USB延長に伴うバスパワー不足の対策(デジ像用)

デジ像メディアプレーヤー2(PAV-MP2YT)にあるUSB端子をUSB延長ケーブルで延長すると、どうやらバスパワー不足になってしまった様で、稀に映像がフリーズしたり、再生が停止されたりする事がありました。この現象がUSB延長ケーブル(材質)によるものなのか？デジ像の電源によるものなのか？いまひとつ原因がつかめていませんでしたが、USBに補助電源を付けてあげると安定する事が分かってきたので、給電用のパーツを自作する事にしました。
まず、USBに給電できる様に、補助電源ケーブル付きY字型USB延長ケーブル(GM-UH009Y)を買いました。

12V→5Vへ降圧させ、USB補助電源として利用する為に、手元にあったaitendoの極小降圧モジュール [M1584]を使いました。
http://www.aitendo.com/product/10808
またAタイプメスUSBコネクタを付けて、給電できる様にしました。
※新規で購入するなら、AタイプメスUSBコネクタが既に実装済み＆5V出力固定になっているDC/DC降圧モジュール（5V） [M1584EN-UAF]の方が便利です
。http://www.aitendo.com/product/13139

AタイプメスUSBコネクタと極小降圧モジュール [M1584]を半田付けしました（給電用なので、1pin：OUT+、4pin:OUT－に半田し、2pin(D-)、3pin(D+)は未接続)。
また極小降圧モジュールは出力電圧を可変できるタイプなので、必ず5Vに調整しておきます！(調整しないと、USBデバイスを壊しちゃいますので要注意！！)
面倒な方はDC/DC降圧モジュール（5V） [M1584EN-UAF]の方を買いましょう！....私は[M1584]が手元にあったので、利用しただけです。

補助電源ケーブルに接続した状態。かなりコンパクトなUSB電源ができました。

デジ像と連動して12Vが取り出せる部分から極小降圧モジュール [M1584]用入力電源を確保します。

絶縁処理をして補助電源回路は完成。

当方は、運転席と助手席にデジ像からUSB延長ケーブルを引いているので、上記パーツを2セット作成。今回は2箇所ともUSB補助電源を確保しました(写真は助手席側)。

とりあえずこれで映像フリーズが解決される事を願います。
後日、動作検証の報告もしようと思います。

※予断ですが、極小降圧モジュール [M1584]を使ってiPhone用USBチャージャーを自作する場合、1pin:5V、4pin:GNDだけでは充電が行われません。2pinと3pinを短絡(短絡はちょっと...と思う方は、数kΩ～数十kΩの抵抗にて繋ぐ)すると、iPhoneチャージャーとしても利用できました(あくまでも自己責任で)。

---追加 2016.04.21---
動作検証の結果ですが、結論から言うと『◎』です。バスパワー給電により、完璧に症状が改善しました。USB延長したい場合は、給電する事をお勧めします。
その他、デジ像(PAV-MP2YT)のファームウエアが最近更新されていた様なので、0.4.8JP→0.4.10JPへアップグレードしました。
http://www.princeton.co.jp/download/driver_software/pavmp2yt_firmware.html