ギョッとする。

実家への通り道である渋谷で一度カミさんを拾い、自宅に戻ってから再び出発。

先ほどの荒れた天気とはまるで違う穏やかな夜道を、緩やかな流れに沿って走っていた時の事。

突然横をすり抜けて行った黒い影。

無灯火の自転車だった。


自分は、比較的後方の状況を確認しながら走っているので、いきなり現れた黒い影にかなりギョッとした。

明るい時間帯なら余裕で確認できるが、後続車のライトもないような暗闇で、黒い帽子に黒い服で無灯火は、ステルス状態で危険極まりない。

そんな状態でいきなり路側帯と走行車の狭い隙間を抜けていくもんだから、前を走っていた車も相当ビビったように急に車を右に避けた。

前の車はずいぶん頭にきたようで、「テメェ、轢かれてぇのかこの野郎」的な煽り方や幅寄せしてたものの、自転車は全く動じるそぶりも見せず、信号待ちでスーッと行ってしまった。



最近は法令がアレになったもんで、たくさんの自転車が車道に溢れているが、轢いちゃっても轢かれちゃっても結局悲劇しかない訳だからねぇ…(^-^;)

夜中の黒ずくめのステルス君も、煽り幅寄せ君もどっちもどっちだけど、それより自転車の通行区分、もう少し何とかならないもんだろうか。