日産純正!? 曙対向キャリパ用マル秘強化フロントブレーキパッドに交換!
目的 |
チューニング・カスタム |
作業 |
DIY |
難易度 |
初級 |
作業時間 |
1時間以内 |
1
さて、来週末(2012年9月16日)箱根ターンパイクにてCPV35のオフ会に部外者(笑)参加の予定でいます。
その準備というわけでもないですが、ちょっとしたブレーキチューニングを施します。
タイトルは仰々しく書きましたが、内容はたいしたことありません(笑)、マル秘の部分はあとで説明します。
まずはフロントジャッキアップしてタイヤホイールをはずします。
で、ブレーキキャリパとご対面!
あ、うちのV35にはCKV36やZ34などに使われている曙ブレーキ製対向キャリパがついています。こちらのクルマの方にも参考になるでしょう
2
まずはお約束。
ブレーキダスト吹き飛ばしです。
キャリパにエアコンプレッサーにつないだエアダスターのノズルを突っ込み、ブシューッと一発。
ご覧のようにもうもうとダストが舞い上がります。
健康に悪そう…
できたらマスクをつけて作業したいですね。
いろんな方向からノズルを突っ込んでダストを吹き飛ばしますよ
3
ここから本格的にパッド交換作業に入ります
上の写真までは右側キャリパでしたが、都合によりここからは左側キャリパを使って説明します
(単に右側の交換写真を撮り忘れていただけです 笑)
パッドを固定しているスライドピン2本をはずします。
抜け止めのワンタッチピンをラジオペンチで取れば、スライドピンは簡単に抜けます。
その後、写真のようにパッド押さえの金属パネルを取り外します。
パネルの裏側もダストがびっしり!後で掃除をしておきます。
4
パッドを新品に交換するので、実質パッド厚みが増えることになります。
そのまま交換しようとしても、キャリパのピストンが出すぎているため、引っかかって装着できません、普通。
ということでパッドを取った後、ピストンを押し戻す作業を行います。
専用の工具もありますが、ワタシはこんなもので対応しています。
バールの先を使いぐいぐいピストンを押し戻します。
一つのピストンを押すと、他のピストンがせり出してきますので順番に押し込んでいきます、何度かやればすべて押し込むことができますよ。
くれぐれもこの作業でピストンシールを傷つけないように注意!
また、1個1個ピストンを押し戻す時の力が均一になるかを確認、ばらついているとピストン固着(または固着の傾向がある)ということになります。うちの場合は左右ともそれぞれ4つのピストンがちゃんとスムースに動いたので一安心
5
ほら、4つのピストンがほぼ完全に押し込まれているでしょ。
それにしても汚いなあ。
この状態で、改めてエアダスターでダストを吹き飛ばします。
キャリパ奥に凝り固まっていたダストがゴソッと吹き飛ばされます、気持ちが良い!
ここで綺麗にキャリパ洗浄をしてもいいですが、どうせまた汚れるのでワタシはやりません、ははは。
6
はい、今回の主役!
ブレーキパッドです。左が今まで使っていた純正品。右が問題のマル秘強化パッドです。
こちらも実は純正部品!
少なくとも日産のクルマ(世界中に輸出されているモデルに限る)には1車種あたり2種類のパッドが存在しています。
1つが日本や北米などに使われているもの。もうひとつが欧州向けにつけられているもの。
それぞれのマーケットの商品要件で分かれているのです
①日本、北米など:効きはそこそこで良いので、異音やダストが少ないもの
②欧州:異音やダストはまあまあ出てもいいから、とにかく効く(停止距離が短い)もの
そういうことです、つまり今回は②用のパッドに交換したわけです。
異音やダスト増加は多少覚悟しなければなりませんね。
(BMWやベンツなどの欧州車は日本向けでも上記パッドの使い分けをしていませんので、日本で走っている大概の車のホイールはダストでかなり汚れているわけです)
パッドについている金属バックプレートを付け替えておきます。
異音防止のため、接触部にカッパーグリスを薄く塗って取り付けます。
7
あとは、逆の作業をして完成!
そうそう、ここで注意事項。
上記の作業中に、キャリパピストンの押し戻しをしていますので、装着後の最初の数回、ブレーキを踏むとブカブカになってしまいます。
ブレーキも効かない為、怖い思いをしちゃいますよ。
パッド交換後、停止状態で何度もブレーキペダルを踏み込み、しっかり剛性が出るまでピストンを押し出す作業を忘れずにやりましょう。
昔ローターを一旦はずす作業をしたときに、上記作業を忘れたため、走り出し一発目のブレーキで怖い目に合った経験があります(汗)
8
これまた、タイヤホイールをはずしたときのお約束。
ホイール裏側を綺麗に掃除をします。
ブレーキダストでかなり汚れていました。
黒色ホイールの場合、これが茶色で見苦しい!
綺麗にクリーニングしてぴかぴかにしておきました。
さて、効果のほどですがまだ分かりません。
ブレーキロータは今までのものを使っているため、パッドとのあたりがまだ出ていないためです。
あたりを出すために、通勤路などで多少強めにブレーキングしておけば1週間で十分あたりは出るでしょう!
社外パッドはピーキーで嫌、という方はなかなかよい改造ですよ。
欧州用ブレーキパッドをどう入手するか、だけが難しいんですけどね(笑)
さあ、自分でやろうぜ!
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