腰痛対策!純正シートホール性ドアップ+ちょいローポジ化
目的 |
修理・故障・メンテナンス |
作業 |
DIY |
難易度 |
初級 |
作業時間 |
1時間以内 |
1
ホンダ車あるあるだと思うんですが、シートが硬い((+_+))
ふにゃふにゃ過ぎよりはいいんですが、シートに対する体の接触面積が小さすぎて時間が経つと当たっている所が痛くなります。
おまけに体も動いて無駄に踏ん張るんで疲れます。
そして腰の隙間で腰痛、、、
ということで体圧分散大作戦です!
シート裏を開けるとこんな感じです。
どのメーカーもか分かりませんが、シート背面と座面にはこのように波状のスプリングが入っています。
これが悪の根源です。
背面(座面)に対して平らに設置されたコイツが撓まず、背骨の部分にだけ荷重が集中してしまいます。。。
じゃあ理想は?という詳しい説明は後で説明するとして、、、
2
すでに交換済みですが、、、
スプリングを梱包用のPPバンドに交換しました。
スプリングは外に押し広げながら引っ張ると抜けます。
座面はフレームやら調整機構の部品やら色々あってやりにくいです。
しかも若干返しが付いているのでそれを緩めるようにして上下に捻りながら抜き取ります。
3
底はこんな感じに。
スプリングが通っていた穴には太めのインシュロックを通して、そこにPPバンドを通しました。
ある程度調整出来るように余裕を持たせて、余った部分はクリップで止めておきました。
ここで一つ注意点。
フレームのバリ取りはほぼされておらず、刃物同然です。
不用意に触ったり握ったりするとスパッと切れます。
素手での作業はオススメしません、、、
4
効果あるか分かりませんが、個人的には部分辺りに丸めたタオルを詰めて、ランバーサポートが少しでも機能するようにしてみました。
さて、ここでなぜ純正シートで腰が痛くなるかを説明しましょう。
(一応理学療法士という資格なのでこの辺は少しだけ知っているつもりです)
ご存じの方もいるかもですが、背骨は横から見て
・頸椎が前
・胸椎が後ろ
・腰椎が前
へカーブしてS字を描いています。
これが上下に撓んでスプリングのように衝撃を吸収します。
で、運転中の腰痛や肩こりの原因の一つとされているのがいわゆる「猫背」なわけです。
椅子に浅く腰掛けたり背もたれを倒しすぎたりすると頸椎と腰椎の本来のカーブが失われて「C型の背骨」になってしまいます。
そうするとその不自然な自然を保とうと背中の筋肉は伸ばされる上に無理な力が入り、椎間板にも負担がかかります。
これがギックリ腰やヘルニの原因になったりもします。
人間は立っている時の姿勢が一番自然と言われてます。
もちろんS字が保たれた状態でですが。
それに加えて
・骨盤が前後水平
・耳が肩先と垂直
がニュートラルなポジションです。
(もっと細かく言うとたくさんあります。)
これは運転姿勢にも当てはまります。
着座した状態での上半身がそのようになっていると負担が減ります。
あとはその体に合わせたシート形状があれば、姿勢は維持できます。
それがレカロやブリッドみたいなスポーツシートなわけです。
おまけにこれらは荷重を点ではなく面で支えるような体圧分散の形状になっていれば、一点に荷重が集中することなく、楽に体を支えてくれます。
要は首に優しい枕とかエアウィーブとかと同じ仕組みです。
ちなみに応接間のソファーみたいにフカフカすぎると、逆に椅子に体が沈み込みすぎてしまい、身動きが取れなくなって余計に疲れてしまいます。
瞬間は気持ちいいんですけどね(^_^;)
なので硬いスプリングをPPバンドに替えて体圧分散するように仕向け、座面、腰部、背部のバンドのテンションを変えて背骨のS字を支えるような形を取るようにしたわけです。
これで姿勢をキープしやすいハンモック形状となり、運転中のストレスが軽減するわけです。
、、、長々とすみませんでしたm(_ _)m
5
で、感想ですが、、、
明らかかに変化がありました!
臀部や腰背部が適度に沈み込んでくれることによって体の固定性が上がりました。
ブレーキでお尻が前に滑ってしまうような感じも減り、普通のカーブなら体はそんなにブレません。
腰の隙間も減って、肩甲骨、後頭部がしっかりと接するようになったので、運転中の痛みやコリは激減しました!
おまけに数センチローポジになったので、ミニバン特有の腰高な座面によるアクセルやブレーキの踏みにくさは軽減されました♪
これで長距離ドライブも楽ちんです(●´ω`●)
このやり方が皆さんに合うか分かりませんが、もし悩んでいる方がいれば試してみてもいいかもしれません(・∀・)
今回も参考になれば幸いです。
以上!
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