ＴＴ２サンバートラックのＦショックのオイル交換

　物はＴＶ１用らしいサスのＯＨをします。ばらしはアッパーがきつくしまっていてインパクトでも苦戦しましたが、スプリングはすんなり縮められました、ストラット式はレバー比が低くてそこがいい。そしたら作業用に鉄ホイールを積み上げます。ポンチで底のセンターにドリルの滑り止めを付けます。

鉄粉を磁石で取りながら４㎜のドリルで穴をあけてから５㎜ので本番の穴をあけます。ただ、これ一発で５㎜の方が良かったかも。鉄粉が中に落ちてましたし。でも排出出来ましたけど。

Ｍ６のタップでねじ山を切ります。底板は厚すぎず薄すぎず、素人にもやりやかったです。写真だと抜き際なので斜めになってますが、ちゃんと垂直にやります。

やっとオイル排出です。鉄くずが入るので伸ばしておいたショックをストローク。１６０ｃｃぐらいと聞いていたので適当な紙コップにしたらギリッギリでした、表面張力で入っているぐらい。ジョセフジョースターならチョコを溶かしている所です。

抜いたオイルはそれでも透明感も多少残っていて鉄粉で銀色とかではありませんでしたが、やっぱり微粒子の鉄や黒い何かが分散しています。若干極圧剤っぽい匂いがするのと、油性が高い印象です。オイルオイルしてる。交換前提のオイルではないので技術情報はありませんが、シム式ダンパーは大抵０１です。でも手持ちのＡＢＳＯーＲＳは少ないのでヤマハのＧ５と滴下や拡散テストやって粘度チェック。紙の染みがそうですが、縁の染み具合はどれも似たような物かな。

結局Ｇ５とＡＢＳＯ　ＲＳをちゃんぽん、ＮＮＬも３％ぐらい混ぜてオイラーで突っ込む事にしました。カルピスは人間の方に入れました。

ネジは１５㎜のＭ６の買い置きです。ベースバルブまで２０㎜ぐらいありました。素材がもしかしたらアルミとかかも。銅ワッシャーで漏れ止めしましたが、無事密閉出来て漏れはありませんでした。今更ですが、１０㎜ぐらいのネジにした方が良いかもな。

あとはエア抜きです。複筒式なので伸ばす時は正立、圧縮時は倒立でやってると、エアが抜けて減衰が安定してきます。大まかな印象としては純正状態とほぼ同じぐらいですが、瞬間的な入力に小さい減衰でわずかに動く？って印象です。またオイル入れている途中で排出時と比較しても、潤滑性能が回復している印象でした。