕事も一段落。
昨日ちょっとした長距離ドライブに行って来たみさわ@MAZDAですこんばんわ(*´∀`*)
そのブログはまた近いうちに書くとして…
今回は、一連の愛車買い替え関連のブログの最終回です( ゚Д゚)ノ
まず前回までのブログのおさらいですが…
その1では今後の我が家の車両の編成を。
その2では買い替える車両の条件をそれぞれ検討しました。
2つのブログを簡単に要約しますと…
その1では、我が家の今後の車両編成を検討しました。
結果、私の通勤専用マーチを買い替え、新しく買う車を私の通勤と遠出を兼任する車両に。
同時に、現在嫁の通勤と遠出とを兼任しているデミオは、今後は嫁の通勤専用車両となります。
その2では、買い替える次期愛車に必要とされる10個の条件を挙げました。
① デザイン 【★★★★☆】
② カラー 【★★★☆☆】
③ トランスミッション 【★★★★☆】
④ 走行性能 【★★★☆☆】
⑤ 居住性 【★★☆☆☆】
⑥ 燃費性能 【★★★★☆】
⑦ インテリアデザイン 【★★★☆☆】
⑧ 安全装備 【★☆☆☆☆】
⑨ 経済性 【★★★☆☆】
⑩ 価格 【 予算250万 】
星の数は、愛車候補を各項目★5段階で評価した際に、次期愛車として必要な評価値です。
基本的には全ての項目の★評価をクリアした車両が理想ですが、各項目の条件によってはある程度妥協できるものもあります。
まぁ嫁に上記の条件のほかに何かあるか?と聞いたところ。
『マツダ車』
というありがたいお言葉をいただきましたがww
まぁマツダ車に限定してしまいますともはや選択の余地はほとんど残されておりません(;´Д`)
私的にも別段それで問題ないのですが、折角の機会ですから、条件に合う各社の車の情報くらいは集めておきたいところではあります。
その結果、仮にマツダ車以外だったとしても、まぁ最後の最後では嫁も反対はせんでしょう。
というわけで、これで次期愛車を絞り込む条件は一応整ったことになります。
ところで…
この愛車を絞り込むための10の項目ですが…
何か足りないと思った方いませんか?σ(..;)?
排気量は(; ゚Д゚)??
そうです。
次期愛車を絞り込むた為の10項目の中に、動力性能、即ち排気量の項目がありません。
条件の項目に記載がない以上、動力性能は一切不問という意味になります。
つまり極端な話をすれば、他の条件を満たすのであれば
軽でも可ということになる。
いや、さすがにそれはないでしょ~、と思われるかもしれませんが…
実際に上に挙げている10個の項目全ての条件を満たしてくれる車ならば、たとえそれが軽自動車であっても私は構わないと思ってます。
そうは言っても現実問題、過去にFDのようなハイパワー車両、しかもチューニングをして300馬力をオーバーするような車に乗っていた人間が、果たして動力性能の劣る車に乗って満足する事が可能なのかどうか?厳しいんじゃないの、と思われるのも無理は無いです。
やはり、FDとまでは言わないまでも、ある程度の馬力やトルクは欲しいと思うのが、過去にスポーツカーを乗っていた人間の性ですからね。
現に私にだって決してそういう気持ちが無いわけではありません。
しかしそれ以上に、私の根底に根付いてしまった価値観があります。
それは以前、
FDとの別れの番外編のブログに書きましたが。
公道で使い切れないパワーに価値はあるのか?
という、車に対して持ってしまった根源的な疑問です。
余談ですが、私はFDを手放してから驚くほど運転が変わりました。
FDに乗っていた頃からは到底考えられないほど、安全で大人しい運転をしている事でしょう。
現に郊外の流れの速い国道で、全然気づかずにネズミ捕りの横を通り過ぎてもまるで捕まる気配が無かった時、少なくともFDに乗っていた頃の自分はもう既に過去なんだと実感しました。
こんな今の私に、
FD程のパワーが与えられたとして一体何の意味があるのでしょうか?
運転の質というのは決して乗っている車が決めるのではありません。
運転している人間の質が、結果として車の動きに反映されるだけのことです。
どんな小さな車でも、性能を振り絞って出し尽くせばある程度速く走れるのと同時に、どんなパワーのある車でもゆったりゆっくり走る事は可能です。
そしてそれを決めるのは車ではなくドライバーでしょう。
おそらく今の私がFDを運転した場合、カタログ燃費に迫るレベルのエコロジーFDが1台世に誕生するだけの事ですww
『いや、それは違うでしょ』 と、多くの方は思うでしょうね。
車の価値をそれだけで論ずるのは馬鹿げている。実際そう思われるのも無理は無いでしょう。
私だってFDに乗っている間、こんな事を考えたこともありませんでしたから。
そもそもこれを肯定してしまったら、世に出回っている車の大半の存在を否定する事になります。
ですが現実問題、日本の道路事情の中で、仮に300馬力の車を走らせた場合一体何%の性能を使い切る事ができるでしょう?
