サイドミラーACC連動自動展開・格納(3)
目的 |
チューニング・カスタム |
作業 |
DIY |
難易度 |
初級 |
作業時間 |
6時間以内 |
1
(2)から続き。
基盤を外すと、基盤側には同心円状に4本並んだパターン、
ロータリー側には列車の車輪のような部品が2つ現れました。中心からの距離は2つの部品の間で微妙に違います。
この構造から、本装置の作動原理は以下のようなものであると推察されました。
・展開・格納スイッチを回すことでこのロータリーが回る
・ロータリー上の車輪が同心円状のパターン上を走行し、外から1列目と3列目、2列目と4列目をそれぞれ短絡させる
・その組み合わせで左右どちらのミラーを動かすか、あるいはミラーを展開・格納するか決定する
2
基盤をコピー機にかけてパターンを複製し、ウンウン唸りながら解析。
こういう作業は苦手…
結論としては、左右に極限まで振った時、赤で示しているパターンが車輪による短絡を受けている事が分かりました。
さらに言えば、内周・外周のパターンはそれぞれ基盤内で接続されており、
最外周の赤矢印で示す部分と(どっちがどっちかは忘れましたが)接続されている事が判明しました。
つまり、スイッチを動かさなくても、赤矢印のポイント2点を接触させてやれば、ミラー展開・格納の信号を送ることができる、と言う訳です。
ただ、スイッチ自体を動かさないって事は、左右いずれかのミラー角度調整のトリガーが効いている状態です。
結果的にはこの状態でもミラー展開・格納信号だけ出せば動いてくれましたが、予期せぬ動作?なので長期的に見て壊れたりしないか、については現時点では不明です。
3
悩んでいても仕方ないので、はんだ付けのお時間です。
端子が小さく、狭い所を取りまわすので、エナメル線をチョイスしました。
先端数mmのエナメルを剥がし、はんだ付けです。
ちょっと付きにくいですが、周囲に熱に弱そうな部品などもないのでイケイケで良いでしょう。
4
はんだ付け後の導通チェック。
端子部に付けたエナメル線は巻き線の両端から取ったので、両端子は短絡してある状態。
ぐらつき等もなく、はんだ付けが問題ない事を確認しました。
5
導線周囲のエナメルを無用に剥がさぬように、また、導線が金属部分と接触しない(将来的なショートのリスクを低減)ように愛護的に組み立て直します。
6
ここで組み立て後の導通チェック。
スイッチを左右いっぱいにまで回すと短絡されます。
すなわち、2本のエナメル線同士を短絡させてやることで、ミラーの展開・格納の信号を出す事ができるようになりました。
ここまでが、純正スイッチで弄る部分です。
後はスイッチから出てきた部分のエナメル線を断線・ショートが起らないよう工夫してビニテ等で巻いておきましょう。
7
キリの良い所で、この記事はここまで。
次は、いよいよメインとなる回路を作っていきます。
[PR]Yahoo!ショッピング
入札多数の人気商品!
[PR]Yahoo!オークション
タグ
関連コンテンツ( 自動格納 の関連コンテンツ )
関連整備ピックアップ
関連リンク