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二階堂卓也のブログ一覧

2017年02月11日 イイね!

面子を潰されるという事

面子を潰されるという事







先日、僕の職場に
5年程前から、お付き合いをさせて頂いているAさんという方がみえたのですが
会話の途中、
突然、Aさんが驚きのカミングアウトをされました。

Aさん「僕、実は ほにゃららの マネージャーなんです」

二階堂「えっ!? ほにゃららさんて、あの ほにゃららさんですよね?」

そちらのAさんは、住まいは東京で
職場も東京ですが
何故か、僕の職場に出入りされるようになって早5年。
以前から、芸能のお仕事をされているのは知っていましたが
そういった職業の方は、普段から、不特定多数の方々に、興味本位で根掘り葉掘り色々と聞かれて、嫌な思いをされているであろうと思い
お仕事の深い話しは、此方も気を遣って、突っ込まない様にしておりました。

それが、突然、その方自らのカミングアウト。

しかも、そのほにゃららさん は超大物の国民的大スター。

久しぶりに驚きましたよ。
この歳になると、あんまり驚くこともないんですけどねぇ。。

んで、僕は その ほにゃららさんの、昔からの大ファンだったので

二階堂「僕も大ファンなんで、応援していますと、是非お伝え下さい。」

Aさん「分かりました。伝えておきます。今は、来年のイベントに向けて大忙しです。」


んで、それ以降はその ほにゃららさんの話題は避ける様にしました。
Aさんに嫌な思いをさせたくなかったですから。。

そのAさんは、昔から腰の低い方で
いつも、丁寧な挨拶と義理堅い対応で
此方が恐縮することもしばしば。

ほにゃららさんのマネージャーさんなら
そちらの業界では
威張り散らしても、それがまかり通るレベルの
位(くらい)の高い方です。

ですが、とても それが信じられない程の腰の低さ。

ほにゃららさんが「恥をかかない様」に、ほにゃららさんの「面子を潰さない様」に、
いつでも、準備万端で全く隙がありません。
例えるなら、高倉健さんのような方です。

なるほど、大物スターとは、こういった方々に支えられているのかと、感心することしきりでした。





「面子を潰される事」
このテーマで、書かれたブログを以前ネットで読んだ事があって
非常に鋭い指摘だったのを思い出し、探してみたらありましたので
此方で紹介したいと思います。
税理士もりりさんのブログです。
問題があれば削除しますから、連絡下さい。





ビジネスで付き合う人にやってはいけないこと

 それと、そうそう、ビジネスに生きる人が絶対にやっちゃいけないことがあります。それは「相手のメンツを潰すこと」「恩を仇で返すこと」「恥をかかせること」。これは相手が誰であれ、絶対にやっちゃいけないことです。

 これは、メンツを潰された相手は信じられないほど怒りますからね。もうそれは、一生かかっても恨まれて、修復不可能なほどの怒りを買います。それを修復するためには膨大な時間と誠意が必要になりますから、相手のメンツを潰したり、相手の顔に泥を塗るようなことはやっちゃいけません。

 これ、中国でビジネスをしている人に聞くと、同じこと言いますよね。「中国人とビジネスをする際には、信用とコネが大事。だから絶対に相手のメンツを立ててビジネスをしなければいけない」って言いますね。それは中国だけじゃなくて、日本でも全く一緒です。いえ、世界中どこでも一緒だと思います。

「中略」

 まあ、とにかくビジネスをしていて、というか人付き合いをしていて一番腹が立つのは「メンツを潰す奴」と「恩を仇で返す奴」ですねぇ。そういえば、以前勤めていた職場には上司にそんな人いましたね。もうこれだけは許せなかったですね、だって自分のミスを部下のせいにするんですもの。それも公の場や、取引先の前で部下に恥をかかせるわけですからね。それも一度じゃありません。いつでも(笑)。

 いえ、そうやって自分の立場を守りたいのなら、事前に「悪い、もりり君、申し訳ないけど、ちょっとお客の前で悪者になってくれるか。ゴメンな。」と言ってくれれば、それなりにこっちだって上司の顔を立てて演技してあげますやんか。それを言わずに、自分のミスをいきなり部下のせいにするなんて、そりゃ腹立ちまっせ。それまでのお客さんに対するこっちの顔が丸つぶれですやんか。こんな奴、ぶん殴ったろか、と思います(笑)。

 ま、とにかく人付き合いでやっちゃいけないこと、特にビジネスにおいて絶対にしちゃいけないことは、相手のメンツ、相手の顔を潰すこと、そして相手の誠意を踏みにじることです。こんなことをしたら、それで得た利益を遙かに上回るしっぺ返しがあることを覚悟しておくべきですね。それほど人の恨み、憎しみというのは強くて怖いものですよ(笑)。

