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何故か、年イチでオーバーホール依頼のあるサンバーのエンジン。

暇な時間を見つけて、ウチにあるベースエンジンをオーバーホールしているが、今回のをバラしてみたら見事にメタルが流れていた。

それほど距離も走っていなくて、ピストンリングの固着もなく、内部汚れを見るにオイル管理も良かったエンジンに見えるけど、何故かメタルだけ中々の流れ方。

回し過ぎのエンジンだったのかな🤔

ま、頑張って早く仕上げます。

昨日、長距離仕事明けで寝ていたら、外で作業の音がして目覚めた。

ウチは田舎で作業をする場所が無駄に広いので、スペースを使う作業は、仲間には連絡頂いた上で開放してたりする。

そんなこんなで、遅めに起きて出てみたら仕事仲間の友人がドライブシャフトブーツ交換をしていた。

しばし雑談しながらも、友人は手際良く交換した部品を組み付け、アウター側のボードをシャフトのスプラインに通していた時の事。
何故かボードがピンのあたりから入っていかず、銅ハンマーで叩いてるうちにピンが折れたり。

元々ハマっていたのが入らないのはおかしいとしばらく頑張っていたが、突然に「なんだこれ！」と声をあげた。

声に驚いて見に行ってみると…



これじゃどう頑張ってもハマるはずないよなと。

友人曰く、そういえば抜いた時は古いブーツ外す時にすぐに抜けてきたと。
つまり、それまでピンの溝までしか刺さっておらず、わずか１センチもないほどの部分だけで駆動を受けていたせいでシャフトが捻じれてスプラインがズレてしまったのではないかと😱
良く折れなかったなと驚きだった。

ちなみに、このサンバーは友人がつい最近に購入して、気になった部分をご自身で整備してる車で、元はワンオーナーで新車からディーラーではなく街の自動車整備工場での整備記録簿が残っているという、一般的には極上車に見える車体。

当然、交換された形跡のあったこのネジれたドライブシャフトも、つまりはその整備工場での組み付けミスが原因だと思われる。

実は、他にも「これはプロの作業なのか？」と目を疑うような作業の形跡がいくつかあり、正直「整備記録簿」の存在は全く意味の無い状態の車だったと、友人は嘆いていた。

そんなズレてる整備工場も、世の中には存在するのは事実です。


ちなみに、もちろんスプラインのズレたシャフトは廃棄。
友人が乗り換えて降りた、前のサンバー用に持ってた予備のドライブシャフトを再びバラして組み換えて完成し、無事帰っていった。