とら。のブログ一覧

今回の帰省では、 前回ブログネタの987ボクスタースパイダー のほかにもう一台、新しい車に乗る機会がありました。

Audi A7 スポーツバック2.0TFSIクワトロ


A7は最近モデルチェンジしたので、ひとつ前のモデルになります。

全長約5m、幅1.9m超という堂々たる体躯。北海道以外ではちょっと持て余すかもですね。
すっきりしたフォルム＆ディテールのせいか、同等サイズのMB CLE（CLS）やBMW 6GCのような威圧感はありません。





このクルマで、義両親とウチ夫婦の4人で帯広方面（十勝川温泉）まで一泊旅行で往復約500km走ってきました☆

このボディサイズ、2t近い車重にしてエンジンは2Lの直4ターボですが、普通に走る分にはとくに不足を感じることはありません。

街乗り／ツーリングペースでエンジン回転数が1500rpmを超えることはまずなく、特段、“ガンバってます！！”感を出すことも無く、するすると車速が乗っていくという、最近のダウンサイジングターボ車に共通の加速感覚です。
60km/hでも7速に入ってしまうのでエンジン回転数は1200rpm以下（汗）。逆に一定速度を保つのが難しいほど、トルクバンドギリギリを使ってクルーズしよります。
アクティブクルコンが付いてたっぽかったけど、使い方わからず。。。orz

そんなこんなで500kmドライブの独断インプレですが、

「十分に上質。でもナンか足りない。」 （注：個人の感想です）

とくにステアリングをはじめ操作系全般が軽い。
これはアウディの考え方なんでしょうかね？ストレス軽減には有効なのかもですが、個人的にはもう少し手応えのある方が好み。
運転操作に対する車の挙動も、「ハンドル操作に対して正確に反応する」けど、路面からのインフォメーションは少な目。
987スパイダーのような、クルマが手足で路面やクルマと対話しながら走らせるような感覚とは違い、「言うことは忠実に聞くけどあまり話し掛けてこないタイプ」とでも言えばいいんでしょうか、私の求めるものとは少し違うかなと。

あと、恐らく直4エンジンによるフロントの軽さも、車格相応の『いいクルマ感』にはマイナスに働いたような気がします。
V6搭載モデルなら印象は違うかもですが。

車内は、エンジン音を含めた走行音がムリヤリ感なくきちんと押さえられている点はサスガです。　
でも、僅かに聞こえるエンジン音や回転フィールが「フツーのエンジン」で、ナンだか萌えません。
いまの時代、エンジンフィールに拘る人間がどれだけ居るか？とも思うけど、『クルマはやっぱりエンジンだ！』的志向の旧式人間としては、エンジンの存在感が希薄なクルマはイマイチそそられないのです（音のデカいクルマという意味ではなく）。

ナンか、後半はA7の悪口みたくなっちゃいましたが、ほとんどは“好み”のレベルだと思います。
静かでストレスなく、大人4人が長距離を快適にドライブできるスタイリッシュなクーペで、4発を積んだおかげでハンドリングも軽快。
ネットの こちらの試乗記事 も、あながち単なる提灯記事でもなく適切な評価だと思います。

つっても、たとえ中古で安くなったとしても、自分にゃやっぱ30年早いすね。 (^.^