 これから社会で活躍しようという方は、どんな世界に飛び込んでも、このビジネスにおける人付き合いの鉄則だけは絶対守っておいたほうが得策です。「いや、俺は優秀だから、そんなのカンケーねぇ。俺のルールが一番や。邪魔する奴は全部やっつけたる。」と活きのいい方もおられるかも知れませんが、忘れた頃にしっぺ返し、必ず来ますよ(笑)。ご注意あれ。

(終)





永遠のライバル、F1ドライバー
ジェームス・ハントとニキ・ラウダが壮絶なタイトル争いをした、1976年の死闘を描いた2013年製作の米独合作映画。
「ラッシュ」は本当に良く出来た映画です。
1970年代のF1ファンである自分は、暇さえあれば何度も、観てしまいます。

ただ、あの映画で描かれなかったエピソードで
僕がどうしても映画に入れて欲しかった出来事があります。

僕の一番好きなF1ドライバーが
ジェームス・ハントだという事は、今までもブログで散々語ってきました。

でも、ハントに負けず劣らず好きなドライバーがいます。
それは、ハントの最大のライバルであった
ニキ・ラウダ。
正反対の2人ですが、お互いが意識し合っていた
奇妙な友情関係で結ばれていた2人です。
F1デビュー前は、一緒のアパートで2人で暮らした事もあったそうです。


1973年のBRM時代のチームメイト
クレイ・レガツォーニの推薦と
1972年のマーチでのラウダの活躍を見た
エンツォ・フェラーリがラウダを気に入った事もあって
低迷していたフェラーリを再建する目的で
ラウダはフェラーリに迎えられました。

エンツォの読みは見事に当たり
1974年シーズンから息を吹き返したフェラーリは久しぶりの優勝を勝ち取ります。
そして翌年の1975年には
早くも、ラウダのドライバーズ・タイトルとフェラーリのコンストラクターズ・タイトルを獲得する事になります。

翌年、1976年は
映画「ラッシュ」でも描かれていたとおり
マクラーレンのジェームス・ハントとの熾烈なタイトル争いが勃発します。結果的には、最終戦の富士でハントが3位でゴールした事で、1ポイント差で、ドライバーズ・タイトルはジェームス・ハントの手に転がり込みます。
しかし、コンストラクターズ・タイトルはフェラーリが死守する形になりました。

この時、映画では描かれていなかった事が、舞台裏では起きていました。

ドイツGPで事故を起こし、ニュルのコース上で燃え盛る炎の中から、助け出されたラウダは一時、危篤状態。
この一報を受けたエンツォは、ラウダはもう走れないと判断して
イタリアGPにゼッケン・ナンバー35のカルロス・ロイテマンを送り込みました。
これにラウダは激怒したと言われています。
ラウダは、次戦のオーストリアGPとオランダGPは欠場するも
イタリアGPに満身創痍の状態で戻ってきました。

これだけでも信じられない事ですが
ラウダは何と、このGPで4位に入り、奇跡の復活を遂げます。
ラウダが「不死鳥」と呼ばれる様になったのは、このレースがきっかけです。
尚、このレースでは
クレイ・レガツォーニは2位
カルロス・ロイテマンは9位。
完全にエンツォの読みは外れました。

しかし、カルロス・ロイテマンを気に入ったエンツォは
翌年1977年クレイ・レガツォーニをチームから追い出し、フェラーリは
カルロス・ロイテマンとラウダでGPに参戦。
これにもラウダは怒りに打ち震えたと言います。

1976年の最終戦、豪雨の富士で「人生にはレースのタイトルより、もっと大切なものがある」と言い残し自らリタイアしたラウダ。
チーム・マネージャーのダニエル・オーデットは
312T2から降りたラウダに、こう耳打ちしたと言います。