全て出し切る事は不可能ですね。よく頑張ったとしても30%程度が関の山でしょう。
というより、わが国の法律の範囲内では、本来その程度しか使ってはならんのです。
では、その
使い切れない70%に価値は無いのか?
それは即ち先ほどの私の疑問と同義ですよね。
ですが現に、使いきれる、使い切れないという議論は別にしても、そこに価値を感じられる人達の多くが、実際にハイパワー車両を所持し、乗っておられる。
ですから、その価値観を否定するつもりは一切ありません。
もちろん、そこに圧倒的なパワーが在るというだけで十分に価値は存在するでしょうし、またそれを所有する喜びというものも当然あります。
実際何でもかんでも使い切らなければならない道理はありませんから、使いきれなければ価値が無いというのはあまりに暴論なのも事実でしょう。
ですが、それが
私にとっての答えであるかどうかは別問題です。
仮に100人中99人がそこに価値を感じていたとしても、私自身が必要性を感じることが出来ないのであれば、私の中ではそれは無価値に等しい。
たとえ世間的にはマイノリティであろうとも、実際に私が車選ぶに当たっては、決して無視することの出来ない、唯一無二の重要な価値観になります。
ですから、私にとって車の動力性能とは一体何なのか?
それを正しく見極めない事には、次期愛車を決める事は出来ません。
というか、そこが中途半端な状態で下手に決めてしまうと、後々後悔する羽目になるでしょう。
実は、その答えを出す為に、
先日のマーチでの長距離ドライブが存在しました。
ブログの中で
『今回ドライブにマーチを選んだ理由がもうひとつあるんですが、それは先月から再三ブログでお話している車の買い替えに関係します。』
と書きましたが、それがまさに今回の中身です。
私のマーチは1240ccNA。私が所有した車の中では最も非力な部類に入る車両です。
この車両で、往復600km、オール下道という長距離ドライブをした時、私は一体何を感じるのか。
それこそが即ち、私にとって動力性能とは何かという答えになりはしないか?
そう考えたのがきっかけです。
実際行ってみるまで、私はてっきり今回の長距離ドライブが
相当に苦痛なものになるだろうと思っていました。
1500ccクラスならばともかく、さすがに1200ccでは物足りないのではないかと。
そこで、結果的に私にとってパワーとはある程度必要なものであるという結論が出るのだろうなと、漠然と考えていたんです。
しかし結果は全く予想外でした(;゚▽゚)
苦痛どころか、1200ccのNAのマーチでもそれなりに楽しめている自分がそこにいました。
もちろん、6つも峠を越えたのですから、パワー不足を感じる場面は1度や2度ではありません。
しかし、それに不満を覚えたかといえば、
正直 『別に…』
どうせ目の前に車がいれば、出せるものも出せませんし。
そもそも非力すぎて前車を追い抜くという選択肢がありませんから、穏やかな気持ちで車列の後ろをゆったり走れます。
というか、基本的には置いてかれますし、後ろから煽られて先を譲る場面もちらほら。
だからといって、それらにいちいち苛立ちを覚えるかと言えば全く気にもなりません。
この時私ははっきりと確信しました。
あぁなるほど…
私の運転スタイルがパワーを必要としていないんだと。
あればあったで困らないけれど、無ければ無いで、まぁ別段問題ない。
その程度のレベルの条件なんだ。私はそう結論付けました。
実際に近年、1500ccの嫁のデミオで我が家の全ての遠出や旅行を賄ってきました。
九州までの往復2500kmの新婚旅行もデミオでしたし、青森までの往復1800kmもデミオ。
高速道路、峠、街中、色んなシチュエーションを運転してきましたが、そこで感じたのは
1500ccでも十分じゃない?
という率直な感想でした。
もっとパワーがあればと思う場面はありましたが、そこに不満を感じることは在りませんでした。
ですから、今回のようなテストをしなくとも、私にとって動力性能は1500ccレベルもあれば十分であることは既にある程度理解はしていたんです。
ですが、まさか1200ccですら許容可能なレベルとは思っていませんでした。
今の私にとって、
動力性能有無は瑣末な事なんでしょう。
パワーに任せて自分本位に運転していた昔に比べ、同乗者や周りの動きに気を遣った運転になっている現在、動力性能は交通の流れを妨げないレベルで存在していれば十分ということです。
たとえ1200ccでも、アクセルベタ踏みすればそれなりに加速はしますし、長距離ドライブの中でもそのようなシチュエーションは数える程もありません。
法定速度で走っている限り、1200ccでもアクセル開度は驚くほど少ない。
それを十分に理解できただけでも、今回マーチでわざわざ遠出をした甲斐がありました。
長くなりましたが、上記の理由から次期愛車選びの項目では動力性能は不問としました。
ただ、実際に選ぶ際はちゃんと試乗はしたいところですね。
いかにパワーが必要ないとはいえ、パワーも無い、レスポンスも悪い、フィーリングも糞ということになると、別の理由で許容できません。
逆に言えば、いくらパワーがあっても、レスポンスやフィーリングが悪ければ却下ですけどね。
しかし、元FD乗りで、1200ccクラスのコンパクトカーでも全然OKという人は
極少数でしょうね(;´Д`)