今日は以前持っていたフォーミュラーカーの話しです。
皆さんはMEP-Citroen又はFormula Blueと言う車を御存じですか。
これはフランスのビギナーレーサーの為に作られた車なのです。
エンジンは先日ブログアップしたシトローエンGSの1015CCエンジンなのです。
1970年代にシトローエン社を取材に行った際にテストドライブさせてもらってそのパフォーマンスの素晴らしさに惚れ込んでしまったのですよね。
アメリカに移住してからこのフォーミュラブルーの中古をフランスから輸入してレーシングコースで楽しんでいました。
何と言っても本格的な前後のサスペンションとミシュランのラジアルタイヤの組み合わせが400kgに満たないボディと相まって絶妙のハンドリングを示すのですよね。
アメリカでは初心者用のレースと言えばFormula Veeと言うVWのコンポーネンツを使ったレースカーが有りましたが無粋なVWのフロントサスペンションをそのまま使わなければならないレギユレーションだったのです。
このフォーミュラブルーの本格的なサスペンションの前にはVWのサスペンションは非力だったですね、二度アメリカのFormula Veeのレースにレギュレーションが違うにも拘わらず特別参加と言う形で参加させてもらいました。
果せるかなこの非力なGSのエンジンを持った私の車は二度ともトップでゴールインしました。
多くのレーサーが是非乗せて欲しいと言うので特別にテストをさせてやりましたが皆ハンドリングの良さには驚いていましたね。
フランスのビギナーはこんな車を使っているんだと羨ましそうにしていましたね。
勿論現在はこの車も私の手元を離れてスペアーエンジンと共に東海岸のフランス車のミュージアムに飾られています。
これは私の手元に残った当時手に入れたビッグスケールのモデルです。
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Posted at
2016/07/10 11:48:26