BMW 225xe 試乗！

テスラ試乗に始まり、電気自動車のポテンシャルを実感し、「時代に乗り遅れるな」で始まったハイブリッド試乗。

●第2段のBMWアクティブツアラー225xeです。

写真を撮り忘れたので画像はオートカー様から拝借しました。
ちょっと古いですが、試乗記も掲載されてまして、同じ基本構成で、しかもあとから出たミニ クーパーSE クロスオーバーよりとても良い評価なんですね。
https://www.autocar.jp/firstdrives/2016/01/29/155898/

クーパーSE クロスオーバーとの比較ですが、基本構成が同じなのに、よくもここまでキャラクターにあわせた味付けをするなぁ〜というのが実感。

225xeはMスポーツでしたので、足回りはしっかりと固めでしたが、少しはストローク感があって、試乗中になれてしまう程度のしまり具合でした。
私は固めが好きですので、奥様方は固いとおっしゃる方がいるもしれませんね。
不快感のアル突き上げ、固さでは無いと思いますよ。

３気筒のエンジンは、クーパーSE とは比べものにならないくらいスムーズでしたよ。
これは、意図的に味付けを変えないと、ここまで差が出ないのではないでしょうかね。遮音の違いが有るかもしれませんが、225は、振動、音も静かでした。
あまりにスムーズなので、ニュートラルに入れて、エンジンを吹かして見てもとてもスムーズでした。ただし、高回転域へは心地よくは吹け上がりませんでしたね。
充電する影響があるのかもしれませんが、吹け上がりの悪さは意外なほどでした。これが正常なんだと思いますが。

さて、走りの方も、エンジンの前輪に加え、電気の後輪が協調してとてもスムーズで、力強く走りましたよ。
スポーツカーという感じではありませんが、とても良く走るミニバンサルーンだと思いますです。
ディーゼルに対して、20-30万円のコストアップのために余り売れていないとのことでしたが、前後輪の協調感と立上がりの良いトルキーな後輪の補助は、とても気持ちよくて楽しいと感じましたね。
低速で直角コーナーを回って加速するときなど、後輪が、静かにトルキーに援助してくれるので、今まで経験のないスムーズさで、駆け抜けていきますよ。
Mスポなので、足はビシッと締まっていて、静かで、不思議に力強い四輪協調走行で、高級サルーンの様に感じましたよ。

クーパーSEで、後輪が押しすぎる感じの感想を書きましたが（意図的な味付けだと思いますが）、225xeでは違う感覚でした。
225xeは、FFを主体的にして、前輪を押しすぎない範囲で後輪が援助する感じで、結果的に、四輪が非常にスムーズに車を走らせると感じましたね。
クーパーSEの活溌な味付けと対照的な非常にスムーズなドライバビリティだと思います。
この225xeMスポのスムーズな走りは、是非体験してみて欲しいと思います。

これも、非常に巧みな制御だと思いますが、6ATは変速時期を感じさせない、これまた非常にスムーズな作動でしたよ。繰り返しますが、クーパーSE の変速時期を感じさせる制御とは、趣が違う味付けでしたね。

こんな感じで、225xeは、私は大変気に入りましたね。
独特なトルキーな四輪走行制御は、
ガソリンの225iより面白いのではないでしょうかね。

ハイブリッド力で、走りの面白さを演出していて、流石、BMWだと思いました。
ドライバビリティの楽しさを醸成する方向で、ハイブリッド、電気自動車を開発していって欲しいですね。


試乗感想は、飽くまでも私個人の感触・嗜好で、異なる見解の方もいらっしゃると思いますので、宜しくご了承ください。