わたくし。
G-Bowlアプリを使ってGを制限し、また一定Gでの運転を普段から心がけています。
そのおかげもあって。最近の雪による積雪路・圧雪路でも、「安全に止まることができる」という安心感から、心の余裕を持った走行ができているかなと思っています。
アイスバーンの圧雪路でも0.2Gでのブレーキング。場合によっては0.3GのブレーキでもABSが作動せずに安全に止まることができる。この感覚が分かってからは、圧雪路に対する心構えも少しづつ変わってきました。
しかし、そこは危険度が増す圧雪路。ナメてかかると大きな事故を起こす場合があります。
私が昨年と今年の冬に体験した、0.2Gブレーキングが通用しない状況を紹介してみたいと思います。
(湖での氷上走行等を経験していない、公道での稚拙な経験です。たいしたこと無いかも知れないので、ご容赦ください^^;)
アイスバーンといった圧雪路であっても、スノータイヤの性能がしっかり発揮された状態。この状態であれば、時速50km/hからの0.2Gブレーキであっても、ABSが作動せずに、「車がこの位置で停止できる」と、停止位置を予測することができます。
しかし、スノータイヤの性能が発揮できない時。この時は同じアイスバーンの圧雪路であっても、0.2Gはおろか0.1GのブレーキングでもABSが作動しっぱなしで、制動距離が大きく伸びる場合があります。
スノータイヤの性能が発揮できない時とは・・・。
一般的に、スノータイヤの性能が発揮できない時とは、スノータイヤを長年使ったことによる性能低下を想像されるかもしれません。しかし、スノータイヤがニュータイヤであっても、スノータイヤの性能が発揮されない状況があります。
それはどういった状況かと言いますと・・・。
こんな状況です。
写真では見えにくいかもしれませんが、スノータイヤの溝のところ。トレッド部分が雪で埋められてしまい、圧雪路に食いつかない状況です。
もう一つ、この写真の方が分かりやすいかもしれません。
スノータイヤの表面に、雪が付着してトレッド部分が隠れてますね(^^;
このようにトレッド部分の効果がゼロになった時。こういった時は、タイヤの路面への抵抗もゼロに近づき、軽いブレーキを踏んでもタイヤが滑り続けます。
ちなみに私はこのような状況を、昨年と今年で2回経験しました。
1回目は、アイスバーンの圧雪路を走行中に、急にフワフワの柔らかい雪が一気に降ってきて。5cmほど薄く雪が、圧雪路に積もった路面を走行していた時です。
こういったフワフワ雪が5cmも積もっていると、スノータイヤの表面がフワフワ雪で覆われます。雪質がフワフワであるため、スノータイヤの溝深くに雪が詰まってしまっていました。
そのような状況下、時速40km/hでの走行で0.2Gのブレーキングで減速して、直進路から側道に向けて右折しようとしましたが・・・。ジワッとブレーキをかける最初のところですぐにタイヤがロック。ABSが作動するものの、タイヤが路面に食いつかずに滑りっぱなし。一向に止まる気配がなかったので、ステアリングを切ることもせずに直進状態で、曲がりたい側道を通過。側道を5m程通過してようやくABS作動が止まりました(^^;
2回目の経験は、除雪をしていない駐車場を走って。駐車場から圧雪路の本線に出て、本線を少し走行してから脇の側道に向けて左折しようとした時です。
この時も除雪をしていない駐車場を走行したため、スノータイヤ表面に雪が、多く付着してトレッド部分が埋まっていました。
そのような状況下、同じく速度40km/hからの0.2Gブレーキをかけた瞬間、ABS作動。ABSが作動しっぱなしだったため、ステアリングを切るのを諦めて。曲がりたい場所を通過してもなお、直進状態でABS作動が止まるのを待ち続けました(^^;
これら2回の経験とも運がよく、前方に停車中の車がおらず。また信号のある交差点ではなかったため。曲がる場所を真っ直ぐ通過しても、周りに迷惑をかけずに済むことができました。
こういったことを経験した感想は・・・。
北陸に住んでいて毎年雪道を経験し、雪道には慣れているはずなのだけれど。
「雪道は怖い」・・・です(^^;
それまでは0.2GブレーキでもABSが作動せずに、安全に停止できていたにも関わらず。急に0.2GのブレーキングでABSが作動して、車が止まるための制動距離も倍くらいに伸びる。
圧雪路の路面状況は、運転しながらでも ある程度は目視で分かります。しかし、自車のスノータイヤのトレッド部分や表面の様子は、運転中は全く分かりません。
だから怖い(^^;
速度が出ていないから大丈夫だろうと思っても。強くブレーキをかけていないから大丈夫だろうと思っても。
路面状況は人の予測を裏切ります。タイヤも人の予測を裏切ります。
雪道は怖い。
しみじみと思いました(^^;
Posted at 2018/01/30 01:15:38 | |
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