私的空気力学の変遷 その4
目的 |
チューニング・カスタム |
作業 |
DIY |
難易度 |
初級 |
作業時間 |
3時間以内 |
1
今回で4回目になりますステラの空力特性改善計画ですが、かなり視点を変えることにしました。
これまでは外装にぺたぺたとボルテックスジェネレーターを増やす毎日でしたが、さすがに「やってます感(やらかしてます?)」がハンパない。
自身『フツーに見えて何かやってるような・・・』くらいの見栄えにしようと思っていたので矛盾してきた。
それで今回の車検でボルテックスジェネレータの類は ほぼほぼ外しました。
代りに着けたのは図にあります車体下の装備。
「白鳥は一見優雅に見えて、水面下は結構もがいてますよ」的なやり方です。
※図の茶色部分はサイドミラーとリアガラス部に残したボルテックスジェネレーターになります(他車でもよく見かける場所なので、最低限横揺れ防止です)
2
フロントから施工説明を行っていきます(写真囲い部分は作業工程1の図の色に反映しています)。
その前に今回施工した空力装置は全てこの光モールの樹脂アングル(20×20mm)で作成しました。
目立たないようにブラック塗装して静電気放出用にアルミテープを貼り付けております。
3
先ずはフロントバンパー下の真ん中にフロントアンダースポイラーを取付け(写真青囲い部分)。
この施工例は実際、ホンダNワゴンで使用されているので実用性は推して知るべしです。
車体下に入る空気を抑制して車体前部分にダウンフォースを生じさせることでローダウンと同じような効果になるかと思われます。
雪国に住んでて車体下げる訳にもいかんですから・・・。
左右の赤丸部分は最近のエコカーにありがちなエアスパッツ(ストレーキ)です。
1回空気抵抗を感じたので没にしたのですが、タイヤ前に施工してタイヤハウス内の乱流を整理していたボルテックスジェネレーターの代わりとして再使用に踏み切りました。
4
車体中部分両側にグランエフェクターの真似事をして取り付けてみました(見えにくいですがオレンジ囲い部分)。
直進安定性に効果アリとのことですが、フロントタイヤから出てくる空気の掻き出しも若干意図しております。
5
リアタイヤにもエアスパッツを装備しました(赤丸部分)。
タイヤはクルマの外装の中でも空気抵抗が大きい部分になりますので(地面に接してますからね)、60km/h以降の高速走行時の効果が大きいと思います。
タイヤハウス内の乱流を処理すると軽い乗り味になる感じがしますね。
6
車体バンパー後部から見た写真ですが、青囲い部分にリアアンダースポイラーチックに抵抗を取り付けてあります。
写真や図には表記しませんでしたが、車体左右の空洞スペースの終端(リアタイヤ真横付近)に空気が中央に寄るようにストレーキを配置しており、集まった空気を真ん中でドカンと下に落として渦を作り、ダウンフォースと後ろからの空気の押し込みに使用できるよう施工した・・・つもりです。
7
以上になりますが、テスト施工からテスト走行、実用施工にしたインプレはボルテックスジェネレーターと互角かそれ以上の出来映えです。
確実に前後でダウンフォースを稼いでいるので、エンジンから発せられるパワーがタイヤを通じてかなり効率的に反映しているのが感じられます。
以前のボルテックスジェネレーターでは『いかにに空気抵抗と調和して走れるか』を主題に置いてましたが、今回は『いかにクルマのポテンシャルを走行に生かせるか』に変更した感があります。
ステラのロングストローク化したENエンジンとシャシーの力強さのメリットを生かす意味ではダウンフォースを稼ぎ出す方が本来の方向性なのかもしれません。
その実、コーナーワーク時もタイヤが鳴くケースが格段に減りました。
個人的には空気と調和してフワッと浮いて走行してる天真爛漫な感じのステラが好きだったんですが、地に足着いた落ち着きのある走行のステラもよいのかなと思うようになっている自分もいたります。
今の状態は少し大人になった感があります。
・・・が、ぶっ飛び過ぎてブレーキが追いつかなくなってる感もあるので、そろそろブレーキ関係もテコい入れが必要なのかもとも思ったり(嬉しい悲鳴?)。
秋に入りましたが、ホント走ってて愉しい季節です。
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