fwnk5197のブログ一覧

ツインテークインダクションを構築してから、たくさん気づいたことがあります。
音、明瞭なパワーアップ、パワーアップと両立しないトルクの振り方、などなど。
結局は、完成していたひとつのバランスを崩す行為ですから、まずは「異常」からはじまって当然ではあるのですが、これがなかなか神経質になり、加えてあらたにいろいろと気にすることも生まれて来たりもしているのです。
あるひとたちの装着記事で、振動で金属とあたり、その部分がすれて穴があいた、というのです。
シロッコでの例とのことで、そのままがあてはまるものではないにせよ、原理はいっしょですから、いずれかの箇所で似たことがおきないかと、チェックすることしきりですが、いまのところ該当個所はみあたらないようなのですが。
で、そのことを模索するうちに、いろんなことに想像が及びました。
つまり、このツインテークインダクションであれ、「出来合い」で受け入れ、考えては間違いなのではないかという自分のなかの懸念です。
一例が、付属の「遮熱板」の存在なのですが、これ、どうにも小さいのです。
この板の効果、実はとてもおおきく、大切なもの。
そもそもがあるとないでは大違いのパーツだということにも気づきました。
でも観察を続ける内に、ああこの面積では足りないな、ほんとは、ということを感じ始めてしまったのですね。
これ、おそらくは、汎用取り付けの都合による最小限のサイズがこれだったため、ということなのでしょう。
で、世界中のどこかにわたしの気づきとおなじ思いに至ったヒトがいて、この部分をカバーするパーツをつくった例、あるいは補うパーツの販売がないかと探したのですが、案の定、ありました、それ。
で、このパーツ、発注して、年明けに到着の予定です。
ツインテークインダクションを自分で装着した関係で(わたしにできるくらいなので、カンタン装着という部類にはいるのでしょう)到着したらその日のうちに取り付け可能です。
こうしていろんなことをおぼえていきます。
それ自体、とても楽しいことで、そこからまたクルマの性能が向上していくことに喜びを感じる、という連鎖、とてもシアワセなことだと思います。
ツインテークインダクションによる如実なパワーアップによるギクシャク感も、シフトタイミングのコンロールを見直すことで、驚くほど改善したのです。
こうなると、先のクランク・プーリーによる軽快さとあいまって、速いだけではなく、快適ですらあるクルマに変身していきます。
おもしろいとしか、いいようがないこのごろ。
代車で最新型のヴァリアントをおかりしましたが、それがどうにもつまらなく感じてしまうほど、いまは、10年前のクルマが楽しくてしょうがないのです。

11月、12月が怒濤のごとく過ぎていきました。
このブログは、備忘録的なモノでもあるので、ほんとうはしっかり書いておくのが正解なのですが、いかんせん、朝に思いついたことが、夜には真逆の判断に至ったり、ムズカシイものがありました。
ドキドキの連続です。
で、結果、どうなったのかというと、今年も終わりということで、途上ながらまとめてみることにした次第なのですが、結果は、感謝か感激のなかにあります、といって差し支えないないでしょう。
VGTIの、文字通りの「チューニング」というこころみ、うまくいったとおもいます。
エンジン系に手を加えることに、おおきな不安がありました。
ひとつのバランスを意図して崩すことです。
プーリーをいじったことで、知らされたことがおおきく、最初はそれが間違いだったのでは、と、おおいに不安でした。
いま現在、その意味と処方をしって、結論として、すすめてよかったんだと感じています。
海外とのやりとりは、経験のスキルの高いひとにしてみれば「あたりまえ」のようなことにいつも躓くわたしなので、ストレスのかたまりでした。
しかしそこからまた、見えてきたこと、守りにはいらずにすすんでわかってきたことがたくさんありました。
そしてその成果が、いまのVGTIに宿ってきていることは、とても幸運なことだとおっています。
そういう渦中、たくさんの味方も得ました。
おおくの協力者、すぐれた識者、技術者たちのおかげで、うれしいことがたくさん訪れました。
こういうことは、生涯で何度も経験できることではないものだと察します。
６ＧＴＩにも同様に、いろんなことを学ばせてもらい、いろんな繋がりを生み出してもらい、いろんな夢をみさせてもらった一年でした。
おもしろい。
おもしろかった。
ムリをしてきたという思いもありましたが、よい結果に繋がったと感じています。
生きていくことは、おおむね、辛いことばかりだと認めざるを得ないなかにいるわたしではありますが、なかなかその責めにも負けないで生きています。
なんでなんだろう、と、たまに不思議に思うことすらあるこの人生ですが、たま～にこういうことのある年もあったりして、浮かばれるのです。
なかなか、捨てたもんじゃありませんね、この人生も(笑)