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クルーの外装を一通り見終えたら、次は内装を見たいと思います。

インパネは世代や用途によって形状が何種類も存在するY31セドリックとは異なり、歴代を通して1種類のみで、色もグレーしかありません。

ただし、メーターパネルやセンターコンソール、スイッチ類の配置は仕様によって異なります。

ステアリングはタクシー仕様の一部に2本スポークが設定される以外は全て4本スポークとなります。

オプションのエアバッグは運転席のみ設定で、助手席用は最後まで用意されませんでした。

ちなみにABSはガソリン、LPG車のみオプション設定でサルーン系を含めても標準装備のグレードは存在せず、ディーゼル車には設定すらありませんでした。

メーターパネルです。

教習車はタコメーターが標準装備です。

走行距離が4万km弱と年式の割に少ないですが、内装のヘタリの少なさを考えると実走行と思われます。

タクシー仕様の廉価モデルはタコメーターが無く、代わりにタコグラフ装着スペースが設定されており、オプションでデジタル時計も装着可能です。

窓は手巻きが標準ですが、オプションでパワーウインドウも装着可能です。

ルームミラーは2段式です。

運転席と助手席を個別に照らすマップランプです。

マップランプとは別に装備されるルームランプです。

オーデイオスペースは1DINx2で、2DINはパネルを切断しないと入りません。
パイオニア製社外オーデイオが装着されていますが、元々オーディオレスだった当車はラジオアンテナが装備されておらず、ラジオが聴けるかは不明です。

ハザードスイッチは運転席左側にありますが、見えにくい位置にあるため、使い勝手は悪そうです。


シートはビニール張りが標準ですが、オプションでファブリックシートが装着されています。
教習車のみ後席ヘッドレストが非装備となっており、運転手が後方確認しやすい一方で後席乗員の安全性は低下します。

また、教習車をタクシーに転用する場合、保安基準の上乗せ規制が廃止される2015年以前は後席ヘッドレストが必須だったため、シートを交換する必要がありました。

ランバーサポートは運転席、助手席両方装備されていますが、シートリフターは運転席のみです（コンフォート教習車はランバーサポートが助手席しか装備されない一方でシートリフターは両方に装備）。

運転席座面右脇にはフューエルリッド/トランクリッドオープナーが装備されています。

トランクルームです。
ガソリン車なのでLPGタンクはありません。

フロアカーペットをめくってもサビや浸水跡は無く綺麗な状態でした。

ハイマウントストップランプはハロゲンタイプが標準ですが、社外品の細長LEDタイプに交換されています。