ご存じのように、PHEVの充電には、4つの方法があります。
プラグイン充電:①普通充電(200V) ②急速充電(高電圧・大電流)
自車内部充電:③回生電流による充電 ④車載発電機による充電
ハイブリッドモニターで走る(充電編) より
今回は普通充電(200v)について考察します。
以前から気になっていたのが、外部より取り込む電力量で、
ハイブリッドモニターでは充電量の監視はできますが、取り込み電力量は分かりません。そこで、取り込み電力を計測できる機器を探してみました。
Custom製エコキーパー EC-200(瞬間電気量を表示、サブ表示の文字が小さくて見づらい)
計測項目:使用時間、積算電気料金、時間当り電気料金、瞬間電気量、積算電気量、CO2排出量換算値
定格が15A3KWとすれすれなので心配でしたが、なんとか使えそうです。ただし、(電気自動車充電用に使わないための方策なのか)プラグが防水型形状で、コネクタもL型切り欠きがなく、このままでは使えません。
そこで、プラグはアメリカン電機#7122GRに交換、コネクタも切り欠き加工で接続完了、通電、計測
(数値抜粋) (
エコキーパーEC-200) (
ハイブリッドモニター)
積算電気料金、瞬間電気量、積算電気量 容量、電流
123円 2770wH 5.58kwH 80% 8A
2770 90 8
1840 97 5
1300 99 3
800 100 2
結果 (電気料金:1kwh=22円単純計算値)
充電開始からSOC90%までの瞬間電気量は2.8kw、その内、充電に使用されているのは、1.6kw(200V×8A)ですので、半分は整流・コンバート等の変換・制御に使用されているようだ。つまりは、充電効率50%ということになる。一般的に電気機器のエネルギー効率はこんなものかもしれないが、効率化を望みたい。
また、SOC90%以降の電力は、セル電圧のばらつき調整に使用されていると思われる。
(以上、大してご参考にならない私見でした)
※本製品を電気自動車の充電用に使用する場合、定格容量が限界に近いので使用には厳重な監視が必要です。過日の充電中の火災事故にもつながる恐れがありますので、
夜間や無人でのタイマー充電などには使用を避け、常時監視のもとで行うことをおすすめします
Posted at 2017/11/11 07:03:24 | |
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