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ねぎのリーダーの愛車 [三菱 タウンボックス]

整備手帳

作業日:2014年10月26日

ISCV清掃でアイドリング時のハンチング解消

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目的 修理・故障・メンテナンス
作業 DIY
難易度

中級

作業時間 3時間以内
1
さーてさて、今回はタイトル通り、アイドリングの不安定さを改善する為の掃除を行いましたよ。
私の車、中古での購入時から何かアイドリングが不安定でして…購入時にスロットルから吹くタイプのエンジンクリーナーとかプラグやエアエレメント交換は一通りやってるので、こんなもんかと思ってましたがどうやらそうではない事に気付いたという_| ̄|○

症状としては、冷間時、温間時問わず勝手にアイドルアップしたりしてましたが、かといってエアコンON時では正常なアイドルアップは行われていまして。
電気系統を使ったりすると、いきなり2~300rpm程度アイドリングが上がったり下がったりする事が多々ありました。

これ、アイドルアップだけなら大して困りはしませんが、予想してもいない時にいきなり「来たり」します。
具体的には、バックしてるといきなりエンジン回転数が上がって加速したりするというデンジャラスさもあったので(汗
なんとかしたいと思ってましたが、やっとこさ重い腰を上げて「アイドルスピードコントロールバルブ(ISCV)」の清掃作業を行ってみましたよ。


事前にWEBで情報を集め、スロットル回りだけならなんとかなるかな、と思いとりあえず周辺をバラしますが…
まずエアクリのフタを外し、エアクリボックス本体を留めているM6を2本外します。
青丸の部分を緩めていけば良いのですが、エアクリからスロットルボディに繋がるゴムのダクトも外した方が良いので、その2箇所もバンドを緩めておきます。

あ、赤丸の部分はスロットル前のダクトに繋がっているブローバイの還元ホースなのですが、これがあるととっても邪魔なのでこれも取り外しましょう。
…差し込みは結構硬いので、シリコンスプレーなんかを吹いて潤滑した方が良いでしょう。
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で、目的のブツ、ISCVは赤丸のところに鎮座されておられます。スロットルボディの下側ですね。
…かなりアクセスしづらい位置ですが、私の車の場合、締結ネジはトルクスではなくただのプラスだったので、スロットルを外さずともいける、と判断してますね。

なお、このISCVに関しては、どうやら三菱からも清掃点検のお知らせ、という物が出ているみたいで。
経年劣化で汚れて不調になる、という事はもはや周知の事実らしいのでこれはやらないと駄目かな、と思ってたのは秘密で(以下略
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そしてエアクリの固定ボルトを外してエアクリに自由度を持たせれば、ダクト部分のみを取り外す事が出来ますね。
とはいえ、ゴムなので年式たってる車ならカチコチだと思いますが…7年落ちならまだ助かってましたよ(笑
ちなみに、エアクリ側のダクト固定のバンドはかなりボルトが回しづらい位置にあるので、板ラチェットとかを駆使する必要があります。

なお、このダクトに繋がってるブローバイ還元ホースはただの挿し込みだけですが、取り回しが悪い上に、根元となるダクト側の挿入パイプ部分がちょっと怖いですが。
ゴムのジャバラダクトにL時のプラスチックの筒が埋め込まれているだけなので、じっくりやらないと間違いなくもげますねコレ(汗

あ、作業的には1枚目の写真にある、アクセルワイヤーと負圧ホースを固定しているステーも先に外しておかないと手が入りません。
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エアクリダクトを外してエアクリをずらせばやっとISCVとご対面ですが…なんとまあ外見も汚いこと(泣
しかし本当にやりづらいのはここからで、このISCV、プラスボルト3本で締結されているのですがこれがまた車体のフレームが微妙に邪魔して工具が入りません。
エアクリ本体を外せればだいぶマシになるとは思いますが。

こればかりは実際の取り付けを見た方が分かりやすいので詳細は割愛しますが、たかだかM4のプラスを緩めるのにも手持ちのドライバーの長さが全く合わなかったです_| ̄|○
L時の簡易的なレンチに2番のプラスビットだけをくっつけ、20°ずつ位回したりしていかないと「下側」のネジは外れなかったので…
それさえクリア出来れば、ISCVに繋がってるカプラーを抜けば分離出来ます。

