あることをきっかけに、
ゆら~っと心はそぞろ。
SUVもいいなぁ~と
日に日に興味は大きくなり
気がつけばここ。。
そう、VOLVOのショールーム。笑
デビューしたての「XC60」のまえっ!
まだ横浜にいた頃、ららぽーとで「XC90」に遭遇
突如、突き抜けたそのシェイピングに目を奪われた。
釘の様な形のヘッドライトがとてもクール。堂々とした強さと品に満ちたエクステリアは「ららぽーと」という場所でひときわ浮いていた。ドアを開けて飛び込んで来たのは、細部にまで気配りされた美しいインテリア。その温かな質感と洗練されたディテールに、また言葉を無くすのだ。だが、そのグレードは1000万オーバー。。僕自身もGTにぞっこん。w その記憶はすぐに脳内を通り過ぎ、無かったことに。w
で、SUVを考えたとき、ふと展示会のことを思い出す。「VOLVO」のサイトを見てみると「XC60」のアナウンス。まぁ「XC90」よりは安くなってるけど、まだまだフツーに高い。汗 でもディーラー近いし行ってみよう。そんなノリ。。笑
するとどうだろう? 気に入らないのは、リアウィンドウの真下がツンと膨らんだ「く」の字のラインのみ。外観はスポーツより少し品が勝つ感じで、バッキバキでものっぺりでも無い、ちょうどいい手の入れ具合。さすがデザインが生活に寄り添う国。引き際を心得ている。
もちろん内装も期待を裏切らない。大きなサンルーフが集めた光を、やわらかに漂わせる室内は、クールな外観からは、想像もできないほど優しさに満ちている。
しなやかになめされたレザーの手触り、座っていることを忘れてしまいそうな、絶妙なホールド感。パネル類のデザインも刺さるような痛さはなく、控えめながら、触れたときの質感は十分に所有欲を満たすだろう。展示会で見たスイッチの側面の仕上げも「XC90」と同じだ。
ドイツ車は、考えに考え抜いて作り込んだ「隙」の無さからか、堅苦しく見えてしまう事もある。だが、この国のデザインはもっとフランクで心地よい。サラっとやってのけた、全力でも手抜きでもない、ちょうど良く力の抜けた雰囲気が妙に温い。w たぶん、どんなに人見知りでも、ストンと五感に馴染むだろう。
センスの良いデザインは、クルマに限らずいつもそうだ。
「これだぁ……」
口をついて出たその言葉は、すでに全てを悟っていた。目に見えるデザインだけで、もう一人では立てないくらいに打ちのめされている。だが、このクルマへの驚きはココからが本番なのだ。
思いのほかデカさを感じる図体は、ゆっくりと踏み込むアクセルに、とても素直に反応する。その感覚に関心しながら、さらに踏み込んでいくと、すぐに強烈な違和感が走る。
………。
……ナニっ!?
これまでひたすら求めたドライビングフィールとは「質」がまったく違う。
圧倒的になめらか……。。
しかも今までに乗ったどんな乗り物より。
これが「VOLVO」なのか「SUV」なのか分からないまま、敷地の継ぎ目を越え、歩道の段差を越え、車道に合流する。さらに深くアクセルを踏み込み、アスファルトのうねりを越え、めくれた舗装を乗り越える。
越えていることは分かる。
でも振動がナイ。いや、それは言い過ぎなのだが、
フワッと揺れて消えてゆく。
戸惑う僕を乗せ、クルマは極上のなめらかさで加速していく。
……なんたる気持ち良さ。。こういう楽しさもあるのか。
だが、料金所を通過した本線までの360°で更なる驚きがやってくる。意地悪に踏み込んだアクセルをどこまで戻すか。そんな「バツ」をつけるための試験。それをコイツはオマケ付きでクリアするのだ。
旋回中、わずかに鳴り出したタイヤの音、アクセルはまだ緩めない。すると突然、木の枝が視界に入る。とっさにブレーキを踏んで外側にハンドルを切る。すぐに内側に切り直してアクセルON。さすがに車内は体が揺さぶられる。…が、クルマはあっさり向きを変え、スルッと体をよじってラインに戻る。
芯の通った粘りのあるロール感だ。クルマの剛性は高く、脚はしなりが効いている。それでいて、スピードが出ていてもラインに乗ったときのフラットなバランス感がとても今っぽい。1800kgというのはSUVでは軽い方なのだろうか? 思っているよりもずっと軽快で、濁りのないスキッとした挙動を見せる。それに、大きさはもう気にならない。……拍子抜けだ。まったくイジメ甲斐がない。笑 しかも、高いと思った価格も装備を他社と比べると、それだけで相当リーズナブルに思える。
……なんだよ。ドえらい、いいクルマじゃんか。。
コレがSUV人気の秘密なのか?
ひたすら滑らかで心地よく、いざという時の懐も深い。
どことなく漂うぬくもりのある空気も、クルマとは思えない。
これがSUVなら、迷わず「買い」だ。
このクルマに文句をつけていたら、もう乗るモノが無い。
それとも、これが「VOLVO」なのか? だとしても、今までのイメージとはまるで違う。「空飛ぶレンガ」? 誰がそんな素っ頓狂なことを言った? そんなゴツさはどこにも見当たらない。そもそも、こんなに「走り」の良いクルマだとは聞いたこともナイ。
……ヤバい、浮気では終われない。。
僕はさながら、井の中の蛙。アルファ最後の純血と持ち上げられ、GTと一緒に小さな水たまりで泳いでいただけだ……。相棒とは、まるでちがう気持ち良さをまざまざと見せつけられ、何が「好き」だったのかを見失いそうだ。
っつーか、こんなクルマが、ポンポンあってたまるかっ!!
もし、そうならGTなんて捨ててやるっ!!笑
こうして、次々と始まるのだ……つまみ食いが。笑
そう、何を隠そう、この『XC60』
突然始まった「SUV乗り比べ」の発端であり
一番始めに乗ったSUVの正体なのだ。
で、今んとこ「ブラボ〜ボルボ。」
こりゃ〜、エライこっちゃ。。笑
というわけ。。w
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乗ってみた | 日記
Posted at
2017/12/08 00:25:45