オーデット
「イタリアには、何と報告しよう。マシン・トラブルという事にしておくか?」

ラウダ
「いや、結構。ありのままの事実を伝えてくれ」

この事実を知ったエンツォは大激怒。
電話口で怒鳴り散らしたと言われています。

1977年シーズン
フェラーリはチームとしてカルロス・ロイテマンを全面にバックアップするも
功労者のラウダは蚊帳の外。
チームは真っ二つに分かれます。

静かに闘志を燃やしていたラウダは
全レース、圧巻の走りをみせて
残り、カナダGP、日本GPの2戦を残し、ドライバーズ・チャンピオンを獲得。

しかし、エンツォに激怒していたラウダは、残り2戦を欠場します。

これは、フェラーリのチームとしてのコンストラクターズ・ポイントの関係もあり、本来ならありえない事です。

一方、カルロス・ロイテマンは
最終戦まで参戦して、ドライバーズ・ランキングは4位


2戦欠場したラウダのポイントは72。

全てのレースにフル参戦したロイテマンのポイントは42。


シーズン中、チームから冷遇を受けながらも、ラウダは見事にエンツォへ向けての
痛烈なメッセージを送る事に成功しました。


因みにラウダはロイテマンをどう思うか?と聞く記者に、こう答えたそうです。
「ロイテマンはチームメイトでもなければ、ライバルでもない」



1977年、シーズン終了後
ラウダはエンツォに呼び出されます。

フェラーリに3年連続のコンストラクターズ・タイトルをもたらしたラウダに対して、エンツォの出した答えは「白紙の小切手」でした。

ラウダ
「これは何ですか、エンツォ」

エンツォ
「白紙の小切手だ。好きなだけの金額を書いてくれ。それが来シーズンのお前の契約金だ。」

ラウダ
「せっかくだが、お断りしますよ。」

この予想もしなかった、ラウダの発言にエンツォは激昂し、問い詰めたそうです。

それに対して、ラウダは静かにこう答えたそうです。

ラウダ「あんたのチームでは、走りたくないんでね。」



しかし、ラウダの次の移籍先はブラバム。
1977年シーズンのコンストラクターズ・ランキングでは
フェラーリの1位に対して、5位という平凡な成績。

1977年の時点では
ブラバムに移籍すれば、F1ドライバーとしては勝てなくなる事を意味しました。

F1チームのブラバムといえば
伝説のF1ドライバー ジャック・ブラバムが1960年代に作った名門チーム。
1966年シーズンには
自らチーム・オーナーとなり、自らレーサーとしてGPに出場。
ドライバーズ・タイトルとコンストラクターズ・タイトルの2つを獲得するという快挙を成し遂げました。
これを実現したのは
現在においても、ジャック・ブラバム
ただ一人だけです。

1960年代には華々しい成績を残したブラバムでしたが

ジャック・ブラバムがチームを売却した後は低迷。

1977年当時、ブラバムはトップチームとは呼べず
チーム・オーナーはバーニー・エクレストン。
エンジニアには、まだ無名のゴードン・マレーが在籍していましたが
どう贔屓目にみても強豪とは呼べないチーム。

そのブラバムへ移籍するため、ラウダはフェラーリを去りました。
つまり、当時のラウダのブラバムへの移籍は
F1では、勝てなくなる事を意味しました。

何故、そこまでしてラウダは信念を貫き通したのか?
そこには、エンツォがラウダに対して行った
数々の「無礼な行動」に原因がありました。
「面子を潰された」ラウダは、それを許せなかったそうです。




僕が、1970年代のF1ドライバーに惹かれるのは何故か?
考えた事があります。

彼らの華麗なドライビング・テクニック?
彼らのスピード?
彼らのルックス?
ロックンロール・スターの様な派手な生活?
豪放磊落、自由奔放、勇猛果敢なレース展開?
「走る棺桶」と表現してもおかしくない、危険なマシン?

どれも、全部正解です。

でも、本当に惚れ込んでいる理由は
何回優勝した?とか
ファステスト・ラップを何回出した?とか
そういったレースでの
結果の裏側にある


「信念を持った、生きザマに惹かれるからです。」


ジェームス・ハントやニキ・ラウダは
チームに主導権がある、現在のF1の世界では契約すらして貰えないでしょう。
でも、彼らが命を懸けて、刻み付けた
生き様の「爪痕」。
これは、未だに消えていません。
未だに、僕だけでなく
世界中の人々に感動を与え、夢を与えてくれます。

大切なのは、F1での優勝回数なんでしょうか?
年間、何十億を稼いで、セレブな生活をする事なんでしょうか?


F1に、どうして、これ程までに感動が無くなってしまったのか。。
熱気が無くなってしまったのか。。
それは、少しずつ、ほんの少しずつ
洗練され、「人間くささ」が無くなり
「勇気」や「面子」が軽視され。。
「金」が全てを支配するようになってしまったからじゃないのでしょうか?


一度きりの人生。
人生の色々な瞬間に
僕は何時も考えます。

こんな時、ラウダだったらどうしただろうか?
こんな時、ハントだったら何と言っただろうか?

ハントやラウダがレースから離れて
もうどれ程の時間が経ったか分かりません。

でも、僕の心の中では
彼らは未だ、現役です。
まだ、コースを走り周って、激しいバトルを繰り返しています。
彼らが残した「爪痕」は

僕にとって、消え去ることは
永遠にないのです。







Posted at 2017/02/11 14:44:27 | コメント(6) | トラックバック(0)

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