リバースアラームの作成と取り付け

アテンザの6MTはバックするときに何も音がしません。

昔はそれが当たり前だったのですが、ATやCVTのクルマは当然として、先日試乗したインプレッサ2.0GTの5MTは昔ながらのシフトパターンにも関わらず、ちゃんとアラーム音が鳴るのです。

アテンザの6MTはリバースが１速のすぐ隣（レバーを下に押すか押さないか）なので、入れ間違うことがたまにあります。
MTですから「慌てて急発進」ということにはならないのですが、危ないのでアラーム音が出るものを付けることにしました。

この音、正確にはなんというかわかりません。
・リバースアラーム
・リバースチャイム
・リバースゴング
・バックアラーム
・バックチャイム
・バック警告音
いろいろな表現があるみたいです。

音は「キン・コン」系，「ピー・ピー」系，「ポーン・ポーン」系があるみたいです。

いろいろ探したのですが、こんなものを後から付けようなんていう人はそうはいないらしく、ほとんどが他社の流用でした。
ホンダのものを転用するのが流行りみたいですが、ホンダは「キン・コン」系であまり好きな音ではないので、「ポーン・ポーン」系でないかな～と思いましたが、ヤフオクに出ているものはどんな音がするのかわからないものばかりで（しかも結構高い）、手が出せません。

汎用の市販品を1つだけ見つけましたが、約１万円は高すぎるので、自作することに。

しかし、「ポーン・ポーン」と音がするチャイムはなかなか見つかりません。
イメージは旅客機のベルトサインが出るときの音。
携帯電話用の着音はたくさんあったんですがね～

やっと見つけたのがこれです。
「PICメロディIC(チャイム音) MPC-3　※特別仕様」
マイクロ電子サービスという会社の鉄道模型用です。

これを PIC IC の単体で買って、他の部品は秋葉原に行ったときに買ってきました。
販売元に載っている回路図を元にスイッチ部分はリバース信号の12VからリレーでON・OFFするようにします。

そんな感じで実体配置図に近い形で書きなおしたのが、この回路図と部品表です。

部品の中には10個や100個パックのものがあり、本当はもっと安いのですが、1個では買えないので、パック価格で書いてあります。

小さいユニバーサル基板をさらに半分に割ってもこんな感じです。

リレーさえなければ、ずっと小さいのですが、立ち上がりに「キレ」を出したかったので、ACCから給電して、リレーを使ってリバース信号でONしています。

メンテしやすいように、フタ側で完結するように組みました。

ケースは相変わらずダイソーで購入。
2個で105円です。

スピーカー用にドリルで穴を開けましたが、材質が柔らかく、バリだらけになってしまいました。

見えないところなので、妥協です。。。

深さは思いっきり余っていますが、ある程度大きい音で低音まで出そうと大きめのケースを使いました。

最初はスピーカーをボンドG17で接着したのですが、クルマに取り付けたらとれてしまい、フタの材質を調べたらポリエチレンでした。

ポリエチレンに接着できる接着剤は事実上ありません。

う～ん、困った。。。

スピーカーにはネジ穴がないため、しょうがないので、小さいボルトナットとインシュロックで羽交い絞めにしました。

これで落ちないからよいでしょう。。。

アテンザへの取り付け。

運転席足元、クラッチペダルの奥に挟み込みました。

ピッタリ挟めたので、特に固定は無し。

ACC, GND, リバース信号(12V) の3本の線を接続して完了。

若干音が小さめですが、奥のほうに付けたため、歪が気になった音も柔らかくなり、良い感じです。

どんな感じの音かはYouTubeでご覧ください。
http://www.youtube.com/watch?feature=player_embedded&v=QjjHj7COMJw