グロムの超簡単な乳化対策(マメな人向け)
目的 |
修理・故障・メンテナンス |
作業 |
DIY |
難易度 |
初級 |
作業時間 |
30分以内 |
1
グロムはオイル乳化が酷い、とかグロム用オイルキャッチタンクで水が大量に溜まると評判ですが簡単に対策できる方法の一つを紹介します。
・8mmのT字分岐
・8mmの透明ホース
・リリースタイラップ2本(固定用)
・M8ボルト(栓になる物ならホースエンドでも何でもOK)
・ホースクリップ(栓の抜け留め)
たったこれだけ。
ブローバイホースを途中でぶった切って、間にT字分岐を差し込んで下を向く方向に透明ホースを差し込んで固定するだけです。
燃えるので、エキパイやシリンダーに直接触れないようにリリースタイラップで固定しましょう。
面白いくらい水が出てきます。というか冬季はマメに水抜きを出来る人でないと水が貯まりすぎて引きますしそこで乳化して経路が詰まりだすのでマズイです。
ちなみにこの状態、クリップ位置ズラすだけでボルト抜けるんで見栄えはともかく非常に便利ですw
2
自分のグロムはブローバイの取り回しが普通と違うためクランクケース後方から生やしています。
参考になるかわかりませんが。
オイルキャッチタンクもT分岐取り付け位置も「ワンウェイバルブ(T-REV等)より低くなる位置」になるような構成をオススメします。
ケースから吹き出した水滴がバルブで勢いを殺されるのが理由です。
人気のエンデュランスオイルキャッチタンクを装着する場合、取り回し的にワンウェイバルブはタンクとケースの間かつタンクより高い位置でないと組みにくいのでケース→バルブ→タンク→エアクリになってると思います。
特にT字分岐はワンウェイバルブに水が溜まって乳化や、ホース内に水が貯まる場所ができて流れを阻害するのを防ぐのが目的なので、ブローバイホースの長さによって正解の位置が変わります。
ホースぶった斬る前に経路で勢い失った水が1番貯まりそうな場所がどこになるかをまず確認どうぞ。
(例)クランクケース→T-REV→エアクリならクランクケースとT-REVの間が1番貯まりやすい(エアクリまでが上向きしかないのでT-REVまでに勢い失った水分がケース内に逆流しがち)。
(※内容に間違いがあったため2021/1修正しました)
3
実際に導入して100kmほど走った人から報告ありましたので写真添付します。
この距離でこんだけ水溜まるならそりゃ乳化もするよね…
んで、こういうのを作るの面倒な人こそエンデュランスやキタコのオイルキャッチタンクキット入れたら良いですよ!でも水抜くためにタンク外すの地味に面倒臭いらしいのでそこはリリースタイラップに変更とかで工夫するなりご注意を。
タンクの水抜きは年2回以上行いましょう。中で溜まりきったまま放置するとクランクケース内へ逆流するわ経路が乳化オイルで詰まりまくるわで最悪の事態へ向かいます。
あと、某ウィル○ウィンのワンウェイバルブ等をオススメしていないのもコレが理由です。
コンパクトなのが災いしてバルブ内が乳化汁で詰まってしまうのにも関わらず分解清掃できないため年一回交換しないと謎のエンジン不調の原因になります。
マメに外してエアーブローして吹き飛ばすか分解清掃できるワンウェイバルブへの変更をオススメします。
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ホース先端にキャップやボルトで栓する以外でも写真のようなΦ8のコック入れると水抜きが楽になると思いますのでご一考どぞ。
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