天井裏デッドニング

3年前、ドア周りのデッドニングを始めた頃には、天井裏の遮音やデッドニングというのは雲の上の世界と言うか、自分には縁のない遠い世界だと思っていました。

で、これがその雲の上の光景というわけですが……うーん、ここまで来てしまうとは。正直、あんまり実感わかないなあ。

今回はリアドライブレコーダーの配線が主目的で、天井のデッドニングはついでという位置付けでもあったので、余り物のエーモン2360 制振シートスタンダードを部分施工するつもりでいました。高熱に晒されるアウターパネル用の制振材です。
https://minkara.carview.co.jp/userid/2472498/car/2004195/7837256/parts.aspx

ですが、軽自動車と言えど広大な車の天井。余り物のシートでは大した面積を貼れません。

作業直前になって、エーモン2361 ヒートレジスタンス制振シートを追加購入しました。これもアウターパネル用の耐熱制振材で、制振シートスタンダードよりも少し高額なものです。

車の天井は、夏場には目玉焼きが焼けるほどの高温になるので、耐熱性の低いインナーパネル用制振シートは使えません。

余り物大集合ついで、昨年にタイヤハウス静音化に用途外の転用を試みてイマイチだった、エーモン2358 インパクトビーム用制振シートの余りも投入。
https://minkara.carview.co.jp/userid/2472498/car/2004195/8772122/parts.aspx

制振シートは丸ごと貼るよりも、短冊状に切って満遍なく貼った方が効果的だと聞いたので、そのように貼ります。そもそも、買い足した制振シートもそれほど多くありませんしね。あまり天井に貼りまくるのも、ただでさえ純正車高で高めの重心が更に上がりそうな気がしてちょっとなあ……ってところがあります。

車体後方側にはエーモン2360と2361を交互に貼り付け、前方側にはちょっと高価なエーモン2361のみを集中的に使用しました。エーモン2358は天井中央の梁や、フロント付近の厚みのある箇所に貼っておきました。

こんなまばらで効果あるのかな？ とも思ったのですが、半分まで貼ったところで屋根をコンコン叩いてみたところ、音が全然違いました。施工前の箇所はカンカンという音なのに、施工した箇所はゴンゴン！ という重い音がします。

薄い天井をヘラでゴシゴシ擦るのも良くなさそうですし、先人の方々の整備手帳に倣って、ホームセンターで買ってきたローラーを使って圧着しました。

これは便利だったのですが、もっと早くに、床下デッドニングをやった時に買っておけば良かったとも思いました。

天井板の裏には、余り物＋追加購入した分のシンサレートを貼りました。シンサレートはあくまで天井裏の反響を防ぐためのもので、遮音効果自体は薄いという話も聞きますが、重いニードルフェルトを天井裏に詰めるのも心理的圧迫感がありますし（重心が……）、軽いシンサレートを選択しました。

他の方々の整備手帳を見る限り、デイズ/デイズルークスの年式やグレードによっては（？）最初から標準装備でシンサレートが貼られているらしいのですが、私のデイズには何も貼られていませんでした。代車で借りたデイズルークスや後期型の風切り音が小さく聞こえたのもそのせいかな？ とも思ったので、後期型並みに静かになることを期待して詰めます。

あと写真を撮り忘れてましたが、今回初めて外したCピラー上部の内張りの裏にも、ニードルフェルトを貼ったりしました。

作業の途中で愛用のスプレーのりを使い切ってしまったのですが、スプレーのりを使い始めるようになってから余りまくっていた、エーモンのシンサレートに付属している両面テープを贅沢に使って貼りました。

後日、天井を元に戻して作業完了しました。

元々天井板にテープ止めされていて、外すときに困ったリアウインドウウォッシャーのチューブですが、取り付ける時にもテープの選択で迷いました。天井板の裏側は普通のテープが貼れそうにない、ザラザラした粗面なんですよね。

粗面に貼れそうな手持ちのテープを色々試した結果、一番つきが良かったダイソーの面ファスナーの余り物を使いました。
https://minkara.carview.co.jp/userid/2472498/car/2004195/8880081/parts.aspx

天井裏まで手を入れたら、これ以上できることは何もないでしょうし、最後のDIYのつもりで余り物を使い切りました。