初めてのミニバンにして初めての新車購入。
なるべく安く、背が高くなく、大人数が乗れるスライドドア付きのミニバンという贅沢な選択肢をクリアーしたのがこの車でした。
アイシスと競合させましたが、購入当時、マツダの上昇機運はほとんど見えていない状態であり、モデル末期ということもあって大幅値下げしてくれたため決断したことをよく覚えています。
肝心の性能はというと、費用対効果を考えるととても満足のいくものでした。
ミニバンといえどもある程度走る能力は欲しいと思っていましたが、特に旋回性能が高く、峠をガンガン攻めても無駄なロールの出現からくる恐怖感を感じさせませんでした。
また、マニュアルモードも5速まであり、雪道でもエンジンブレーキを直感的に使うことができ、非常に運転しやすかったです。
また、ガナドールのマフラーとブリッツの純正交換タイプエアクリを入れ、給排気系を軽くいじったら驚く程パワフルでさらに運転しやすくなりました。
実用性能も十分で、唯一気になったのは前席周りに小物を収納場所が少ない、ということくらいでしたが、これは設計の古さから致し方なかったのでしょう。
燃費もコンスタントに13~14km/lをたたき出してくれました。
新車で200万円という価格から考えると、とてもお買い得感の高い良車で、マツダのファンになるきっかけを与えてくれた車でした。
しかし、かなりの過走行とあちこちに打撲傷を負ったことなどにより、2013年5月にタントと選手交代と相成りました。