今日は記念日？

ちょ～ど一年前に～♪


なんて妙なノリから書き出してしまいました。
忘れもしない昨年の３月２５日早朝の出来事です。
きっとこれからも３月２５日を迎える度に思い出すのだろうなぁ。

その一部始終を記載してみようと思う。

２４日遅くに置場に戻った我輩と義弟の２人であった。
ふと置場の中程を見ると積んでもいなかったハズのアルミホイールが山積みに。

きっと最初に下見してホイール積んで置いたのだろう…後から来るのかな？
なんて話し合いながら少し離れた路地で置場を見張ること３時間位。

もう来ないか？なんて時。


キマシタ！

紺か濃緑のミニカトッポ。
年輩のオヤジが一人でせっせとホイールを積みはじめる。


現場に急行し『ナニやってんの』と声を掛けると慌てて車に乗込み逃げようとする。
我輩も慌てて開いていた助手席の窓から手を入れ鍵を開けて助手席に乗る。

オヤジは『乗るなよぉ』と言いながらＤレンジに入れてアクセルを踏む。
我輩は『馬鹿かッ！』と言いながらサイドを引きＰレンジに強制操作。


ガリガリッ～っと言いながら強制停止するトッポ。

『さぁて～逃げちゃダメだよ』と言ってエンジンを停止し鍵を抜いてポケットに閉まった。
ついでに助手席に置いてあったオヤジの携帯もポケットへ。
呆然とするオヤジをトッポから降ろし腕を掴む我輩。
ガッチリ掴んだので痛かったろうなァ…あのオヤジ。

義弟　『とにかく警察呼ぶからね。いいね？』
オヤジ『警察呼ばれて困るのはソッチじゃないのか？』
義弟　『ナニ言ってんの？おかしな事言うねぇ』
オヤジ『えッ違うの？…だって●●●●●●とか？』
義弟　『コッチは警察来て困ることなんかナニひとつないんだよ！』

そう言って警察に場所を告げる義弟。
『もう終わりだよ…オヤジさん』と話していると…。

キャリー？だったかかどうだったか白い軽トラックが１台登場。
『オイ！どうした？』と言いながら降りてきた２人組。

比較的若く２０代後半～３０代前半。
一人は１７５cm位、線の細い感じで悪く言えば病的な雰囲気。
一人は頭には手ぬぐいを巻き、推定１８０cm位１１０㎏前後。
一目で泥棒の仲間と判る。

細いのが義弟の前に立ち塞がりデカいのが我輩の前に立つ。
我輩　　『自分達がナニやってんのか判ってるんだよね？』
デカいの『ナンダヨ』
我輩　　『自分達がナニやってんのか判ってるんだよな！』
デカいの『ナンダヨ』
我輩　　『だから～』

あッ！会話にならないワケねッ…と思った矢先。
一発目が左ホッペにガツンと来る。
ッッッ…う～ンひっさしぶりぃ～♪
我輩の流派は古流にも関わらず防具付フルコンでしたので♪
頭と両腕でガードを作って様子を見る。
それでもお構いなしにゴンゴン殴られる。

我輩　　『イッテ～☆』
デカいの『ふざけんなょ鍵返せ！』
我輩　　『イッテ～★』
デカいの『ふざけんなょ鍵返せ！』
我輩　　『イッテ～♪』
デカいの『ふざけんなょ鍵返せ！』

そんなやりとりの後、鍵を向かいの畑に投げ込んでやろうと思ったが逆上して刃傷沙汰になるのも嫌だったし『警察さえ来ればなんとか…』と思い粘って見ました。
それでも痛いのは嫌ですねぇ。

ある程度経ったところで鍵を放り投げたら車に乗って逃げようとする御一同。
しかし義弟の状態が心配だ。
我輩『大丈夫か？』
義弟『大丈夫です！』
我輩『警察は？』
義弟『まだです！でも電話繋がってます！』
我輩『遅すぎるなァ！』

そしてデカいのが思い出したように我輩めがけてやって来る。
デカいの『携帯返せゴルァ！』
我輩　　『ないよ☆』
デカいの『ナイじゃねぇぞゴルァ！』
我輩　　『うるさいよ★』

で、ゴンゴン殴られる。
ここまで来るとほとんど効果のない手打ちなんで効き目がないんですが。
なんとか時間稼ぎが出来れば…と思っていました。

だが細いのも加勢してやって来るので携帯をポイッと捨てて見た。

とたんに逃げ出すご一同。
義弟も『行きま～すッ』とアムロ並に叫んで機動戦士Ｒ３４スカイラインで追いかける。
彼の運転はカナリの腕前なのだが『逃げられましたぁ…』と言って帰還。

そんな時にパトカー登場。
Ｋ察勘の方々にイロイロ聞かれました。
幸いにも義弟は手出しされなかたらしくラッキー♪
ホイールの盗難については被害届けを出せるとの話でした。
しかしゴンゴン殴られボコボコにされたハズの我輩の顔を見てＫ察勘が一言。
Ｋ察勘『傷害はないねぇ』
我輩　『ええッ？２０発以上クリーンヒットされましたが？』
Ｋ察勘『でも顔キレイじゃないの？』
我輩　『いやッでもッめっちゃ殴られましたよ！』
Ｋ察勘『これじゃあダメだね、どうしてもってなら診断書持って来てよ…』
我輩　『殴られた事実だけじゃダメなんですか？』
Ｋ察勘『うん…無理…かなぁ』

…あきれてモノが言えない。


置場と所轄署の距離…歩いても１０分程度か。
しかし電話からパトカー到着までの間約５０分。

いかんともし難い業務怠慢…もしくは人手不足であろう。
が、しかし…。



実はその後、１週間程度で左目の景色がかすんで見える時が…。
病院に行き診てもらうがハッキリ判らないと言う。
『ショック症状ではないか？』など。
あいまいで納得いかないが好転を期待して退散する。
６ヶ月程度経って左目が明らかにおかしいと気づくが手遅れ。
体調が良く明るい時間帯は問題ナシだ。
だが寝起き・睡眠不足・暗い環境では顕著に見えない。
片目運転ならまだいい…良くはないが…。
特に景色が二重に見える時など最悪だ。
走行車線がどうなっているか判らなくなるから。
そんな時は確実に事故る自身がある。
しかし人間の適応力とは恐ろしいモノで何とか１年やってきた。
現在もカナリキビシイ感じで時折恨めしくもある。

そんな自分に拍手喝采だ。

そして昨日、２４日。
またまた置場でホイール泥棒発生だ。
推定２４本以上。
同じ奴等かどうかは判らない。
管理体制の不備も原因だろうが頭に来るのは変わらない。
去年より今年の方が金属需要が高まっているから？

そして先日。
義弟が奴等らしき２人組を某リサイクル店にて目撃。
おそらくは盗品を売りに来ているのだろう。
待っていろよ。
我輩直々に出向いた時が年貢の納め時だッ！