思い出。

まぁ新しい車を購入して納車待ちな訳ですけども　ちょっと思い出をここに書き留めておこうと思います、CT51には昨日、「使用済車」の紙が貼られました。これでもう二度と、CT51は公道を走れなくなりました。僕がCT51を貰ったのが平成27年１月31日の夜。その日は保険の関係で乗れなかったです。その日僕は仕事で、帰宅するとCT51が、先に契約しておいた駐車場に止まってるのを見て、「ついに、俺は自分の車を手に入れたんやな」と思いました。しかも自分の好きなスズキ、更には旧規格。もう、これは、運命やな。とすら思いました。
小さい頃から車が好きで、物心ついた頃の父親の車のDE51型エブリイや祖母が乗っていたCT21型ワゴンＲ、130系クラウン後期型。この３台は僕の中で特別なんです。将来はこの３台のどれかに乗ってやる。と幼稚園のころ思っていました。この頃は、型番やエンジン型式はさっぱりでした。
で、今年の１月末に叔父から連絡が、
叔父　「中古でもう価値が付けへん車があるからいるか？」と言う連絡が入り
、
三流　「車はなに？」

叔父「ワゴンＲ」

三流　「型式は？」

叔父　「わからん、けど、祖母が乗ってたのと一緒の型やで」

と言う返答が返ってきた。自分はそれを聞いた瞬間に、
「これで自分が思い続けた夢が叶うんや。親父にも叔父にも小学校の頃から「将来は祖母の前の型のワゴンＲ（この頃、祖母は既にMH型ワゴンＲに乗り換え済み）」とか「父親が前乗ってたエブリイ（この頃親父は既にZ11型キューブに乗り換え済み）」
とか言いながら両親に「なんでそんな古い車がええの？」と若干引かれながらも、自分の夢を曲げず、やっとワゴンRに、しかもCT。そんなん貰うしかないやろ！と内心叫び、「いる！」と答えた。

叔父「今車検切れてるから動かされへん。見に行くか？」

三流「行く」

で、これから愛車になるCTを見に行きました。
ぱっと見て、純正アルミ履いてたのとメーター周りの丸みで「CT51型やな」と判断しました。（初期のCTは全グレート鉄チン、オプションでのアルミホイールもなかったはず、メーターまわりはもっと角張って、タコメーターは12000ｒｐｍ刻みのはず）

型式はCT51、平成９年式でCT型ワゴンＲの最終型で、５ドア、NA、3ATです。
工場の隅っこで葉っぱに覆われていました。
葉っぱと取り払いながら、これからよろしくと声をかけ、納車を待ちました。
で、１月31日に納車されて、２月１日から乗り始めました。始めてエンジンを掛けたとき、感動しました。
「これが俺の車、俺の相棒、俺の家族」とか思いながらハンドルをさすりりつつ、ニヤニヤしてました。
まずはオイル交換しに行きました。始めて入れたオイルは、カストロールのマグナテック5ｗ－30でした。
それから1DINに入っていたオーディオがMDプレーヤーだったのでカーナビを買いに行きました。
CTのインパネはエアコン吹き出し口上に1DIN、エアコンコントロールユニットの下に1DINと距離があり、どうしても1DINで完成されたナビが必要だったのでうｐガレージで、イクリプスの「AVN075HD」を取り付けました。
プラグはNGKのイリジウムRXを入れました。

そこから同じスズキ車に乗っている会社の同期でみん友の克幸worksさんと仲良くなり、またその繋がりでy.u.r.i.さんとも仲良くなり、その他にも仲良くなった人は沢山います。初対面の人には、超人見知りで、共通の趣味を見つけるとアクセル全開の僕にとってこの繋がりはとても嬉しかったです。

この繋がりも「お前がいてくれたからやで、、ありがとう。」とCTに話しかけながら洗車もしてました。

高校の時の友達に会いに東京にも行きました。
長距離になるのでLLCやブレーキフルード、ウォッシャー液、オイル、など液体系を交換、追加し、タイヤの空気圧も調整、エアコンシステム８割新品にしました。それでも何かあったとき用に、パンク修理剤、とシガー電源で動くコンプレッサー、LLCを積んで東京に向かいましたが、まぁ何事もなく往復しました。

１ヶ月のガソリン代が４万を超えた時もありました。

ATが滑った時もありました。

もっと遠くへ、

もっといろんな人達と、

もっといろんな所にCTと行きたかったです。

でも、もう帰ってこない、、、

最後に世話をさせてやれるのが廃車の手続きって何かの拷問ですか？

僕は「これはCTの葬式代や、人も葬式するやん。一緒や、一緒なんや」
と泣きながら廃車の手続きの書類を書き進めました。

そして今、使用済み車の紙が貼られたCTが、、

今でも悲しいです。人生初の愛車がこんな形で別れるなんて。

長文になってすいません。ここまで読んでくれた方、ありがとうございます。
又、皆様の愛車がこのような形で別れが訪れないよう、心から願います。