シャランといえば、チャイルドシートがISOFIXで5つ、シートベルトなら助手席のエアバッグを無効化して6つ付けられるのが特徴ですよね。
その安全性と自由度の高さからシャランを選んだのですが、イマイチ新生児用のチャイルドシートの情報が少ないため、このたび人柱になりました。画像が多く、パーツレビューでは到底収まらないため、ブログにて申し訳ないのですが…
説明書、営業A氏から聞いた話などを総合して考察しているため、長文になります。ご容赦下さい。また、参考にされる場合は自己責任でお願いしますm(_ _)m
【総評】★★★☆☆
期待したほどではないが、悪くもない。不満も含めタラタラ書いてるが、慣れれば問題ないと思う。
正規品とはいえ、準汎用である。適合すれば他製品でも良いと思うので、純正の安心感が欲しい人以外にはオススメしない。
2列目シューズボックスとサポートレッグの干渉には議論の余地あり。
ユーザーの適応力を試されるお品のひとつ。
【満足している点】
純正、それだけで安心感がなんとなくある。
ISOFIX対応で、同スペックの他製品に比べても割高感はあまりない。
シートベルトが案外柔らかい。顔まわりのクッションが薄いため、赤子がしゃぶりにくい。
回転はできないが、座面が高いせいかスライドドアのお陰か乗せおろしは楽。身長170cm、ガラスの腰の自分には良さそうだ。
新生児対応にしては目測135度のアップライトな座面なのに赤子の居心地は良さそう。
チャイルドシート自体、幅が狭めにできているので、隣に大人が座っても圧迫感なく寛げる。
レオタード様生地の黒い日除けがついてる。固いが角度調節は可能。下記画像は最大に展開したとき。白内障対策には充分。
取説によると、2年保証がついている。
親切なディーラーで買うと、チャイルドシートの固定を手伝ってくれる(営業A氏に感謝!)。
【不満な点、注意を要する点】
取説はベース部分のみ、しかも日本語なし。数冊に分かれており、読めそうな英語だけ拾い読みせざるを得ない。ヒントとして車両本体の取説(日本語)を活用。
車シート側のISOFIXに被せるカバーの装着が中々難しい(下記画像K)。革シートのスリットをこじ開けて直方体のフレームを押し込む。
(G1の説明書より借用)
そのフレームの真ん中の空洞部分からチャイルドシート側のバーを差し込み、サポートレッグを床に接地させ、上部分座面をベースにカチッと嵌め込み、めでたく完成なのだが…
当然、サポートレッグが物入れのヘリの上に来ている。
取説によると、シャラン2列目左右でサポートレッグを使用する場合は安全上、物入れの中に純正の詰め物を入れる必要があるとのこと。他の選択肢としては、物入れのフタを外して更に奥底にレッグを伸ばすというものもあるが、角度的に困難。
営業A氏がメーカーに問い合わせたところ、その詰め物は日本では取扱なし、メーカー的にはチャイルドシートは日本仕様なので無くても問題ないとのこと(←ダウト!せめて取説に日本語で明記してから言ってくれ笑)。
volkswagen.ukで17£で売られているが、見るからに発泡スチロール。
現状では相応の何かを詰め込む必要がありそう。これはDIYフラグ!?
2015.12.31追記:VW maniacsさんで取り扱いありました。お値段3千円程度でした。今のところ購入はせず古本を詰めてます。
ベルトは左右のオス金具を合わせてメスに差し込むお馴染みの構造だが、日本製特有の赤緑のインジケーターがないため、慣れないうちは音と感触を頼りに何度か差し込む必要あり。一発では中々ハマらない。
サポートレッグが鈍角に張り出しているため、足元が狭くなり大人の通り抜けは困難。年少の子はジャングルジム感覚で通過できていた。
座面は前向きに固定できない。体重に関係なく、自我が芽生える頃にはG1に移行する必要あるかも?
当然チャイルドシートを装着した席からは3列目にアクセスできない。2列目両サイドにチャイルドシートを乗せた日には…リヤゲートから靴を脱いで3列目へ「エクストリーム乗車」!爆
ここまでお読みいただきありがとうございます。
長文にて失礼しましたm(_ _)m
Posted at 2015/09/30 11:45:51 | |
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