日頃の不摂生がたたりまして、私の所にもついに『要精密検査』の赤紙が届きました。
いわゆる『脂肪肝』、期せずして自らの肝臓がフォアグラになってしまってるんですね。
コイツの解消には食生活改善するか運動するとかしかないのですが、これがなかなか・・・。
ダイエットはリバウンドするし、かと言って運動は続かんし、無理矢理ランニングとか続けると心臓痛くなるし(本来心臓自体には神経がないので周辺に痺れや痛みが生じます)、困ったなぁと思った矢先、都会の喧騒から離れ気分転換も兼ねて「ハイキングでもするか」と相成った訳であります。
とりあえずステラを走らせて着いた先が大池平国民休養地。
目指すは石川県初心者登山のメッカ『医王山』。
山道越えて着いて見ると意外や意外、トイレ他施設の完備された医王山ビジターセンターがありましたとさ。
電気も来てるし山の中でも携帯電話が通じる、最悪遭難しても迷惑なハイカーが一人増えますが助けが来そうです。
Tシャツ姿にトレパン・スニーカーを履いて、肩掛けかばんに弁当とお茶、コーヒー、そして折りたたみ傘(←山を舐めてるな)入れて出発しました。
ビジターセンターには親切に説明された地図がありまして、この山がいろいろな所から登れることがわかります。
ここに慣れたら富山方面からも登ってみるか・・・と。
登山の玄関口、大池平へ向かう道は歩きやすいように整備されてます。
そのせいか行き交う人々はお子様連れも多いです。
・・・が、体力のめっきり落ちた私にとっては大池平に向かう最初の2kmも結構キツイです。
途中でケモノ道に入るコースもありましたが、リスク回避で止めときました。
医王山登山の前線基地、大池平に到着しました。
ここで屋根つきで最後のトイレ付き休憩所があります。
あいにくこの日は雨が降り始め、ちょっとヤバイ雰囲気でしたので山頂を目指すのは諦めました。
大池平の案内板です。
白兀山頂へは80分、『医王山』と言う表現は実は総称で、厳密には白兀山頂を目指すことになります。
ハイキング初日のこの日はとりあえず三蛇ヶ滝へ向かいました。
石のゴロゴロ転がった坂を降りること15分(踏み外すと転がり落ちます、絶対)、三蛇ヶ滝へ到着。
意外と滝デカイな・・・(もっとショボイと思ってた)。
三段の滝なので『三蛇』なんだそーな(何故蛇?)。
暑い日だったので服脱いで滝修行でもしようと思いもしたけど、帰りの体力温存のため止めときました(本当情けない)。
この日は滝観て大池平で弁当食って帰りました(次の日は筋肉痛で死んだ)。
2回目は三色泉を観に行きました。
大池平の池みたいな所を回りながら途中で下に降りてくとありました湧き水があちこち湧いてます。
木の間から入ってくる陽光によって泉の色や景色が変わるようです。
時間変えて3回は来いってことだろうか。
途中足滑らすと落ちて来そうな所ですけど・・・。
この日は調子に乗って急斜面を降りてしまい、そこから戻る所で体力が限界点に・・・(具体的には地蔵峠へ登り、『タルマの水』とか言う所を観に行って戻れなくなったと)。
1km足らずの斜面を5回休憩して何とか登り、地蔵峠に戻ってベンチで寝てからフラフラと帰った。
結局、山頂へ登れたのは3回目でして、この日もその手前の『原石山』を登って地蔵峠から『覗』と呼ばれる場所まで行き、『山頂まで30分』とか書かれた看板に気をよくして登ったらシンドイの何のって大自然における自分の無力を悟りながら何とか登頂に成功しました。
帰りは「別のルートを・・・」とよせばイイのに別の道を歩き、誤って難道のため「初心者は入らないで」と注意書きにあった『ナカオ新道』へ迷い込み、またもや遭難寸前。
途中で休憩すること10回くらい、5回くらい滑ってコケて腰打ってボロボロ状態で帰りました(こんなんばっか)。
まぁ、こう語って来ますと「何しに往ったんだ?貴様は」みたいに思えますが、愉しいことも多かったです。
文明的なものは一切ない世界を満喫、ストレスは解消されました。
あと、山の中で食うものは何でも美味いです。
加えて意外なモノに出遭えます。
先ずはトカゲさん、食糧事情がよいのか家の近くで見るよかデカイです。
次にアナグマ、最初1匹だったんですが、2匹目も顔を出してきました。
意外と人馴れしてるのか、逃げるそぶりを見せません(そこをパチリと撮りました)。
ウチでネコ飼ってることもあるせいか、雰囲気はそっくりです。
あんましガン見しないことがコツですかね。
最後は巨大キャラ・・・とまでは行きませんが、結構デカイ。
カモシカっても少し小さいと思ってたんですが、これは見事・・・だな。
この付近はクマの出没もあるそうですが、幸い遭遇しませんでした(本当に遭ったら大ピンチ間違いなしですけど・・・)。
一連の『ハイキングで健康を回復させよう作戦』は1回登るごとに体力がついてきますし、体重も減ってその効果を実感できているので、寒くなるまでもうしばらくは続けようと思っております。
車整備するのも体力要りますからね。
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2017/09/18 02:55:17