230,334kmラジエータの交換
目的 |
修理・故障・メンテナンス |
作業 |
DIY |
難易度 |
![](/images/icon_difficult_on.svg) ![](/images/icon_difficult_on.svg) 中級 |
作業時間 |
3時間以内 |
1
ラジエータの交換作業はエンジンが冷めていてラジエータが冷たい時に行います。走行直後のクーラントは100℃を超えているので、ラジエータキャップを外すと同時にクーラントが噴出します。
コーラ瓶を強く振った後に栓を開けたときと同じ現象が起こります。ご注意下さい。
さて、私のエッセ号はラジエータからクーラント漏れが激しく、漏れ止め剤も効果が不完全で30分乗車すると給水が必須な状態になっていました。
交換したラジエータは国内製
コーヨーラド製で、品番は
PL071629
純正品番は以下3点が互換となっていました。
16400-B2010-000
16400-B2050-000
16400-B2100-000
私のエッセ号はマニュアルトランスミッション(MT)です。
オートマのラジエータと、MTのラジエータは形が異なります。オートマオイルを冷却するためのポートがある物とそうでないMT用がありますので、MTを乗る人は上記品番を購入する必要があります。
この情報は先達の貴重な情報を基にしています。ありがとうございます。
2
先ずはラジエータにアクセスするための部品はずしが必要です。
①バンパー、②フロントの強度部品(私はFTGを取り付けていたのでそれも)、③助手席側(左側)のライトを外します。
参考の写真なので、②③は外れていない状態です。
特に②があると何かと邪魔すぎて作業しづらいですし、ついでに掃除できるのでこの際外します。外さず作業はできないと思います。
ラジエータ(実はエアコンの熱交換器が見えてますのでその後ろに有ります)の前を横切る形で取り付いているボディ色のバーです
3
クーラントを排出します。
初めの注意の通りエンジンが冷めている時に実行します。
写真は上側がラジエータ下側から見たドレン(排水口)です
下の写真は取り外して裏側から見たドレンボルト(樹脂製)の位置です。
およそ車の中心寄りの下の裏側にドレンボルトが配置されています。手で簡単に緩みます。パーツによっては工具が必要な形状のボルトもあります。
なお、クーラントを抜く時は助手席側をジャッキで持ち上げておくとまっすぐ下に落ちないクーラントがボディパーツを伝って運転席側にだけ流れてゆくので受け皿の位置を決めやすくなりました。
ボルトを外す際のポイントは、Youtubeでは上のキャップを外さずチョロチョロと出す、というアドバイスが有ります
わたしはそうはせずにラジエータキャップは開けた状態で、初めのうちはボルトを抜ききらず緩める程度で作業しました。
ボルトを一気に開けると下方に流れ出るのではなく、ドレンボルトの刺さっていた穴の方向(車両後方) に勢いよく流れ出ると共に、ボルトが流れにつられてどっか行っちゃうことがあります。
なお、クーラントは家の前の溝に流すことは現代人としての素養に欠ける行為であることと、基本的に飲み込んだら有害で致死量を超えると死ぬものなのでやっちゃダメです。溝に流したものは飲みませんが環境に悪いので、GS持ち込みか、吸水パッドに吸わせて可燃物として処理する方法があります。
下水には流してはいけません。
ドラッグストアで介護用の尿もれパッド300cc用2枚で吸収します。約1ℓです。
300ccx2と計算合いませんが用途の違いのためです。丸々とした太めの棒になりますので。あとは自治体のゴミルールに従って廃棄します。
介護用のそれは、300ccだと18枚入りが売られています。
4
写真はクーラントチャージ時のものを流用してます。
ラジエータの固定は上部の2箇所のブラケットで固定されています。黄色丸のネジ4本外すと取れます。
下部は差し込みです。
赤で囲んだところはリザーブタンクへのチューブで、ウォーターポンププライヤーで外します。
サブタンクも同時に外さないとラジエータを外すのに邪魔になります。
メインの上下のホースを外します。バンドをプライヤーで開きつつ後方にずらします。ずらす距離は50mmくらいずらすとラジエータからバンドが外れた位置になります。
ウォーターポンププライヤーでホースを掴み円周方向に首振りしてホースの固着を外し、その後抜きます。
5
左からエアコンの熱交換器、ラジエータ、ファン
が重なっています。
エアコンの熱交換器は前側からねじ止め
ファンは背面からねじ止めされています
問題はファンの取り外しです。
写真はそのためのものです。
エアコンの熱交換器は配管があり、配管は素人は簡単に取り外し出来なさそうだし、付けたままずらしてアクセスしました。
エアコンの配管を傷つけたり折り曲げたりしないように落ち着いて作業します。
6
ホースを取り付けます
ホースバンドはラジエータから出ている接続口に設けられた段差内に収めます
7
逆の手順で新品のラジエータを取り付け固定した後、クーラントをチャージします。
クーラントは色の違いがありますが汚れを見やすくするための着色で青と赤の2種類あります。成分は着色料以外は同じらしいです。
色違いを混ぜると濁って目視で汚れが判別する機能が損なわれます。
エッセのラジエータは2ℓ入ります。
入れたらラジエータホースをモミモミします。ホース内のエアがボコボコ出てきます。出切るとクーラントが押し返されるだけになります。上下パイプとも揉みます。
クーラントチャージは写真のようなチャージツールを使うと便利です。
アストロプロダクツで写真のような深型漏斗(ストッパー付き)が3000円くらいで売られています。液漏れのない接続キャップセットもあるので便利です。
8
エアが抜けたらエンジンをかけます。
チャージの赤いタンクはそのまま。
暖機中に排出された空気の分水位が下がります。
減ったら足します。
この時、室内の暖房をマックスにすると、室内側の熱交換器に行くクーラントの流れが出来ます。
Youtubeでは、暖房かけつつアクセル踏んでラジエータファンが回るまで待つってのを解説されましたが、寒い時期であったことと、エッセの冷却能力は意外と高いことなどからファンはついぞ回らずじまい。30分ほど暖気して諦めました。
減ったらチャージすりゃいいかという考えです。
その後毎日液量確認していますが、減りは無くなり綺麗なクーラントがサブタンクに溜まっている状態です。
めでたし。
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