…正直、これはガスケットを用意してスロットルボディ本体を外した方が絶対に手間が少ないかなと_| ̄|○
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で、そんなこんなでやっと取り外せたISCVですが…やはりと言いますかかなり汚れていますね。
あらかじめ検索しておいたタイプとはかなり異なっていますが、作用は同じだと信じてみます。

が、色々眺め回しているとどうやらこのスプリングのはまってる部分全体が、電気駆動で出たり入ったりする仕組みっぽいです。
根元、と言いますか本体側はモーターみたいなので、これは下手にキャブクリーナーとかぶっかけるのは危険かな、と私は判断しましたよ。

さすがにこれを見たら私もアイドリングの不調はこれが原因なのでは、と思わざるを得なかったです。
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この中央部の穴にある突起物の先端部、おそらく温度か何かの棒状のセンサーがある部分も全く「地」が見えず、こんもり汚れてました(笑
写真写り悪くて分かりづらいと思いますが、穴の中全部が茶色い汚れでびっしりでしたよ…

なお、ISCVそのものの取り付けボルトの位置はこの写真を参考にどうぞ。
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こちらはカメラを突っ込んで撮った、スロットルボディ側の写真ですが。
結構汚れ、と言いますかドライなカスがあり、これも清掃してみました。

ちなみに、これらって三菱の指定の掃除概要では、キャブクリーナーとかは使わずに掃除しろ、とあります。
このスロットル側の穴も、穴そのものには手を触れずに外周だけ掃除すべきとなってるので、とりあえず私もそうしましたね。

※参考URL
http://www.mitsubishi-motors.co.jp/support/recall/others/tenken/detail_046.html
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そして肝心のISCVも何もケミカルを使わず、キッチンペーパーや爪楊枝を駆使して優しく優しく汚れをこそげ取ってみました。

一応、目立った汚れは全て落とせまして、筒中央部の穴の内部のセンサー(?)も、ちゃんと金属肌が露出しました。
ここが汚れていると動作不良起こして当然だとは思いますが…なお本体側は素の状態でストロークしたりする部分は無く、ここだけで清掃が済んだのは僥倖でしたね。

…ちなみにコレ見てると、スクーターのオートチョーク(バイメタルスタータ)思い出したのは秘密ですが(笑
この位のシステムを組み込んでくれれば、なかなか動作不良も起こらないとは思うのですけれどねえ~

と、清掃が済んだら後はパーツを元に戻していくだけですが、ISCV本体にストレスを与えない様にしないと駄目ですね。
肝心のプラスボルトに関しては、プラスビットのみを手で持ってじっくりボルトを締める、といった発狂しそうな作業も必要ですが…
正直、三菱の指定でも「ミニキャブ、タウンボックスはスロットル外して作業すべし」とあるので、私のやり方はまずお奨め出来ないです(泣
これはモノの構造を見てなんとかいける、と判断した上で、ネジが外せたとしても取り付ける事は可能なのか、といった点も自分の裁量で見ないといけませんしね。


でもって、すべての作業が完了してエンジンをかけ、早速暖機したりしましたがアイドリングの不安定さは全く無くなってました。
走行後のアイドリングや負荷を掛けた状態、そして肝心のバックでもエンジン回転数の不安定さはなく、不具合は改善されたと見て良いでしょう。
これでもっと落ち着いて運転が出来ますよ(笑

が…単なるISCVの清掃そのもので症状は改善したので私は幸運でしたが、作業的にはスロットルボディ外した方が絶対に良い、とだけは記させて頂きますね(爆
当然ですが、安易に真似して取り付けネジ舐めても責任は取れませんのでよろしくです。

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この記事へのコメント

2020年6月9日 9:13
妻のタウンボックス(U61W)もここ最近アイドリングが高めなので
清掃を実施してみようと思います。
参考になります。m(__)m
コメントへの返答
2020年6月9日 17:57
コメントありがとうございます~

ISCV、よく汚れるので有名ですがマメな清掃は必須と言って良いと思います。
ただちょっとアクセスしづらいのが難点ですが…

一応、作業後には一度バッテリーをカットして色々リセットしておいた方が安定感は上がりますので参考までにどうぞ。

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