トレーリングアームブッシュ交換②・アライメント調整⑨

リアの足をより動かすために、トレーリングアームブッシュを交換しました。画像は交換前の無限の強化ゴムブッシュです。
ここのブッシュは、ノーマル車高に合わせた角度でブッシュを圧入していました。ノーマルから2cmほど車高を下げた位なら気になりませんでしたが、4cmほど車高を下げると、ブッシュがよじれアームの突っ張りを強く感じるようになりました。

新しく使用するブッシュは「エムワークス トレーリングアームピロボールブッシュ」です。ステンレスシャフト仕様を購入しました。
ピロの耐久性、耐久性の高い材質、重量、トー調整ができるものを探したら、このブッシュにたどり着きました。信頼性の高いNMBピロ、耐久性のあるジュラルミンボディとステンシャフト、ナット、重量を抑えた造り、材質がポイントです。ちなみに、高くなりますが軽量なチタンシャフト仕様というものもあります。

ボルト穴に切削屑があったので、取り付ける前に分解して清掃しました。このぐらい清掃しておいてほしかったです。
分解していて思ったのが、精度が高くできていると思いました。各部品の取り付けクリアランスがとても少なく、ピッタリと収まります。それだけに、ちょっとでも斜めっていると収まらなくて、組み付けに少してこずりました。よく動き、負担がかかる部分なので、これぐらいの精度が必要なのかもしれません。

交換後のトレーリングアームピロボールブッシュです。ねじ山にかすかに見える茶色いものは、スレッドコンパウンドです。ロックナットがなく、スレッドコンパウンドがついているので、いつか緩むのではないかと少し不安です。
交換作業は、モンスター東名横浜店に依頼しました。パーツ持ち込みで作業を依頼すると、工賃が高くなるのですが、作業工賃は16,800円と思っていたほど高くなりませんでした。

外した無限の強化ゴムトレーリングアームブッシュと、無限の強化ゴムを圧入したコンペンセーターアームです。
前々からシーソーのようなトレーリングアーム構造が気に入らなかったので、コンペンセーターアームが外せてすっきりしました。

ブッシュ交換前のアライメントデータです。今回の作業前に、ダンパー交換して車高を下げ、リアアッパーアームを調整式にしてキャンバーを変えたので、数値にばらつきが出ていました。
車高を下げたので前後トーはアウト気味になっていました。適当に調整したリアキャンバーは、まずまずの数値になっていました。

ブッシュ交換し、調整後のアライメントデータです。ピロブッシュを使い始め、リアキャンバーを起こし始めた最初の状態なので、リアトー、リアキャンバーは控え目にしてみました。今後はもっとトーイン側にし、キャンバーをポジ方向につけてみる予定です。
なお、アライメント調整費用は8,400円でした。ブッシュ交換と同時作業だったので、アライメント単品で頼むより安くなっていました。