クルマの練習時,指標にするのはタイムだろうと思います.
少し本気で練習するなら,車載カメラも併用でしょうか.
でも,これらでは,得られる情報に限界があります.
速くなる為には,こんなことを練習しなければいけないはずです.
・短い時間で減速する.(負の加速度を最大にする)
・減速していない時はアクセルを踏む.
・エンジン回転数を常にトルクバンドに乗せる.
「ああ,こんなことは判っています.判っていますとも.
でも,練習中にスピードメータやタコメータを見てる余裕なんて無いのよ.」…ですよね,
そ・こ・で
ロギングですよ.
[エンジン回転数][車速][スロットル開度]はECUが握っています.これらのデータを取得してくれば,エンジンコントロールに関するドライバの腕前は丸裸です.
例えば,こんな感じ.
【実例】グラフは,今週月曜日に行ってきたメーハイ(順走)のログ(2周分)です.
OpenECU系のソフトはいずれもグラフ描画機能が弱いので,シェアウェアの体験版を拾ってきて描いてみました.
【分析】スロットル開度100%の部分が思ったより多いのは良いのですが,パーシャルからの繋ぎがラフです.トラクションを上手く操れば,コーナー出口の速度は上げられるでしょう.
エンジン回転数の保持は,まあ合格ですかね.
車速の傾きが加速度になります.初期制動時の車速の傾きが緩く,難ありです.パッドは定評があるものを使っているので,ブレーキの踏み方に改善の余地がありそうです.回転数の動きと合わせてみると,シフトダウンしてからブレーキを踏む悪い癖が出ているようにも見えます.
【結論】ああ,ダメだ.やっぱヘタだ.鬱だ…
ここまでやると,車体のヨーやピッチも計測したくなってきますが,でもまあこの程度でも,かなり自分の腕前が見えてきます.
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OpenECU使いこなし | 日記
Posted at
2007/08/15 16:55:40