F1開催サーキット中最長のストレートで、最高速も
320キロと予想されている富士スピードウェイ。
『1990年に開催されたインターF3リーグでは、
(ミハエル・シューマッハー、ミカ・ハッキネンらが出場)
リヤウイングを外すドライバーが出るなど、旧コースは
高速コースとしては世界屈指のサーキットでした。』
AUTOSPORT WEBより抜粋写真含
レスダウンフォースにより得られるトップスピードと、適度なダウンフォースによるコーナーリングスピードを何処で折り合うかがセッティングの別れ道になると思うのですが、
私は実は、そこに落とし穴があるのではなかろうかとも感じているんです。
ちょっと古い話だけれどベルギーでジェイソン・バトンが語ったアンダーステア。
ホンダのニュースからは、新しいフロントウィングや別の空力デバイスと言った話が
伝わってきますが、付加物だけに集中するのはどうかと思いました。
フォーミュラ・ニッポンのドライバーは、
「富士の高速セクションは、空力によるグリップが必要だが、後半のテクニカルセクションでは
メカニカルなグリップが欠かせない」とコメントしています。
バトンが言うストレートではグリップしているのに、コーナーに入るとグリップを失うというのは、
もしかすると、メカニカルグリップの無さを示しているのでは?
それを、空力だけで解決しようとすると、スリップに付いた時のタービュランスなどにも影響されやすくなるかもしれません。
(追加)時間差でホンダの中本修平氏のコメントがニュースになりましたが、素人が何を?という声を聞きながらも、あえて疑問を上げておきたいと思います。
そして、ホンダよりはポイントで上回りながらも、トヨタも今期苦戦と言うべきでしょうが、
ドライバーからはドライビングファクターにおける不満は少ないようです。
さすがにホームコースと言う事で、ポイントは抑えてらっしゃるようですが、
どうセッティングをまとめて来るか、楽しみです。
スーパーアグリのセッティングについては、細かなコメントをまだ目にしていませんので、
今はまだ、アイデアが浮かんできません。
高速・中低速どちらも最速を狙うのは現実的ではないでしょう。
後半セクションを捨ててトップスピードを取るか、
トップスピードは少し落ちても中低速の安定性を取るか?
最近のレースでは、オンコースでのバトルやオーバーテイクがあまり見られませんし、
特にダンロップコーナーで抑えきればネッツコーナーまでが多少遅くても
最終コーナーまでは抑えきれると踏むかも知れません。
もし、金曜日のフリー走行をグランドスタンドで見られる方は、ピットインをしたマシンに
どのような作業をしているかよく見ていると面白いかもしれませんね。
まずは、ウィング角度をどれだけ早く決められるか、
それだけでも各チームのセッティング能力が出ると思います。
Posted at 2007/09/25 23:13:09 | |
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