日産自動車横浜工場ゲストホール （日産エンジンミュージアム）

日産自動車は、1933年（昭和8年）に横浜の地で誕生した。
1965年（昭和40年）座間工場の完成により、車両工場からエンジン等のユニット専門工場に転換。

2002年、旧本社ビルをゲストホール、エンジン博物館（のちにエンジンミュージアムに改名）完成。
その後、横浜市より歴史的建造物に認定された。


エントランスにはダットサン16型ロードスターと7型エンジン。722cc水冷4気筒16馬力。


最新型のGT-R Tスペック。90年の歴史を感じます。


2007年からGT-R専用となるVR38DETT生産開始。このエンジンは、流れ作業による生産ではなく、専用のクリーンルームにおいて1台1台が「匠」と呼ばれる熟練工において生産・テストされ、全ての工程を合格した物のみが栃木工場へ出荷され、ボディに搭載される。


GA4型（1961年、プリンススカイライン）
プリンスの前身富士精密が開発した4気筒OHV式。プッシュロッドがよく分かります。


A10S型（1966年、サニーB10）
簡素な構造、軽快な加速、良好な燃費の傑作。名機A型の誕生。


L20ET型（1979年、セドリック430）
日本初の市販車用ターボチャージャー付きエンジン。結晶塗装が格好いいです。


S20型（1969年、スカイライン2000GT-R PGC10型）
レース用GR8型をベースに開発した高性能DOHC式。


S20型エンジンのカットモデル〜勿体無く思うのは私だけ？でも格好いい！


FJ20ET型（1983年、スカイラインRSターボ DR30型）
4バルブDOHCにターボをつけた高性能4気筒エンジン。


RB26DETT型（1999年、スカイラインGT-R R34型）
レースレギュレーションに対応したGT-R専用エンジン。


VRH35Z型（1992年、ニッサンR91CP型グループCレーサー）
ルマン24時間レースに挑戦したレース用ツインターボ。

こじんまりとした建物に名機の数々。
じっくり見たら半日はかかりそうです。新しいe-powerも凄いと思いますが、やはり過去の歴史を見る方が楽しく癒されます。